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コンドウさん( @kondokadodo )の「国宝 大神社展」感想ツイートまとめ

大学院で神像を研究されているコンドウさん( @kondokadodo )による、東京国立博物館「国宝 大神社展」(会期:2013年4月9日~6月2日)についての感想ツイートまとめです。
人文 神像
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コンドウは死んだ @kondokadodo
ぼちぼち大神社展の感想でも書くか。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想1】本展覧会は間違い無く過去最大規模の神道美術の展覧会です。その展示数も半端では無く、前期と後期で半分以上の展示品が入れ替わります。特に古神宝と神道曼荼羅は総入れ替えのため、これらに興味のある方は、前期と後期で各1回は来訪することをオススメします。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想2】第1章 古神宝では、神に奉納された調度品や装束、武具が一挙に展示されています。こういった神宝は式年遷宮の度に作り直されるのですが、当時の職人の技術の粋が詰まった一流品ばかりとなっています。前期は春日大社、熊野速玉大社、後期は厳島神社、熱田神宮の古神宝が中心。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想3】第2章 祀りのはじまり では、神祇信仰の原初的な形態を持つ神社から「大神神社」「宗像大社」を取り上げ、 銅鏡や勾玉といった初期の祭礼具にスポットを当てています。後期には最古の神像の記録である「多度神宮寺伽藍縁起資材帳」も展示されます。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展 感想4】第3章、神社の風景では、中世の神道曼荼羅を中心に神社がどのように描かれていたかにスポットが当たっています。個人的には栗棘庵の「石清水八幡宮曼荼羅」が見れたのが一番の収穫。ただし、神道曼荼羅の知識がある人は、ここで少し違和感を持つかもしれません(詳しくは後述)
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想5】第4章、祭りの賑わい では、舞学面や能面、能装束といった「祭り」に用いられたものにスポットが当てられている。この章のメインは何と言って鞆淵八幡神社の神輿。国宝に指定されている数少ない神輿であり、その美しさは言葉では言い表せないほどである。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想6】第5章、伝世の名品では日本各地の神社から集めたまさに「名品」がこれでもか!これでもか!とお出迎えしてくれます。石上神宮の七支刀や平家納経といった、教科書に載っているレベルのものも。平家納経は前期のみ、そして後期にはあの「北野天神絵巻」が!
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想7】第1〜5章までは「神の痕跡」しか登場せず神はその姿を我々の前に見せることはありませんでしたが、第6章 神々の姿 ではとうとう神々の姿を見ることができます。そう、「神像」の登場です。まず、入口では神の守り手たる狛犬と随身がお出迎えをしてくれます。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想8】最初の展示室。正面には松尾大社の三神がいらっしゃいますが、展示ケースが高めに設置されており、必然的に神を仰ぎ見ることになります。右手には東寺女神像と武内宿禰、左手には御調八幡宮の八幡二神と初公開の男神像がいらっしゃいます。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想9】さらに進んでいくと、大量の神像が一挙にお出迎えしてくれます。空間としてとても濃いです。全ての神像1体1体を取り上げて語りたいくらいですが、長くなりそうなので自重させていただきます。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想10】最後の展示室には 絵画に描かれた神が並んでいます。「束帯天神像」のように不自然に大きく描かれたり、「八幡若宮像」のように不自然に小さく描かれた神の様子は、神を当時の人がどのように捉えていたかが一目でわかるものです。
コンドウは死んだ @kondokadodo
以上、感想です。以下、ちょっと気になったことを。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【大神社展感想2】第1章 古神宝では、神に奉納された調度品や装束、武具が一挙に展示されています。こういった神宝は式年遷宮の度に作り直されるのですが、当時の職人の技術の粋が詰まった一流品ばかりとなっています。前期は春日大社、熊野速玉大社、後期は厳島神社、熱田神宮の古神宝が中心。
コンドウは死んだ @kondokadodo
大神社展は「神道美術」の展覧会であり、神仏習合に関わるものは殆ど展示されていません。例えば、神道曼荼羅は「垂迹曼荼羅」と言われるように、非常に神仏習合色の強いものですが、大神社展ではあまり多くは展示されていません。
コンドウは死んだ @kondokadodo
例えば、春日曼荼羅などは春日大社と興福寺を描くことが一般的ですが、大神社展では非常に珍しい「春日大社のみ」を描いた春日曼荼羅が展示されていました。個人的には珍しい作例が見れて嬉しい限りなのですが、色々な大人の事情を感じてしまったり。
コンドウは死んだ @kondokadodo
あと、キャプションなどを見ても「神仏習合」という言葉はほとんど出てきません。神仏習合の所産である神像を展示した第6章でも、意図的に使うことを避けているのかなぁと思う部分がチラホラ見られたり。東寺女神像のキャプションの「神は寺院にも祀られた」の違和感は何とも言えないものがあります。
コンドウは死んだ @kondokadodo
ただ、常設展では「そんな君のモヤモヤを吹き払ってやるぜ!」と言わんばかりに、懸仏や蔵王権現といったまさに「神仏習合ワールド」が広がっています。ただ、その常設展を見てた来館者の集団の1人が「ここは神道じゃなくて真逆の仏教の展示なのねー」と仰っていたのが、色々な意味で印象に残りました
コンドウは死んだ @kondokadodo
今回の展示で神像ブームが来たら、とっとと研究から手を引いて社会人になろっかなーと思っていたのですが、まだまだ自分にはやるべきことがあるなーと感じた次第です。
コンドウは死んだ @kondokadodo
かなり突っ込んだツイートをしちゃったのですが、いいのかなぁ…。
藤川みょうこう @asahiji_myoko
大神社展を後押しする神社本庁をはじめ、神社界の大勢は未だに神仏習合を認めたくない気持ちがあるんだろうね。神仏習合というと神社が仏教に取り込まれて支配されていた感じがするのかな。実際、政治的にはそういうこともあっただろうが、信仰体系としては対等だったという感じもしてますが。
コンドウは死んだ @kondokadodo
【再掲】「神像のみかた」を作りました。私が作ったもので恐縮ですが、これを読めば「大神社展」に展示されている神像を、一歩踏み込んだ視点で鑑賞できると思います。1頁目 http://t.co/XybbeMaKUa
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コンドウは死んだ @kondokadodo
「神像のみかた」改訂版作るかー。
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コメント

もりたねこ @morita11 2013年4月12日
解説文を少し訂正しました。 「神像を研究しておられる」→「神像を研究されている」
フク♪(ふくすたぐらむ) @fuku_stgrm 2013年4月14日
コンドウ君、、、神像界の神になりつつあるな…
kartis56 @kartis56 2013年4月21日
ドシロウトですが見て来ました。面白かったです。
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