議論ゲームのゲーム・ルール Part2

taku @_heathworld_

誰かの主張をトレースすることで、あたかも自分の主張/意見を吐いている様な錯覚を持っている人たちに、隕石が降り注ぎますように。

taku @_heathworld_

同じく、「現状分析」から導き出される結論を、あたかも自分の主張/意見を吐いているのだと自信ありげに吐き散らす人たちにも、隕石が降り注ぎますように。

taku @_heathworld_

逆だ。自分の主張/意見があって、初めて、現実を再構成出来るのだし、そのようにして現状分析は使われるのだよ。。。

taku @_heathworld_

0ベース思考はなんか、色々言ってたけど、私はあまりお勧めしない。というよりも、おすすめしても意味がない。 0ベース思考は、色々な知識を集め、総合的かつ網羅的にマッピングが出来るようになってから、初めてそのマッピングを疑う姿勢のようなモノだし。

taku @_heathworld_

例えば、日本の会社に15年いたから、日本の会社の雇用制度はだいたいわかります。それを元に、新しい雇用制度（マッピングを疑う姿勢）を考案してみたいと思います。 というのは、十分に0ベース思考か？と言われると、たぶんこれは不充分だろう。何故なら、比較対象がないから。

taku @_heathworld_

こないだも言ったけど、結局、自らの主張を言いたい場合は、極に寄るしかないんだけど、極に寄るというのはかなり能動的な行為なので、極に寄ってさえいれば、右左に対してはかなり自由に動いても良いと思っているし、動いてはいけないというゲーム・ルールは存在しない。

taku @_heathworld_

つまり、先ほど言った「日本の会社に15年いたから、日本の会社の雇用制度はだいたいわかります。それを元に、新しい雇用制度（マッピングを疑う姿勢）を考案してみたいと思います。」というのは片手落ちだという事だ。日本以外の雇用制度についてもある程度詳しくないといけないんじゃないの？と。

taku @_heathworld_

また、「日本の会社に15年いたから、日本の会社の雇用制度はだいたいわかります。それを元に、新しい雇用制度（マッピングを疑う姿勢）を考案してみたいと思います。」という姿勢は、日本の雇用制度についてポジティブ・ネガティブという属性をいったん捨てる必要がある。

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この、属性を捨てる行為に際して、必ず必要なのが、「反対意見を聞く」あるいは「最初の命題に際して、もし、自分がポジティブなイメージを持っているならネガティブ点を、逆ならポジティブ点を意識的に探す」のどちらかは最低やらなければならない。

taku @_heathworld_

この部分は、最低やらなければならない部分なので、できることならば、逆の極に寄った際に、自分がどの様に主張するかな？ということまで考えれると素晴らしい。更にこのように、左右どちらの極にも寄れるというのは、自らの主張や意見を補強するためにも非常に強い武器となる。

taku @_heathworld_

つまり、自らの主張や意見に対して反対意見をわざとぶつけることで、粗探しや矛盾点を洗い出すこともできるし、更に相手の価値観に対して、中間点の模索を始める際にも最初のとっかかりや当たりをつける様な際も非常に勘が働きやすくなるのである。

taku @_heathworld_

多くの人が「軸がブレている！」事を否定しがちだが、実は軸に関しては、無意識のうちにブレるのは問題があるが、「意識的にブレる」のは全く問題ないし、むしろ大いにやるべきなのである。

taku @_heathworld_

この様な事をしているかしていないかに応じて、主張や意見がどれほどの深さがあるのか、或いは真理探究に際して知的誠実さが相手に伝わるのかという点で重要な問題となる。

taku @_heathworld_

ということで、是非いろいろと論点が有ったら右左に意識的にブレまくって、自らの意見や主張を固めていってほしい。そしてその上で、色んな人と話してみると良い。Twitterなんか、暇人が多くて最高のツールですよ。私もお待ちしておりますし。

taku @_heathworld_

今回は、「0ベース思考は最上級者向けなんで、とりあえず、意識的に軸をズラしてみることで自らの主張や意見について見直して補強してみませんか？」という点についてツイートしてみました。後々また、Togetterにてまとめますよん。