椹木野衣さんの新潟・角海浜訪問記

美術評論家・椹木野衣(@noieu) さんの4/20~23の関連ツイートをまとめました。 新潟県新潟市の巻地区にある「角海浜」は、かつて巻原子力発電所の建設が中止された土地でもあります。注釈の代わりとして、いくつかの外部リンクを追加しています。
信越 北陸 柏崎 角海浜 新潟
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2013/4/20
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
新潟、角海浜(かくみはま)へ。
リンク Wikipedia 角海浜 角海浜(かくみはま)は、越後毒消しの里として知られる、新潟県新潟市西蒲区の巻地区の日本海沿岸部に所在する町字またはその地域に在る砂浜海岸である。 現在の同地域は、廃村状態になっており、海岸浸食が酷く、浜に降りるのも難しい状態となっている。 角海浜は、西方の50m程度の海岸線を有する砂浜海岸とその他三方の山地に囲まれた一帯で、【旧】角海浜村域でもあった。 この集落..
リンク maps.google.co.jp 新潟県新潟市西蒲区角海浜 - Google マップ 地図検索と地域のお店やサービスの情報
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
長岡を通過中。思えばここでもいろいろあった。今年に入っても、まだ新潟に呼ばれ続けてる気がする。#この空の花
リンク twitter.com Twitter / Search - #この空の花 The latest and best tweets on #この空の花. Read what people are saying and join the conversation.
リンク www.konosoranohana.jp 映画『この空の花 ―長岡花火物語』 映画『この空の花』 出演:松雪泰子 髙嶋政宏 原田夏希 猪股南(新人) 監督:大林宣彦
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
新潟県、角海浜。かつて、ここにも原発を作る計画があった。東北電力による、いわゆる「巻原発」計画だ。だが、条例制定後、初の住民投票で反対が多数を占めると、紆余曲折を経て推進派が敗北。電力会社は用地の取得には成功するも結局、計画は全面的に頓挫。現在はわずかにその痕跡を残すのみと聞く。
リンク Wikipedia 巻町 巻町(まきまち)は、新潟県西蒲原郡に属していた町。2005年10月10日の新潟市への編入合併によって消滅し、現在は新潟市の政令指定都市移行により西蒲区の一部となっている。 以下の記述は合併直前当時の旧巻町に関しての記述であり、現在では名称等が異なる場合がある。なお、ここに記述されていない内容に関しては西蒲区#巻地区などの記事を参照。 町域の多くは越後平野に属する平野..
リンク Wikipedia 巻原子力発電所 巻原子力発電所(まきげんしりょくはつでんしょ)は、東北電力が新潟県西蒲原郡巻町(【現】新潟市西蒲区)の角海浜地区で計画していた原子力発電所である。 巻原子力発電所の構想が1969年6月3日に報道され、1971年5月にその計画が正式に発表された。 建設予定地となっていた角海浜はそれ以前に既に限界集落と化していたが、1971年には本計画に基づく集団離村が行われた。 なお、計画の正..
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
角海浜はまわりを山に囲まれた小海岸。アクセスも難しい。しかも、波欠け(マクリダシ)と呼ばれる正体不明の周期的な浸食現象で、わかっているだけでも、かつてと比べ600mも海岸線が後退しているらしい。事故を誘発し、事故後の対応も困難となる場所を選んで立地計画を立てているとしか思えない。
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
角海浜の周囲には、かつて二百を越す民家があり、いわゆる「毒消し売り」で栄えたようだ。しかし、家ごと海にさらっていくマクリダシの被害は容赦なく、次第に衰退。江戸末期から過疎の一途を辿り、1960年代末には戸数も一桁となってしまう(現在は廃村)。原発計画が伝えられたのはこの頃のこと。
リンク Wikipedia 毒消しゃいらんかね 『毒消しゃいらんかね』(どくけしゃ いらんかね、毒消しゃいらんかネ)は、1953年(昭和28年)に宮城まり子が歌って流行した歌謡曲。同年4月にビクターからレコード(品番:V-41021)が発売されている。新潟県角海浜(現新潟市西蒲区)の「越後の毒消し」の行商の女性をテーマにした歌。コミカルで親しみやすい楽曲で、ロング・ヒットとなった。翌1954年(昭和29年)12月31日の『第5回..
リンク www.itech.co.jp 越後の毒消し
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
また角海浜では、かつて「鳴き砂」が聞けたらしい。もしかすると、この珍しい現象と大規模な浸食現象とのあいだには、なにか関係があるのかもしれない。とにかく、このマクリダシと毒消し、鳴き砂と原発頓挫で塗られた不思議な由来を持つ海岸の地形と姿を、この眼で確かめてみたいと考え、思い立った。
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
昨年、新潟市で開かれた「水と土の芸術祭」では、この角海浜の近くにも会場が設置されていた。僕はそこまで足を運べなかったのだが、その由来に惹かれて文章を書いたのがきっかけで、現地の写真家で角海浜を撮り続けてきた斎藤文夫さんから声が掛かり、いま、こうして角海浜へと新幹線で向かっている。
リンク www.mizu-tsuchi.jp 開港都市にいがた 水と土の芸術祭 2012 アートの力で新潟の素晴らしい水と土の文化を国内外に発信し、日本のどこにもない新潟の暮らし文化を広く世界に伝えていきたい。そういう思いから「水と土の芸術祭」を開催します。
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
この角海浜への小旅行は、話を進めるにつれ、佐渡出身の美術家モリトくん、新潟在住で岡本太郎の研究者の貝瀬さん、原発計画にも詳しい角海浜の郷土史家の斉藤さん、それに水と土の芸術祭のプロデューサー小川さんも同行してくれることになった。作品も残っているようなので、併せて観て来ようと思う。
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
「鳴き砂」という美しい浜の芸術と、「マクリダシ」という容赦ない海の脅威が葛藤し合う「角海浜」。もしかしたら、この地ほど「水と土の芸術」 の名にふさわしい地もないかもしれない。加えて幻の原発計画。角海浜という忘れられた「悪い場所」は、現在の僕の批評的関心を集約するような予感もする。
椹木 野衣 Noi Sawaragi @noieu
角海浜について触れた僕の「美術と時評」はこちらまで。☞ http://t.co/2BXGBEIDrV
リンク www.art-it.asia 連載 椹木野衣 美術と時評:30 再説・爆心地の芸術(10)核と新潟(後編)
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