司法試験対策としての条文素読について

条文素読の方法等について、先生方がツイートされているのをまとめました。
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弁護士 大山定伸 @oyamalaw

以前も言ったと思うのですが,私がLS時代の勉強で最も後悔しているのは「条文素読を1年のときからやるべきだった」ということです。条数を覚える必要はありませんが,素読は効果があります。1年のうちからやるべきでしょう。

2013-04-06 22:42:06
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

素読のときは,色分けして線を引きます。私は「塗り絵」と呼んでいました。塗り絵をすると要件,効果を意識できます。それと「やった気になる」という大きな効果があります。条文素読は無味乾燥なので,やった気になることも重要なのです。

2013-04-06 22:50:12
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

素読のときは,色分けして線を引きます。私は「塗り絵」と呼んでいました。塗り絵をすると要件,効果を意識できます。それと「やった気になる」という大きな効果があります。条文素読は無味乾燥なので,やった気になることも重要なのです。

2013-04-06 22:50:12
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

条文塗り絵に一番適した六法は「PDF六法」です。TKCにLSが参加している場合,「六法全書電子版」みたいなのがあると思います。これを印刷して塗り絵します。仕様で去年の条文ですが,大変革がない限り,問題ありません。

2013-04-06 22:52:28
ひでや @teteya10

@oyamalaw 突然のリプライ失礼致します。都内LS3年生です。条文の塗り絵を試してみたところ(積極要件は赤ペン、消極要件は青ペン、効果を黄色マーカー)見慣れないためかごちゃごちゃしてしまい見にくく感じました。パッと見てわかるようになるには慣れるしかないでしょうか。

2013-04-06 23:30:23
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@teteya10 まず,見にくいのであれば,「やめる」というのも手です。赤だけ,黄色だけで塗っていくのもいいでしょうし,塗らないという方法もあるでしょう。塗り絵をしても,パッと見て分かるようにはならないと思います。塗り絵をすることで,中身を理解するという方法論です。

2013-04-06 23:43:52
ひでや @teteya10

@oyamalaw 丁寧なリプライありがとうございます。要件効果を意識するための方法論であって、後々見直す時のための方法ではないということですね。要件効果を意識する素読を心掛けて頑張ってみます。ありがとうございました。

2013-04-06 23:48:44
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

@teteya10 ご指摘のとおりです。線を引くことが重要で,引いた線には価値がないという理論です。もったいないですが(笑)。参考になれば幸いです。

2013-04-07 00:00:23
弁護士 大山定伸 @oyamalaw

これは頻繁に言っているので,繰り返しになりますが,この世に存在する「勉強法」はすべて正しく,問題は「運用」です。ですから,自分に合わないと思ったら,その勉強法を捨てて,別の勉強法にしてください。「絶対正しい勉強法」というのはありません。しかし「自分に合った勉強法」はあります。

2013-04-06 23:58:36
DJあすか @kiwi250r

条文素読と言っても文字通り条文をただ読んでいるだけじゃだめ。

2013-04-06 23:24:23
DJあすか @kiwi250r

読んだだけでその条文が具体的にどんな場面で用いられるのかイメージでき、当該文言から論点にある程度結びつけられるのであればそれでいいと思いますがなかなか難しいでしょう。

2013-04-06 23:35:52
DJあすか @kiwi250r

条文文言から日本語としては当該条文の意味がなんとなくわかった気がしても実際の事案に当該条文を用いようとするとなかなか結びつけられなかったりする。 これは条文を抽象的にしか理解できていないから。条文を読むだけではこの抽象的理解にとどまりがち。

2013-04-06 23:42:57
DJあすか @kiwi250r

実務であればその都度調べればなんとかなる。でも試験では短答、論文いずれにおいても生の具体的事実に対して適用が問題となる条文を自分の判断で引き出してこなければならない。 少しでも適用条文の判断の迷いをなくし、正確に条文を引き出せる能力を鍛えておく必要がある。

2013-04-06 23:49:51
DJあすか @kiwi250r

そのためには地道に何度も反復継続しながら条文に触れていくしかない。条文素読はこの勉強プロセスにおけるイロハのイにすぎないのであって普段の勉強と効果的に結びつけていかないとそれ単独では効果は薄い。

2013-04-06 23:57:35
DJあすか @kiwi250r

条文素読は短答成績を短期間で上昇させるための直前期のお手軽勉強法ではない。 初学のうちから合格するまで何度も何度も繰り返し行っていくもの。

2013-04-06 23:59:22
DJあすか @kiwi250r

条文の読み方として工夫の仕方は人それぞれですが一例として私がゼミで推奨している方法を。 ①各条文について具体的な適用場面を身近な例をあげて説明できるようにする。その説明の中で要件、効果、立法趣旨にも触れること。

2013-04-07 00:05:10
DJあすか @kiwi250r

②判例、論点がある条文については当該条文文言からなぜそのような争いが生じ、かつ判例はどうしてそのような結論をとっているのか論理的な理由付と実質的理由付を説明できるようにする。 (判例がとらなかった側の論拠についても余裕があればフォロー)

2013-04-07 00:09:08
DJあすか @kiwi250r

③条文の要件効果がわからなければ基本書を具体的な適用場面がわからなければ判例集を適宜参照。 ④判例や基本書と同一文言の使用は必須ではないが自分の言葉で淀みなく説明できるようにする。(法律相談で一般の人にわかりやすく噛み砕いて説明するイメージ。)

2013-04-07 00:15:02
DJあすか @kiwi250r

⑤ゼミでは実際に説明をさせ、私は法律を知らない素人になりきって説明がわかりにくいところを徹底的に突っ込みます。※この役目はゼミ生同士でも可。

2013-04-07 00:17:57
DJあすか @kiwi250r

以上です。この方法の狙いは①短答、論文いずれでも使いこなせるレベルの知識の取得、②単調な記憶作業にとどめない、③実務でも活きる能力の養成です。 時間はかかるし主流なやり方ではないので人を選ぶとは思いますが、答練中心のゼミ等にマンネリを感じている方は試されてみてもいいかと思います。

2013-04-07 00:29:43
DJあすか @kiwi250r

条文は条文の字面をただ眺めるのではなく、その条文の意味をじっくり顎が疲れるくらい噛み締めながら読み込んでください。

2013-04-07 10:50:25
小倉秀夫 @Hideo_Ogura

基本書を通読していない段階での条文素読は勧めないけど。RT @kiwi250r: 条文素読は短答成績を短期間で上昇させるための直前期のお手軽勉強法ではない。 初学のうちから合格するまで何度も何度も繰り返し行っていくもの。

2013-04-07 10:54:40
DJあすか @kiwi250r

基本書参照なしの条文素読は余程の天才でない限りあり得ないですね。RT@Hideo_Ogura 基本書を通読していない段階での条文素読は勧めないけど。RT @kiwi250r: 条文素読は短答成績を短期間で上昇させるための直前期のお手軽勉強法ではない。 初学のうちから合格するまで

2013-04-07 11:01:32
モトケン @motoken_tw

条文素読と言ったって、短答試験では六法持込み不可なんだから、条文を覚えてなきゃ効果半減。正確に覚えることがお手軽勉強法でないことは、本気でやってみればすぐに嫌という程分かる。

2013-04-07 11:02:39