@jai_an の『就職活動への檄』 + @Penangalの『就職活動の隙』

前半は芦田宏直氏による。 後半はpenangalによる。 内容はタイトルまま。 [memo]2010/09/07 最初は前半だけだったんだけど、同じようなまとめがあるぽいので別解考えてみた 続きを読む
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芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(1)】就職は、「自分の夢」「将来の夢」「自己実現」「能力の開花」に関わっているだけではない。自分自身が新たに築く家庭の家計の支えになることにも繋がっている。

2010-09-07 12:57:17
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(2)】「夢」を実現しても生活ができなければ意味がない。特に最近は、共稼ぎをしても世帯年間収入が600万円を超えない家庭が多い。子供を妊娠・出産しなければならない女性が働くことを前提にしてもその程度の年収ということを真剣に考えている学生が少なすぎる。

2010-09-07 12:59:50
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(3)】そもそも就職は「夢」を実現することではない。まずは自分を会社に買ってもらうわけだから、〈夢〉を語る前に、自分に何ができるのかをはっきりさせねばならない。しかもその「できる」は、自分が食べられるだけではなく、人(家族、特には自分の子供)も食べさせる能力...

2010-09-07 13:03:40
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(4)】つまり〈就職〉とは、まだ見ぬ他人を納得させる能力を開花させる場所であるわけだ。これまでは、試験勉強が中心で担当教員を(カンニングをしてでも)納得させればそれで済んだが、就職試験はそうはいかない。別の難しさがある。

2010-09-07 13:06:09
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(5)】試験官は、背後にいる何億もの顧客を想定してあなたの前に立っている。また、数十年後会社のリーダーになって何百人、何千人、何万人ものリーダーになれるかどうか、多くの社員に尊敬される人間になれるかどうかを見ている。その点をあなた達は忘れがちだ。

2010-09-07 13:09:09
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(6)】だから、あなた達は就職ノウハウ本に頼る。ノウハウ本で就職できるような会社は直ぐつぶれる会社。何もできない、何も勉強してないバカな自分を入社させてくれる会社は、それ自体がバカな会社だ。なぜ冷静にそう考えられないのか。

2010-09-07 13:11:00
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(7)】背後に多数の顧客、多数の社員を有している会社は、ノウハウではなくて、あなたの根性(別名:コンピテンシー)を見ている。根性だけが、他人を動かすことができる。根性だけが未来を切り開くことができる。根性だけが世界を動かすことができる。

2010-09-07 13:14:45
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(8)】しかし〈根性〉は、努力主義ではない。それは〈素性〉と言われているものに近い。親子関係も地域も学校もあなたの〈根性〉を培ってきた。その根性をもって、あなたは世の中に飛び立とうとしている。

2010-09-07 13:17:17
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(9)】そんなあなたの根性は何か。根性には表情がある。それは性格のプラマイを相殺した絶対値のようなものだ。性格なんてどうでもいい。長所は短所、短所は長所だから。そうではなくて、何が自分と他人とが違うところなのかということだ。二十歳を超えた人間が初めて問える問いだ。

2010-09-07 13:20:41
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(10)】〈根性〉は、どんな人間にも備わっている。親との関係、地域との関係、友人との関係、学校との関係、趣味やアルバイトの経験などなど、自分が20年以上も生きてきて、(無意識にも)形成されてきたものを今こそ冷静に掘り尽くすことだ。そここそを面接官は見ている。

2010-09-07 13:25:22
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(11)】大概、「自分の個性」「自分の特長」などと思ってるものは、個性でも何でもない。情報社会に生きるあなたたちの「個性」や「特長」ほどくだらないものはない。面接官がそれらの個性について2,3つ質問するともう何も言うことがなくなるほどの薄っぺらな個性に過ぎない。

2010-09-07 13:28:26
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(12)】大概の「個性」は月並みなものに過ぎない。「適性にあった就職を」とバカなキャリアカウンセラーは言うけれど、そんな「適性」など存在しない。社会とは、自分が〈変化〉できる場所。だから楽しい。そんな楽しい場所に、薄っぺらな個性や適性を持ち出しても意味がない。

2010-09-07 13:35:31
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(13)】あなたたちのこれまでの勉強は、〈努力〉すれば先が見えるという性格のものだった。つまり累積がものを言う世界だった。でも、実社会は、累積では仕事ができない。予習や復習が効かないのが実社会というもの。いつも変化を迫られている。だから〈努力〉では就職はできない。

2010-09-07 13:38:29
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(14)】私の言う〈根性〉とは、そんな変化に耐えうる能力のことだ。些細であるとはいえ、あなたたちの20年以上の経験の中にも、親が亡くなる、身体を悪くする、友だち大げんかする、親に大きな嘘がばれたなどなどの変化があったに違いない。そのときあなたはどうした?

2010-09-07 13:41:59
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(15)】そんな〈変化〉に見舞われたとき、あなた方のストックは、ほとんど役立たずで絶望に見舞われたに違いない。自己嫌悪にも陥ったに違いない。そのとき、何がその〈変化〉を支えたのか。それが、私の言う〈根性〉。

2010-09-07 13:45:56
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(16)】大概の日本の若者は、こういった変化を受験勉強で経験している。受検勉強は、累積型の努力主義だが、年に1回の試験で合否が決まるという集約性が、大きな〈変化〉の体験になっている。成熟した日本の学生の〈根性〉形成は、実生活の変化よりは、〈大学受検〉なのである。

2010-09-07 13:49:29
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(17)】学歴偏差値の序列は、無体験な日本の学生を徹底的に孤独に追い詰めることによって〈根性〉形成に寄与している。〈根性〉に偏差値は相関している。「学歴は問わないが、ふたを開けてみれば名門大学だった」というのはその意味でのことだ。

2010-09-07 13:54:06
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(18)】情報社会に包囲されている若者ではあるが、大学受験の一回性は、この情報社会での唯一の身体性。その身体性の根性を企業は見ている。だから、高学歴と一流企業就職とは一致している。

2010-09-07 13:56:53
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(19)】さて、たまたま高偏差値・高学歴でもないあなたはどうすればいいのか。重要なことは、しかし高偏差値・高学歴自体ではなく、それに伴う〈根性〉なのだ。あなたの根性をどこで見出すのか、それが就職活動の鍵を握っている。受験勉強の代わりに根性探しをしなくてはならない。

2010-09-07 14:02:14
芦田宏直 @jai_an

【就職活動への激(20:とりあえず一段落終わり)】さて、従って、就職活動とは、面接官を通過することではなくて、自分の根性を見出すことです。根性とは一言で言えば、自分の子供を食わせる能力のことです。バカほど「自分の夢」を語りたがります。しかし能力とは他人を養う力のことを言うのです。

2010-09-07 14:07:35
ペナンガル @Penangal

どうぞどうぞと言われたのでまとめたが、既にまとまっていたか

2010-09-07 14:21:18
ペナンガル @Penangal

@sophizm まずったな… 消してもいいけど favってくれてる人もいるので 残すか あるいは 自分のtweetを添えて付加価値モドキを出すか

2010-09-07 14:22:50
ペナンガル @Penangal

【就職活動の檄の裏側】とか書くか 

2010-09-07 14:24:06
ペナンガル @Penangal

【就職活動の隙(1)】学生は就職活動において「自分の夢」「自己実現」にウェイトを置きがちである。頑張っても今までのように家計を支えることは出来ない、金銭は我慢してせめて自己実現、という考え方なのかもしれない。

2010-09-07 14:44:47