同性婚についての米国最高裁の法律上の論点

エミコヤマ @emigrl

報道みてもブログみても、同性婚についての米国最高裁の法律上の論点が分かってない人が多い... 連邦「結婚防衛法」の裁判と、カリフォルニア州の「同性婚禁止」の裁判とでは、ポイントがまったく逆なのに。

エミコヤマ @emigrl

前提として、米国では結婚の要件は州政府が決めるもの。連邦政府は州政府が認めた結婚をそのまま認めるだけ。だったのだけれど、結婚防衛法によって、州政府が認めたとしても連邦政府は同性婚を連邦法上の結婚とみなさないことになっている。

エミコヤマ @emigrl

つまり、州の決定に対して連邦政府が口を出しすぎているんじゃないか、というのが、結婚防衛法をめぐる論点。

エミコヤマ @emigrl

それに対して、もうひとつの裁判では、カリフォルニア州が州として同性婚を認めないことに決めた件が、連邦の憲法に違反しているんじゃないか、という論点。つまり、連邦政府は州政府の決定にもっと口を出せという話。