ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者

だれが何のために描いたのか、どんな意味が潜んでいるのか? 新たなナスカの地上絵を発見した山形大学・坂井正人教授(文化人類学者)へのインタビュー要約をまとめました。
研究者 山形大学 坂井正人 ナスカ ナスカ地上絵
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ウェッジ編集部 @WEDGE_Infinity
1994年に世界遺産に登録された「ナスカの地上絵」で、各国の研究者が撤退した後、現在、現地での調査研究を続けているのは日本の山形大学「ナスカ地上絵プロジェクトチーム」だけということはあまり知られていない。 http://t.co/e4ic0bqjXN 壮大な古代の謎に挑む研究者
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ナスカとほぼ地球の裏側にあたる日本の山形大学でナスカ地上絵研究のプロジェクトチームが産声を上げたのは04年。誰もが「あの人が山形大学にいたから」と語る産みの親が人文学部の坂井正人教授である。 http://t.co/JvT6eTrwTi ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者

坂井正人(さかい まさと) 1963年、千葉県生まれ。山形大学人文学部教授。東京大学大学院在学中にナスカ地上絵の研究に着手。2004年に発足した山形大学「ナスカ地上絵プロジェクトチーム」のリーダーとして人工衛星画像を基に現地調査を実施し、地上絵の正確な分布図作成を進める。06年には新たな地上絵100点余りを発見、地上絵研究の第一線を走る。

なぜ、いまでも残っているのか?
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ナスカ期は紀元前100年前後から紀元後600年ぐらいまで。動物の地上絵が主に描かれたのは、このナスカ文明が栄えたころ。つまり2000年もの間、消えずに残っているということになる。 http://t.co/DbnMPeDpbv ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者 坂井正人
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「なぜ残っているのか? 台地に水が流れ、溝を作り、それが堤防のようになって水が流れてこない部分ができる。農地に適さず、侵食されない場所に描かれている。壊れない場所に描いているから壊れない」 http://t.co/S5TNsngyGw ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者
どうやって描いたのか?
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地上絵は大きなもので300メートル級。いったいどうやって描いたのか。「最近できた80メートルほどの地上絵が見つかって、作った人も見つかった。会いに行ったら、2人で30分ほどで作ったと言う。道具なしで。それで、実際に作ってもらった」 http://t.co/AuaRKAkafn
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距離を歩数で把握して、1人がA地点に立ち、1人がB地点からA地点に立つ人を見ながら足を引きずって直線の溝を作っていく。地上絵の線の太さが大体10センチから15センチなのは、人間の足の幅だと考えられないかと、ハタと思った」 http://t.co/cMvO1hoCYU
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古代アンデスの人々は、距離を歩数で理解する独特の距離認識法をもっていた。その感覚は、あの山まで何千何歩と表現し、おおむね合っている。しかし、それは仮説で、足を引きずって描いたと実証されたわけではない。 http://t.co/jUBzY7kn9b ナスカ地上絵の謎に挑む研究者
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それを実証するため、3Dスキャナーで調査。もし右足を引きずったなら線の中に一歩ずつの微妙な痕跡があるかもしれない。線の脇に左足の痕跡が残っていないか。3次元画像でミリ単位のデータを分析しようと試みている。 http://t.co/TP1RZRNcjj ナスカ地上絵の謎に挑む研究者
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「1カ月ほど調査に歩き回ったが、あまりに広くて全体像がつかめない。まずナスカ地上絵の分布図を作らなければと思った」広大なナスカ台地を衛星画像から1m未満の単位で精査。その過程で100点を超える新たな地上絵を発見、世界初の分布図が完成。 http://t.co/zzb77HXJxY
何のために描いたのか?
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全体像が見えると、いったい何のために作られたのかという謎が深まる。ナスカ地上絵プロジェクトは、地理学、認識心理学、情報科学など様々な分野の学者が加わり、分野を越えてアプローチする学際的な取り組みにその特徴がある。 http://t.co/AD7KZYWgpU 古代の謎に挑む研究者
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坂井自身が追い求める研究テーマは、文字をもたなかった古代アンデス社会で人々はどのようにして情報統御していたのか、地上絵にどんな意味が隠されていたのかを解き明かすこと。 http://t.co/xQY9g5cLXK ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者 坂井正人(文化人類学者)
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「直線の地上絵も中心点から放射状に広がって描かれている。発音に基づく文字ではなく、色や数や形の組み合わせ、建物やその配置に必要なデータが組み込まれていて、そのコードがわかれば組み込まれた情報が読めるのでは」 http://t.co/ngXBTnfWBN ナスカ地上絵の謎 坂井正人
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インカ帝国の首都クスコは町自体がピューマの形をした巨大な地上絵。広場がピューマの体の真ん中、シッポの地区にはケチュア語でシッポという名前。地上絵と動植物と放射状が組み合わさって文字のような役割をしていたのではないか。 http://t.co/sYBetlIW8N 坂井正人
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「ナスカで見られる現象は、ナスカだけでは読み取れないんです。アンデス3000年の歴史の中で見ていくことで初めて読み解くことができる」 http://t.co/l4yx2dXzco ナスカ地上絵 壮大な古代の謎に挑む研究者 坂井正人(文化人類学者)
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「今を生きている我々の考え方と古代アンデスの人を比較しながら、こんなに違うけどこんなに似ているところもあると発見していく。人間って何なのかというのが僕の基本的な関心。それをフィールド学問で追うのは楽しい」 http://t.co/l6jzLb0upY 坂井正人(文化人類学者)
ナスカの地上絵が直面する問題とは?
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現在ナスカで生きる人たちは、水路を作り、水を引けば畑になり生活が潤う。が、アスパラガスやサボテンの畑が拡大していくと、地上絵は消えていく。現に周辺開発による消失も確認されている。 http://t.co/4RnnnRYhPL
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「一方的に遺跡は大切だと主張しても伝わらない。これがどういう意味があるのか、彼らにとっても誇りにならなければ、多分、どんどん消えていく。研究結果や情報を学者間だけでなく地元の人と共有していく努力が必要」 http://t.co/X0lRwNKBFp ナスカ地上絵の研究者 坂井正人
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吉永みち子/インタビュー・執筆
1950年、埼玉県生まれ。85年、『気が付けば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞。著書に『母と娘の40年戦争』(集英社文庫)、『怖いもの知らずの女たち』(山と渓谷社)などがある。

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コメント

ミュージオミドリ @essssu 2013年4月14日
こういう小さな誰にでも掛ける落書きを研究と称し、生業とする神経が理解出来ません。
NiKe @fnord_jp 2013年4月14日
研究としてはマトモだと思うんですが、メディアが「壮大な古代の謎」などと大げさに取り上げるのは「何を今更」な感じが。
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