Ucci Leipuccini, Monadology, Information, and Physics

11
TibicenLeibniz @ucciuccini

しばらくの間改名しま!ライプニッツの本が完成するまでは!My new name, "Ucci Leipuccini". 『モナドロジー』には、「現象」というコトバが出てこん!モチ、「知覚=現象」と見る読者が多いだろうが、どっこい、そう簡単にはいかへんデ。「現象」には何が必要か?

2013-04-19 08:16:24
TibicenLeibniz @ucciuccini

知覚=現象、この等式がなぜマズイか。それは、モナドには多様なグレードがあり、我々<人間にとっての現象>とは、似ても似つかん知覚しかないモナドもぎょうさんあるからや。Lの同時代、あるいはそれ以後の哲学では「人間の知覚や、とくに意識」をモデルにした「現象」の論議が主流。

2013-04-19 09:10:03
TibicenLeibniz @ucciuccini

それがLには通用せんので、先の等式は出発点にはできんワケ。おまけに、われわれ「アホな人間」にとっての現象をいうためにも、実は気が遠くなるような、ややこし手続きと考察が必要なんじゃ。その最たるものが、空間と時間!現象は空間と時間の中で生じる。で、知覚からこいつらまで、どう橋渡し?

2013-04-19 09:14:08
TibicenLeibniz @ucciuccini

で、その作業はいま継続中。せやけど、ワシの本のメッセージはもう決まっとる。「Lは、300年以上前に<情報理論>を先取りした形而上学を展開し、特殊相対性を<含みうる>物理学の枠まで用意していた。」例えば、フォンノイマンのセルラー・オートマトンのアイデア、Lにはっきりとありま!

2013-04-19 09:25:01
TibicenLeibniz @ucciuccini

Lがニュートン一派と「空間と時間」の問題で論争したことはよう知られとる。しかし、そのベースとなっていた、Lの幾何学研究は、デ・リーシが初めて明らかにした。ワシは、Lの時間論を再構成したら、特殊相対性の「時空」も<可能>とみる。モチ、Lが特殊相対性のアイデアをもっていた、とはいえん

2013-04-19 09:29:37
TibicenLeibniz @ucciuccini

さらに、三次元空間内での有限の領域を囲む<境界>(二次元の閉じた面)を通じて、物理的情報のやりとりが行われるという、きわめて「現代的」なアイデアをLが持っていたこともはっきりしとる。物理学を無視した、Lの解釈は、ぜんぜんオモロないのでやんす。

2013-04-19 09:36:59
TibicenLeibniz @ucciuccini

なぜかといえば、Lは「機械論哲学」の信奉者でもあったからの!これは、物体の運動で、現象界のすべての出来事は解明できるはずや、という立場。Lのこの立場を無視した「ライプニッツ解釈」に、たいした意義は認められんでしょうが?ラテン語とともに、物理学も勉強せな!ライプニッツ学者は!

2013-04-19 09:43:02
TibicenLeibniz @ucciuccini

それだけやないデ!ワシは、ライプニッツ研究者たるもの、(論理学は言うに及ばず)情報理論をきちんと勉強しとかな、これからは通用せんぞ、という強固な信念をもっとりま!そのため、ライプニッツの本を、及ばずながら書く決心をした次第。以上、前口上でやんす。

2013-04-19 09:48:24
TibicenLeibniz @ucciuccini

Leipuccini の"Monadology, Information, and Physics"(再開)を記念して、大事な図を再掲。この図は常に眺めといてくらはい! http://t.co/JwD4ZkKhFC

2013-04-19 15:48:34
拡大
TibicenLeibniz @ucciuccini

この図の上(モナド界)と下(現象界、モナドによって異なりうる)の橋渡しに"Coding" が入っとりま。なんでもないようで、実はこれがワシの自慢の発見!神さんがencoding しとります。人間は、モナド界を知るためにはdecondingせなアカン(それが知識獲得に必須)。

2013-04-19 15:54:11
TibicenLeibniz @ucciuccini

ライプニッツには、モチ、encoding, decodingに相当するコトバはない。(彼の時代、情報理論はないからの!)せやけど、Lの形而上学、物理学など、いたるところから、彼がこれ相当のことを考えとったことは、(読む人が読めば)明らか。これ言うとるのは、たぶんワシだけちゃうか?

2013-04-19 15:58:42
TibicenLeibniz @ucciuccini

それはどうでもエエ。で、大事なんは、このコーディングをテコにして、ライプニッツの形而上学も物理学も、場合によっては生物学も、ものすごフレキシビリティの高い、豊かな理論構成ができるちゅうこと。ワシは、心から「ライプニッツ恐るべし」と思うとりま!たぶん、その2乗か3乗くらい!

