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観た映画は、これである http://t.co/5hTzRQC1Rc 戸塚ヨットスクールの今に密着したドキュメンタリー「平成ジレンマ」。主演・戸塚宏。
2013-04-20 00:32:54映画は、戸塚宏校長が講演会に向かうため、街の雑踏を歩くシーンから始まります。ナレーションは中村獅童、最初のナレは「-刑務所を出所して、四年…。」
2013-04-20 00:34:39講演会で己の哲学を語る戸塚校長。「体罰は、その子のためにやってるんです!」そうしたセリフの随所にインサートされる、過去の戸塚ヨット映像。正座させた上でアッパーカット食らわせたり、倒れた生徒の顔面を踏みつけたり、無茶苦茶である。
2013-04-20 00:37:43で、映画終了後、壇上で戸塚宏のトークショー。聞き手は、プロインタビュアー吉田豪。しかし、吉田豪が「ああ、これはもうダメだ…」と無言で聞き役に徹するほど、「俺理論」「俺教育論」を滔々と語り、怪気炎を上げる戸塚宏。
2013-04-20 00:40:37戸塚論法、あれは新興宗教と相似形で、「今の社会、こんな問題がある!教育も、こんな点がダメだ!マスコミや文科省が酷いのは言うまでもない」 → 「だから正しい事をしている私が叩かれる」 というような。
2013-04-20 00:43:46それ何て上杉隆? RT @kettansai 戸塚論法、あれは新興宗教と相似形で、「今の社会、こんな問題がある!教育も、こんな点がダメだ!マスコミや文科省が酷いのは言うまでもない」 → 「だから正しい事をしている私が叩かれる」 というような。
2013-04-20 00:44:13「80年代、中学の卒業式会場から、番格をスクールに直接連れて行った。バンを学校に横付けし強制的に乗せた。あとで“お前らは卑怯だ、人数揃えなきゃ何もできないのか”等と文句言ったので殴り倒した。コーチ達も襲い掛かった。さらに、古参の戸塚ヨット塾生が襲い掛かり上下関係をハッキリさせた」
2013-04-20 00:49:34「イジメは推奨してる。正しいイジメと間違ったイジメを混同してはならない」「子供の権利と言いますが、権利の定義って何ですか?」「暴力の定義って何ですか?」「体罰は悪と言いますが善悪の定義って何ですか?」→「これらは、欧米から輸入された概念に過ぎず、間違っているのです」
2013-04-20 00:52:14なお、イベント終了後、どっかのエロ弁護士が、戸塚宏に「なんで、若い頃からその髪型なんですか?」と質問し「床屋が勝手にやりよるんや」という言質を引き出してました
2013-04-20 00:55:05ただ、理念や手法の善悪とかを一切考えずに、効果だけで見た時、戸塚ヨット方式ってのは、「効果のある奴には、たぶん凄く効く方式」だと思う。
2013-04-20 01:01:43でも、いまは体罰封印してるみたいです。映像を見ても、昔の地獄ぶりよりは、フリースクールに近い。いや近くは無いけどw @kazuha828 同じ言語を使っていても話が通じないというやつですかね。それを容認し推奨する人が、あるいは必要とする人が一人でなく何人もいたと。
2013-04-20 01:06:45『平成ジレンマ』映画自体も大変強烈な映画だったが、その後のトークショーが遥かに強烈で、映画の持つ力が、題材である戸塚宏によるところが大きいということがよくわかった。似た映画を挙げるなら、あの悪名高い『ザ・コーヴ』であろう。ただし、あれより狂信的ではないが。
2013-04-19 23:36:13そも、『平成ジレンマ』というタイトルが象徴的である。なにせ、平成の世のジレンマを、戸塚宏を映すことで描こうとしている、あるいは戸塚宏から浮かび上がってくる、あるいはそのジレンマを観客が共有していると思っているのだから。俺から言わせれば「何をバカな」なのだが@tak_fu_k_u
2013-04-19 23:42:13まあ何を根拠に馬鹿げていると断言しているかという俺の教育論なぞは置いておこう。 本作のハイライトは紛れもなく、訓練生の自殺の報に飛び付くマスコミの愚鈍さである。彼らが作り上げたパブリックイメージをひっくり返すことに本作が成功しているのは特筆すべき点だ。@tak_fu_k_u
2013-04-19 23:53:09この愚鈍さが描けたのは、作り手が最初から、パブリックイメージにおける悪人・戸塚宏よりも、人間・戸塚宏に迫ろうとしたからだろう。作中で彼の口から出る言葉として採用されているのは、激昂しやすい、暴力的な人間というより、教育に熱心に取り組むいち教育者としての言葉だ@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:00:47例えば沖縄で農家を始めた卒業生について語るとき、不安を吐露する姿を見て、誰も狂信的な体罰肯定論者であるとは思うまい。この国の人々が教育者として理想的だと思い描きそうな、生徒の未来を思いやる教育者の姿をそこに見るだろう。@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:05:51そして何より印象的なのは、入所三日後に屋上から飛び降り自ら命を絶った、女性訓練生の葬式で流した涙である。「彼女の死を無駄にはしない様にしよう」と生徒達に言い、「彼女のような子を今後受け入れることをためらうか」と聞かれ「ためらうよ」と即答する姿は意外だった。@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:11:28なぜそう思ったかといえば、戸塚宏が最低の人格の持ち主だというパブリックイメージに基づくものだからだろう。だが彼も人間である。自分が預けられた子が自ら死を選んだことに、動揺しないわけがない。@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:15:51そうしてパブリックイメージを引き剥がされているのは、戸塚だけではない。それは虐げられているはずの子供たちである。11歳のいじめられっ子のタカテル君が、徐々に明るくなり、いじめられていただけの訓練生と打ち解ける様子を見て、このヨットスクールを悪だと言い切れるか@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:24:22タカテル君はスクールを出るとき、母親がノートに書いた言葉をカメラに見せ「支えになった」と笑顔ながらに語る。親は彼を突き放すためにスクールに入れたのではない。子供のためを思ってこそなのだ。@tak_fu_k_u
2013-04-20 00:31:07