- yaoki_dokidoki
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これは調査分析が必要なことなんですが、日本のコマ割りは「横長の四角形」のコマを基本的に好みます。そうすると吹き出しも横に並べやすいから。でもBDは日本に比べても縦長のコマの比率が高いんですよね。でもコマの進行方向は、ほぼ横向きが主。縦に並ぶコマは珍しく、それも日本と対称的です
2013-04-17 16:14:39BDは縦に読んだり横に進んだりが結構忙しく、日本人が読んでひっかかる原因にもなっています。で、縦書きコミックは吹き出しもコマも横に向かって読めばいいように作られてるから、週刊誌のバトルマンガみたいに飛ばし読みでも大丈夫な漫画が成立するんですよ
2013-04-17 16:20:21その点でいえば、横に視界が広い人間の目にとって、見開きで描かれた日本の縦書き漫画は読みやすかったと言えるわけです。横書きコミックが、この視界との適性を犠牲にしてしまうことは、ぼくももったいない、と考えています。でも今後、「横書きの縦スクロール漫画」は必ず増えていくでしょうね
2013-04-17 16:25:20[Webマンガにおける視点移動とコマ割、そして単行本化について] http://t.co/NLfB6GCBPS 縦書きとか横書きとか右開きとか左開きとか盛り上げっているようなので、この機会に乗じて再放流
2013-04-17 16:16:24アナロジーでいうと、小節線がそうだけど、別に小節は自明なものではないし、マンガにおけるコマのような明確で意識的な分節ではない。
2013-04-17 16:33:37Aメロ/Bメロ/サビというのも、便宜的な区分で、明確に分節化されて構造化されているわけではない。むしろ、なめらかになるように操作されてるほうが多いような。
2013-04-17 16:36:58一般的なマンガは白黒の二値的なものから構成されていて、稠密な濃淡のシステムは持っていない。だからこそコマのようなくっきりした分節が現れるのだろうか。
2013-04-17 16:39:22そうすると、音色の変化や音の強弱などの稠密な構成よりは、音階のようなディジタルな構成について語るほうがやりやすいのがよくわかる。ポルタメントのところをさしあたって無視すれば、あたかも12の明確な値に分節化されているように見えるので、普遍性をもって語っているようにみせやすい、かな。
2013-04-17 16:44:37コマは無限に広がる一枚の絵に限界をあたえて、絵を中断させる。ついで、もう一枚の絵が隣に並ぶための余白を与える。絵と絵がコマと余白によって区切られて、一定のシークェンスを与えられると、そこにマンガ的なものが成立可能になる、とする。
2013-04-17 16:54:06シークェンスという発想に注目すると、音楽とは、シェーンベルク的に考えれば音のシークェンスである。「音」とは、発音と休止によって定義される。
2013-04-17 16:55:33誰がいっていたか忘れたけど、ひとつの「音」は、それがひとつであると認識可能な程度の長さ/短さを持った持続音が、発音と休止によってひとつの輪郭をもって与えられるものだ。
2013-04-17 16:57:14この発音と休止によって構成させる「音」が連続し、シークェンスをかたちづくることで音楽的なものは成立するとしよう。すると、マンガ的なもののシークェンスを構成させるコマのようなものは、「休止」や「静寂」ということになるのだろうか。絵と同じく、音は止めなければ持続しつづける。
2013-04-17 16:59:42そうすると、視覚的にとらえると、マンガでいうコマのようなものは、MIDIでピアノロール上に現れるあの四角いバーのかたちのようなものとして知ることができるのかな。
2013-04-17 17:01:13いずみのさん同様に、「日本のマンガのコマは横長だ」という話になぞらえると、果たして話題として「日本の音楽の音長は横長だ(時間軸方向に長い)」というものが成立するかどうか。
2013-04-17 17:05:24音の輪郭を縦に与えるのはおそらく、周波数帯域とかかな。音の成分のひろがりを縦に、音の持続を横にとると、コマのようなものとして話題をつくることはできるのかもしれない。
2013-04-17 17:07:42また、マンガのコマのように、音の周波数帯域が広くかつ音長が長いほど、音量が大きく聞こえたり存在感が増すのかについても不明。
2013-04-17 17:11:04