2013-04-19 16:03:39
TibicenLeibniz @ucciuccini

デ・リーシの力作読んだとき、ワシは、彼のライプニッツ「超越論的」解釈に感心したが、いまは懐疑的になっとる。カント以後の「超越論的」なんじゃらほんじゃら、基本的には、ワシャあんまり好みとちゃう。Lでは、超越論ホンジャラ言わんでも、すでに神がおる。神のエンコーディングですむやんケ!

2013-04-19 17:13:11
TibicenLeibniz @ucciuccini

モチ、何でも「デウス・エクス・マーキーナ」で神さんに下駄預けるのは慎まなアカン。せやけど、モナド界全体を個々のモナドに映し、見え方を決めるんは、究極のプログラマ、神さんしかおらへん!モナド間に通信はない!全部自足的にできるようプログラムされとる、あたかも通信があるかのようにや!

2013-04-19 17:20:36
TibicenLeibniz @ucciuccini

この「あたかも通信があるかのように」というフレーズ、曲者やで。せやけど、L自身もしょっちゅう「あたかも」を省いて、「映る」とか「映す」とか、モナドが他のモナドに「作用を及ぼす」とか言うとる。せやから、ワシらが「あたかも」を忘れんようにして、おんなじ手を使うても許されるやろ〜!

2013-04-19 17:26:45
TibicenLeibniz @ucciuccini

@ucciuccini だいたい、カントなんか、ニュートン力学の理解が怪しいところがあるからな!これ常識!

2013-04-19 17:28:22
TibicenLeibniz @ucciuccini

@ucciuccini モチ、彼はエライ人でっせ。それは否定しまへん!!

2013-04-19 17:29:31
TibicenLeibniz @ucciuccini

いずれにせよ、「モナドは世界を映す生きた鏡」ちゅうのは、<比喩>やから、気いつけて読まなアカンで〜!「あたかも、世界を映しとるかのように、自分の知覚を変えていく」ちゅうのが、より正確な記述でやんす。モチ、モナドは全部、<神にプログラムされた、非物質的オートマトン>や。

2013-04-19 17:36:22
TibicenLeibniz @ucciuccini

で、ついでに、「知覚」ちゅうコトバも要注意!!ライプニッツでは、ものすご広い意味で、石ころでも塵芥でも、それらを、<構成>しとるモナドには知覚がありま!で、ワシらが「石ころ」を知覚するとき、「石ころ」は、それをモナド界で<構成>しとるモナド群を<表現>しとりまんねん!

2013-04-19 17:42:05
TibicenLeibniz @ucciuccini

どや?<エンコーディング>入れな、どうにも理解でけへんやろ!まさに、「文字化け」級のややこしさやろ!まったく異質な二つの領域、モナド界と現象界を橋渡しするには、これが不可欠であるゆえん。古いタイプのライプニッツ学者は、こういう道具立てを知らず、よう使いこなせまへんのやわ!

2013-04-19 17:46:34
TibicenLeibniz @ucciuccini

@ucciuccini また恨まれそうやけど、憎まれ口。日本には、ほとんどこの「古いタイプ」しかおらへん!希望の星は、これからライプニッツ(メチャオモロイで〜)を始める若い人たちや!

2013-04-19 17:52:13
TibicenLeibniz @ucciuccini

そもそも、ライプニッツは何でモナドちゅうけったいなもんを主役に据えた哲学を作ったのか、簡単に説明しとかなアカン。彼は、この世界のいろんなもんが、「まとまり」をもって、一つの<統一体>になっとることを説明せなアカンと考えた。モチ、古今のほかの多くの哲学者もや。

2013-04-19 21:53:23
TibicenLeibniz @ucciuccini

くわえて、人間、自分のやっとることをちょっとでも考えてみたら、心と身体とあることがわかる。心と身体の関係て、いったいどないなっとるの?これ、心身問題ていわれとりま。これもナントカ説明したい。で、まあ、いろいろやって「モナド説」にたどり着いた。

2013-04-19 21:56:46
TibicenLeibniz @ucciuccini

そのいっちゃん大事なところは、なんかを統一する、統合するためには、<ひとつ>にまとめる責任者みたいなもんがないとアカンやないけ、ちゅうこと。一つであるからには、部分から構成されるもんではアカン。とすると、単純で、分解できん。大きさあってもアカン。それがモナドや、ちゅうわけ。

2013-04-19 22:00:16
TibicenLeibniz @ucciuccini

で、心身問題も考えとると、心の統一性(つまり、ワシはまとまっておって、たった一人しかおれへんやないけ!)と、心の働きも説明できるもんやないと使いもんにならん。そこで、昔から「アニマ」と呼ばれてきた「自我」やら「魂」てなもんの役割も果たせなアカンで、となって

2013-04-19 22:05:32
1 ・・ 53 次へ