抗癌剤の意義と患者の選択

緩和ケア・腫瘍内科医の西先生(@tonishi0610)による抗癌剤のお話。
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@lisboacafeさんとのお話

☆lisboacafe☆ @lisboacafe

@tonishi0610 知合いは癌が全身の骨に転移して動けなくなり入院、もう生きて病院は出られないと家族は聞かされてたそうですが、抗がん剤で寛解。15年後の今も元気です。手術もせず、癌があった部分が窪んでます。そんな実例見てるので、抗がん剤はダメ!と言い切るのは抵抗があります。

2013-04-10 22:18:11
☆lisboacafe☆ @lisboacafe

@tonishi0610 色んな人から"奇跡の人"と呼ばれているそうです。レアケースだっため、主治医もその後の治療を(再発予防)いつまで続けるべきか悩んでいたとの事です。乳がんですが、癌があった部分が本当にボコッとへこんでいました。

2013-04-10 22:25:18

まとめ人追記
病気の種類によって頻度は異なりますが、ここで紹介されているような化学療法が著効する事例というのも一定の割合で存在します(悪性リンパ腫などでは日常茶飯事です)。
また、最初は手術が難しかったのが、化学療法で癌が小さくなることで手術可能になって、手術後再発なく長期間過ごしている方も多数いますし、症状の改善や生存期間の延長などに十分期待できるから化学療法という治療が存在するわけで、「奇跡のような事例」だけで意味があるというわけでもありません。

もちろん、化学療法の非常に効きにくい種類の悪性腫瘍も存在していますし、同じ種類の悪性腫瘍でも効果の大きさは事例によって差があるので、あまり効果が期待できない事例や、期待して使ってみたけどいまいち効かないという事例もあります。また、ある抗癌剤は効かないけど別の抗癌剤は効く、ということもよくあります。
患者さんの状態や希望に合わせて、性質の異なる抗癌剤や他の治療(緩和ケア含む)を駆使して最良の治療方針を見出していくのは、癌治療を行う内科医師の腕の見せ所です。

「リスク」という概念は誤解されがち

yasunoxx▼Julia/h+JP @noisequeen

@tonishi0610 リスク(何かをしたら、何かが起きる)を正しく理解してもらえないケースが、何でこんなに多いんだろう?と思う事があります。得られるモノはマイナスだけじゃないのに。

2013-04-11 00:25:37
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

同意 RT ‏@noisequeen リスク(何かをしたら、何かが起きる)を正しく理解してもらえないケースが、何でこんなに多いんだろう?と思う事があります。得られるモノはマイナスだけじゃないのに

2013-04-11 06:23:29

緩和ケアに興味がある方は

西智弘@川崎医師 @tonishi0610

【拡散希望】緩和ケアに興味のある学生のFBページがありますのでシェアします。医学生だけでなく、看護・薬学など医療系学生なら誰でも、というようです。緩和医療はまだ学生さん主導の活動は少ないので応援していきたいですね。https://t.co/Cm9FO0MWG1

2013-04-08 17:48:38