キリスト教の誕生と広まりについてメモ
- takamiring
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古代ローマに心ひかれる人は、キリスト教が従来の価値観にとって代わるのをすごく窮屈な暗いものという風に言う人もいるけれども、そうではない…というか、いいか悪いかっていう問題でもないよな…。
2013-04-03 23:06:17キリスト教登場前のローマ世界で支配的だった考えといえば、かなりハードな運命論だったわけですよね。すべては運命で、それを変えることはできないという考え。キリスト教がぶち壊したのは、実はこの考えなんじゃないかと…。
2013-04-03 23:17:17運命は変えられない→信じれば救われるっていう発想の転換。そう考えると、キリスト教が最初に広まったのが貧困層の人や奴隷の間だったのも分からなくもないんだなー。将来いいことが待ってる運命ならいいけど、飢えて死ぬ運命とか一生奴隷の運命とかしかないなら、逃れられるなら逃れたいもの。
2013-04-03 23:25:54@takamiring それまでの一神教が、神に選ばれたという選民思想だったのに、普遍的な一神教って、とても凄い発見です。ゴッドの下では人類皆平等って、かなり思いきった考えですよね
2013-04-03 23:06:25@ootakashi もともとの選民思想が万人を相手にした思想になったのは、ヘレニズム文化の影響もあるんですかねえ。キリスト教って、いろんな文化の流れが流れ込んでるのでとても不思議ですよね。
2013-04-03 23:21:21@takamiring なんで、キリストが、万人に広げようと考えたのかは、まさに謎です。 キリスト死後も、同じキリストの弟子でも、布教をしないエルサレム教会派と、布教していくアンティオキア教会派に別れてますし、ユダヤ戦争の結果、外に出ていたアンティオキア派が生き残った形です
2013-04-03 23:25:43@takamiring ユダヤ教からすれば、信じるものは救われるって考えが異端なんですよね。ユダヤ教は、行動の実践を求めてます。が、イエスをキリストと信じるものは、原罪から逃れ永遠の命を求められるというのがキリスト教。目標は同じでも実践の部分を減らしたってのは、かなりの発想転換
2013-04-03 23:34:12@ootakashi ああ、確かにユダヤ教の教えって律法というくらいですから、宗教というよりは共同体の法律的な感じのイメージがあります…。実践の部分が減ったから広まるきっかけになったのですかねえ。
2013-04-03 23:37:57@takamiring 例えば、ユダヤ教で聖典読めないユダヤ教徒はいませんが、ラテン語で書かれた聖書を読めないキリスト教徒はたくさんいます。読み書きできない人にも広げるって意味で、信じればいいよってのが、いかに大きかったかと思います。
2013-04-03 23:46:26@centurio_P すいません、私の勝手な感想なもんで、根拠はないのです。初期以降だと、もっと自由な選択肢が増えてそういう決められた道を進む人ばかりではなくなってきたんでしょうかね。
2013-04-03 23:29:34@centurio_P なるほどなるほど…参考になります。ありがとうございます。後期になると社会が不安定になったこともあって、下層の人以外でも生き方に希望を見出せない人が増えたのも、爆発的に広まった要因といえますかねえ?
2013-04-03 23:44:27@centurio_P ふむ、既得権益ですか…。キリスト教側に居れば既得権益が得られるっていうところまで発展する途中のところがどうも理解できていなくて…。最初は迫害されていたのに、どうしてなんでしょう?(すいません!)
2013-04-03 23:54:09@centurio_P ほうほう…ローマにはもともとクリエンテラ関係のような仕組みがありましたが、それがキリスト教の枠組みの中に徐々に取り込まれていったイメージなんでしょうか。
2013-04-04 00:04:38@centurio_P お主も悪よのう…www 持ちつ持たれつだったんですね。何となくイメージできてきました。色々と詳しく教えて下さってありがとうございました!
2013-04-04 00:13:53