福島県での甲状腺がん検診の結果に関する考察 ver.3.02 岡山大学大学院・津田敏秀氏 に関しての考察
。。。甲状腺癌が多発と言いたい人がいるのが不思議。現状はわからないわけだし、過去の知見と齟齬はないように見えるわけだから、この後の経過観察を大人しく見守るべきだと思う。
2013-04-22 10:28:30にしても、http://t.co/lt8eo18Od5 これは、割とシンプルな内容を分かりづらく書いて誤解を招いているように見える。
2013-04-22 10:30:32「有病割合≒発生率×平均有病期間」で、「平均有病期間とは、病気があると分かってから病気が治るまで、あるいは死亡するまでの期間のことです。」となっているが。。。
2013-04-22 10:32:48↓この辺の解釈は、無くは無いですが、断定的には言えなそうです。ただ、元 http://www.kinyobi.co.jp/blog/wp-content/uploads/2013/03/fefc48e1bcaef4b4191bb12c61f176731.pdf の計算自体が、とりあえず数式に当てはめてみました。。。みたいな感じなので。。。
一般的な医療統計の場合と、スクリーニングの場合では、各指標の表現している物自体が全く違うわけで、「有病割合」の示すもの自体が、前者と後者で全く変わってくる。
2013-04-22 10:35:05まず、前者での発生率は、「自覚症状が出るなどして診察を受け、癌が確定した人の割合」で、後者は「(癌と診断される様な)癌が発生する割合」になる。
2013-04-22 15:17:01また、前者での平均有病期間は先述の通り「病気があると分かってから病気が治るまで、あるいは死亡するまでの期間」であるが、後者での平均有病期間は「(癌と診断される様な)癌が発生してから、治るか死亡するまでの期間」になる。
2013-04-22 15:20:51結果として出てくる有病割合も、前者では「現時点罹患していると医療機関等で認識されている人の割合」で、後者では「現時点での検査で、癌と診断された人の割合」になる。
2013-04-22 15:43:19【スクリーニングの場合】一般的な平均有病期間は、癌と診断されてから治るか死亡するまで。しかし、スクリーニングではそれ以前の発覚していない癌も拾ってしまう。 http://t.co/t4tjGvDKmr
2013-04-22 17:02:13で、改めて http://t.co/lt8eo18Od5 を見てみると。。。発生率≒有病割合÷平均有病期間という計算をしようとしていますが、ここでの平均有病期間は癌が発生してから癌であると診断されるまでの期間も含めなくてはいけないと思われます。
2013-04-22 17:04:20【NATROM先生の日記】
「有病割合≒罹患率×平均有病期間(D)」という式の適用可能性http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20130422
【若年層に関して単純モデル化して考える】生まれる前に罹患している事は考えないとすると、年齢より長い有病期間は(有病割合≒罹患率×平均有病期間を考える上で)意味が無い。 http://t.co/QBJEQVKRy7
2013-04-23 11:26:13ここからはちょっと独り言。
。。。にしても、数式の本来の意味から考えると、何やってるんだかさっぱりわからないような解析が公表されちゃうってのは問題あるよなぁ。。。それに、ちゃんとした人に一般の人が理解出来るような解説をして欲しいよ。
2013-04-23 13:50:54。。。これ多分、後に表面化する(もしくは生涯しない)癌を先取りしてるだけって可能性が多分にあるんだろうけど。。。その辺も含めて分かりやすい解説が欲しいよね。
2013-04-23 13:53:20。。。とりあえず、本来もっとずっと長いはずの有病期間(癌の表面化前も含めた)が、いわゆる一般的な有病期間(病気と診断されてから治るか死亡するまで)とすり変わっている事が計算上大きな問題とはなっていないようだ(意味の違う指標をごちゃ混ぜに論じてる時点で大問題だとは思うけど)。
2013-04-23 13:58:44結局、計算の結果としては(若年層だったために偶然)、有病期間の差は最大約2倍という事で、「10倍の多発」の原因とは言えなそうだ。
(そもそも、この計算を検討する価値があるかどうかは疑問だけれど。。。)
後は、スクリーニング効果でどれだけ表面化していない癌を先取り出来るのかという事になるが、これは甲状腺癌の成長速度がどのような分布で発生するのかが分からないと何とも言えない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20020290
http://www.j-tajiri.or.jp/source/treatise/068/
http://www.japanthyroid.jp/commmon/20100102_07.pdf
この辺とか多少触れてありますね。。。
http://www.nms.ac.jp/jnms/2003/07001057j.pdf
のP58 図1なんかを見ながら考えてみたりしましたが。。。
ふともうちょっとまともな評価の仕方があるんじゃないかと気が付いて(遅い)。。。
http://t.co/l80hLg98tk 図1から算出した生涯累積罹患率(要検証) 1.表示値を区間10歳分の値の中央値とした。2.男女1:1として平均化。3.補間はフリーウェア(補間くん)を使用。 http://t.co/thFx8KegGQ
2013-04-24 14:44:10↑計算間違えてたので差し替えました。。。すみません。。。