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イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
少々遅れてしまいましたが、これからスタートします。 『仮面ライダーW Rの脅威/帰って来てくれ仮面ライダー・チャプター7:Oの告白/始まりの場所で』 http://t.co/pdLg5Lmn0z #WR
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「翔ちゃん……いくらなんでもそりゃ無理だって、無茶だって!」 「サンタちゃんの言う通りだよ翔太郎君、吐いちゃうよ!」 「うるせぇ! まだ食い足りねぇんだ、じゃんじゃん持ってこい!」1 #WR
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 津村真理奈を警察病院へ移送してから三時間が経過した。  探偵・左翔太郎は今、戦いの傷を癒して精をつけるべく『風麺』の屋台に赴き、どんぶりを占拠する巨大なナルトと格闘している。2 #WR
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 フードファイターでも滅多に手を出さない裏メニュー「チャーシュー・ナルト・超《メガ》盛豚の角煮乗せ」。彼はこれを既に二杯完食し、三杯目に突入しようとしている。  その異常な食欲に、傍目に見ている亜樹子と照井はおろか、店主もそこでバイトをしているサンタちゃんも唖然とした。3 #WR
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「その辺にしときなって翔ちゃん。この激盛り一杯1300円よ? 麺の量も通常の三杯なんよ? お腹も、財布もぼん、ぼん、ぼぉぉおんよ?」 「関係ねぇ。食って食って、食えなくなってもまだ食って、体力戻さないといけねぇんだ。……って、オイこら亜樹子ォ!チャーシューを抜くなッ」4 #WR
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 見かねた亜樹子は翔太郎のどんぶりの隙間から箸を入れ、チャーシュー二枚と豚の角煮を奪って口に運ぶ。彼が文句をつけて来たが、聞く耳は持たなかった。5 #WR
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「翔太郎君、さっきからなんか変。真理奈さんに何言われたのよ」  亜樹子の問いに、翔太郎は目線すら合わせず、「関係ない」と言葉を返す。「どんな手を使っても奴を倒す。その決意が新たになっただけだ。何でもねぇよ」6 #WR
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「本当に……そうか?」  亜樹子の向かいに立っていた照井がそう言い返し、ついでにナルトを箸ですくい、するすると口の中に運んだ。 「今のお前は街を守るためにではなく、”私怨”のために動いているように見える。以前の俺と同じように、な」7 #WR
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「一緒にするなよ。俺は俺だ。いつだって何も変わりゃあしねぇ」 「そうか……」 「とてもそんな風には見えないが」という言葉を喉元で押し止め、れんげでスープを掬って口の中に放り込む。味噌ベースにかつおだしの効いた味わい深いスープが、照井の胃と心を少なからず癒した。8 #WR
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「おぉおーい、翔ちゃーん、翔ちゃぁん!」  屋台前に不穏な空気が漂う中、奇妙な身なりの男が自転車を漕いでやって来た。手入れの行き届いていない縮れ毛に無精髭。どう見ても只者ではない。  彼こそは街の如何わしい情報に精通した情報屋、『ウォッチャマン』である。9 #WR
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 ウォッチャマンは自転車を風麺の屋台に立て、肩で息をしつつ、翔太郎に箱の包みを手渡した。 「これ、風花饅頭二十個入り。行き掛けにあそこの娘さんとばったり会っちゃってさ、翔ちゃんの話をしたら、是非持って行ってくださいって。あぁお代は結構ですってさ」10 #WR
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「サンキュー。ちょうど甘いものが欲しかったところだ。それはそうと……、頼んどいた例の件はどうだ?」 「バッチリよ、バッチリ」ウォッチャマンは胸をどんと叩き、にこやかな笑みを浮かべて答える。11 #WR
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「あそこで間違いない。波止場に船を借りといたから、それで向かってくれればいい」 「ありがとよ。こいつは報酬だ、受け取ってくれ」 「えぇ、えぇえっ!? 若菜姫のサイン入りブロマイドォォォオ!? どうしたのさ翔ちゃん! 命の次の次くらいに大事だって言ってたじゃない!」12 #WR
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 翔太郎は無精髭の話を強引に遮り、ブロマイドを彼の胸元に押し付ける。「いいってことよ。飯も食ったし、俺は寝る! 二時間後に起こしてくれ。じゃあな」  超盛風麺三杯を完食し、風花饅頭を口一杯に頬張った翔太郎は、青いベンチの上で寝そべり、大いびきを立て始めた。13 #WR
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「ありゃりゃ、寝ちゃったよ翔ちゃん」 「だらしないったらないねェ」 「ねぇねぇ亜樹ちゃん、翔ちゃんはどうしちゃったのよぉ? 失恋?」 「あたしも……、聞いてない」 「なんだか知らんが、一人で何か厄介事を背負い込んでいるようだ」14 #WR
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 ベンチの上で横になって眠る翔太郎を見て、皆思い思いの言葉を口にする。いびきを立てて眠るこの男は一体何を考え、そして今何をしようとしているのかと。  勿論、誰にも窺い知ることは出来なかったのだが。15 #WR
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 そこから寸分違わず二時間半。夕陽が海辺を赤く染める中、翔太郎・照井・亜樹子の三人は、ウォッチャマンが借りた小型の船を飛ばし、倒壊したビルだけがぽつんと残る離れ小島へと足を踏み入れていた。17 #WR
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 かつて翔太郎とフィリップが出会って仮面ライダーWに変身した場所であり、同時に、翔太郎の師匠・鳴海壮吉を失った因縁の場所。18 #WR
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 仮面ライダーW誕生の折にミュージアムが所有権を放棄して以来、あまりに広大な敷地故買い手が付かず、今に至るまで無人の孤島となっている。興味本意で近付く者は多いが、定住しようとする者は居ない。悪党の隠れ家にはうってつけというわけだ。19 #WR
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「悪いな亜樹子、こんなところに連れてきちまって。本当は来なくてもよかったんだぞ」 「いいよ。もう平気。それに……」 「何だ」 「あぁ、いや。こっちの話。気にしないで」20 #WR
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 ”今は翔太郎君の方が心配だから”という言葉を喉元で呑み込む。言っても聞かないことは承知の上だからだ。亜樹子が口を閉ざすと同時に、照井が翔太郎に声をかける。 「何故ここに来た。犯人を探しに来たと言うが……確証はあるのか?」21 #WR
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「俺を誰だと思っているんだ照井。こう見えても俺は風都の“名”探偵だぜ? これまで俺たちが相手をしてきたのは、過去に戦った奴らばかり。だから風麺を喰ってる間に、以前報告書に貼ってあった写真を情報屋たちに見せて、ヤツの潜伏先を洗ってもらってたのさ」22 #WR
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「そうしたら、昨日海沿いのボート屋で小型船舶が一層盗まれていたこと、朝方、近くの漁師がこの島から街へ向かう小船を見かけたって情報が出た。船を出すような時間じゃないのにだぜ。確証なら十分だろ」23 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
 鼻を鳴らし、自信ありげに語る翔太郎に対し、照井は溜息交じりに言葉を返す。「お前が凄いのはよく分かった。だが、そう都合よく行くのか?」 「上手く行ってくれなきゃ俺が困る」 「俺が困る、ってお前……」24 #WR
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