全国学力テスト2013国語、やっぱりこの程度の問題（笑）。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

「駅で見かけたマナー広告」、「高校野球の選手宣誓文」、「遠足で行うレクリエーションについての相談場面」、「花火の伝統についてのリーフレット」、「本の推薦文」…。こういう脚色のすべては、「子どもの日常に役立つように」という意識が過剰に働いた結果として生まれている。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

しかし、そういう作問者の「余計なお世話」が足かせとなり、「学力調査」という本来の目的が果たせなくなっている。しかし、報道はその結果を日本の子どもたちの学力として赤裸々に報じ、視聴者も読者もそれを鵜呑みにする。これは、国立教育政策研究所による過失であり、犯罪ですらあると言える。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

算数においても「日常に沿う」という名目でごちゃごちゃとひねって複雑化された問題が出ているようではあるが、国語ほどにはその「技術」の側面を軽視してはいないだろう。国語は、もっと「算数化」しなくてはならない。学力テスト作問者も学習指導要領策定者も、皆そのことに気づかなくてはならない。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

あーーー集中できねー（笑）。朝生と学力テスト並行。無理（笑）。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

要するに、国語力とは言語技術操作能力、すなわち論理的思考力。「いいやそうではない」と思っている人も巻き込んで議論し答えを出した上で論理的思考力の内実を追究する、そのプロセスなくして、学習指導要領も学力テストも、決してその質の向上を得られない。

福嶋隆史@ふくしま国語塾 @FukushimaKokugo

国語力の定義が不明確だからこそ学習指導要領が不明確になり、学習指導要領が不明確になるからこそ学力テストも不明確になり、結果として余計な脚色を否定することができず、問題は複雑化してしまう。教える教師も、教わる子どもも、困惑する。