政府「クールジャパン推進会議」（第２回2013/04/03）での秋元康議員の発言「クリエーター」は業界用語だったかもしれない件

江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

秋元議員：みなさんのお話、まさにその通りだなと。今こそ日本のクリエーターが立ち上がるべき、たとえばお酒の話、大使館等が今までの延長でやってもダメで、日本の優秀なクリエーターが、、これ重要なんですが『ノー・ギャラ』でやるチームを作って取り組む、日本のために。。

江口秀治 Hideharu Eguchi @hideharus

秋元議員：日本酒、温度、ぬるかん、が大事、これを日本の優秀なクリエーターに一枚書いてくれと総理大臣から頼んでやってもらう、役所がやるとギャラが払えないとかになるが。。。俳優や歌手も手伝ってくれるかもしれない。

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

やっとオレも気がついたんだけど、皆さん「クリエイターはタダ働きすべし」という言葉の真意を誤解しているよ。というかアキモトだのイワサキだのという放送作家くずれの人が使う「クリエイター」という言葉の定義が誤解されているんだよ。放送作家が言う「クリエイター」というのは「職人」と翻訳する

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

べき。職人。つまりハガキ職人。報酬なんか出なくても、いくらでも好きでタダで何かを書いては送ってくるような投稿者。自分の書いたものが番組本に収録されても、印税を要求するどころか、自腹で何冊も購入して周囲に配ったりしてくれるような、有難い有難いお客さま。そういう人のことを「クリエイタ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

ー」と呼んでいたんだよ。放送作家業界の符牒だったんだよ。そういう人ならタダでもいいし、喜んでタダ働きして、採用されるだけで嬉しいと言ってくれる。それを想定していた、というのが、まず前提ね。ただ、いくらハガキ職人だって、放送作家にカリスマを感じてタダで投稿してくれるわけじゃないです

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

よね。作家がついているＤＪ、パーソナリティー、スタアさんが好きだから、そのスタアに読んでもらいたくてタダで書いているわけですよね。そこを間違えていたんだよ今回のアキモトたちは。たとえば「たけしさん」みたいなスタアがいなくて、作家しかいないところへ投稿してくるハガキ職人は、さすがに

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

いませんやね。イワサキのほうだったかな、たしか「甲本ヒロトさんはクリエイターです」と言ってたんだっけ？ それでオレも分かった。あのね、ヒロトというのはね、山本正之の弟子みたいなもんじゃないですか。山本正之が大好きで、手紙も出したし、直接出入りしていたりして、まあ、すごく熱心なファ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

ンというか、まあ、弟子みたいなもんだ。あのねのね事務所に出入りしていたこともあるんだっけ。あのねのねの弟子だったりもしていたらしい、正確なことはオレも知らないけど。オレは同じ歳だから分かるんだけど1978年、高１の年にね、あのねのね事務所は「全国オーディションツアー」というものを

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

始めて、コンサートツアーで全国を廻りつつ、その行く先々で新人をスカウトしてオーディションしていたんですね。つまり弟子を一斉に、大量に増やしていた。そういうところから入ってきたのが、たとえばブラザーコーンだったり所モドキだったり。オレは行こうかなと思いながら、まあ、結局オーディショ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

ンには行かなかったんだけど、ヒロトは行ったのだろう。たぶん岡山で。それで事務所に出入りしたりするようなことにもなったのだろう。山本正之のところへも行っていたのだろう。つまり弟子。いろんな人の弟子。弟子体質。弟子であれば、師匠が作詞したり作曲したりしている最中に、手伝うこともあるだ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

ろう。大いに口を挟んで、結果的に合作みたいなことになることもあるだろう。そのうち師匠の代わりに、まるまる自分で１曲作って、それが師匠の名前で発表されるような、そういうことだって無かったとは言えないだろう。そして、それらは全部、タダ働きだろう。メシ奢られたり小遣いもらったりはしてい

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

たとしても。そういうタダ働きが平気な、弟子体質の人、それが「クリエイター」。いいですか、イワサキ氏はアキモト氏の弟子ですよね。アキモト氏だって、奥山センセイの弟子ですよね。放送作家の弟子というのも、師匠が担当している番組のネタ出しを下請け・孫請けでタダでやらされて、結果的に合作み

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

たいなことになっても基本はタダで、師匠が名前だけ出してる番組で実質まるまる書いてもタダ、金が出る場合もあるだろうけどメシ小遣いで誤魔化されたりもあって、とにかく喜んでタダ働きすることに抵抗がない生活。そういう人のことを言っていたんじゃないですかね「クリエイター」というのは。弟子が

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

集まってさ、自分らの境遇を話しあったりする場合にさ、「オレたち弟子は…」とは言わないと思うんですよね。関西弁で「弟子っコ」とも言わないよ。たぶん、下請け孫請けのネタ出し要員の皆さんだって「オレたちクリエイターはさ…」と言っているはずなんですよ。そういう意味の「クリエイター」。だか

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

らタダ働きが当たり前。そういうことなんですよ、おそらく。アキモト氏イワサキ氏は、絶対に外部には通じない業界内部の符牒を使っていたんですよ。そのため全員に誤解された。これ、オレだから翻訳できたけど、他に真の意味が分かっていた人なんていませんよ。いっこないよ。イワサキ氏が「真のクリエ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

イター」「真のクリエイター」と何度も繰り返していたのも、この自分たち弟子っコ放送作家くずれが使っている通りの意味で「クリエイター」という定義を受け留めている人がいないから、歯がゆかったんでしょうね。みんなが怒っている意味での「クリエイター」という定義があることも分かるけど、それは

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

語義の【二】か【三】だろうと。普通さー、クリエイターって言ったら昔のオレたちみたいな放送作家の弟子とか、ヒロトみたいなミュージシャンの弟子とか、ハガキ職人とか、漫画家のアシスタントとか、カメラマンの荷物持ちとか、そういう人のことを言うに決まってるじゃんね。そういう「真のクリエイタ

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

ー」を、こんなにオレたちは応援しているのに。タダで作品を採用してあげて嬉しがらせてあげようとしているのに、どうして分からないかな。どうして怒るかな。イワサキ氏はヒロトはクリエイターだけど、マーシーをクリエイターだとは言ってないよね。弟子経験がないから。そんなのはポット出。苛酷な弟

石川誠壱の石川誠壱的こころ @ishikawasei1

子生活を経験している、タダ働きを苦にしないヒロトこそが「真のクリエイター」。そういう意味では鳥山明だってクリエイターではない。ひすわしこそがクリエイター。アシを、弟子を、そういう下積みの出身者こそを応援するのがクールジャパンなんですよ！