2013年4月25日

アニメ監督・幾原邦彦氏の表現における「生い立ち」が与える感性への影響について

『少女革命ウテナ』の原案・監督、『輪るピングドラム』の原案・監督・シリーズ構成・脚本・音響監督、小説『ノケモノと花嫁』なども書かれているアニメ監督の幾原邦彦さんが表現者のその「生い立ち」が与える感性への影響についてのつぶやきをまとめさせていただきました。う~ん、いろいろと考えさせていただきました。
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幾原邦彦 @ikuni_noise

『さらざんまい』とか『ユリ熊嵐』とか『輪るピングドラム』とか『少女革命ウテナ』とか『ノケモノと花嫁』とか。リプライは気まぐれに。オフィシャルHP『https://t.co/Qy6SfMq3R5

https://t.co/M72psyS3bt

幾原邦彦 @ikuni_noise

何かを表現しようとする者たちは、「おいたち」が与える感性への影響から逃れることはできない。

2013-04-25 17:48:12
幾原邦彦 @ikuni_noise

自分がこれまで出会った「凄い能力がある」と思えた人たちを大きく分けると。その1「最悪の環境で育った」という人。過去に戻りたくない、というエネルギーが当人のエンジンにガソリンを注いでいる印象。

2013-04-25 17:56:51
幾原邦彦 @ikuni_noise

その2「最高の環境で教育を受けた人」。卑屈さがない。誰より上とか下とか、序列を気にしていない。純粋な好奇心による学習意欲が高い。ただし「自分は苦労していない」という逆コンプレックスがバネになっている場合も?。でも、一番、モチベーションが尽きないタイプだと思う。

2013-04-25 18:05:16
幾原邦彦 @ikuni_noise

その3「当人いわく、普通の家庭でした」という環境で育った人。ごく稀にだけどいる。この場合、ある意味で「よい育てられ方をしている」のだと思う。「日常から色んなものを感じる」ことを教わる。自分は、この種類の人と話をするときに、感動的な発見をすることが多い。

2013-04-25 18:11:24
幾原邦彦 @ikuni_noise

つまりですね。大勢の妹に囲まれて、いじられる男の子の物語は、決して単なるドリームではなく、「まさに、おいたちによる切実な欠乏」から生じた物語なのです。お兄ちゃんのことなんか、全然、好きじゃないんだからねっ!

2013-04-25 18:16:34
幾原邦彦 @ikuni_noise

また、大勢のプリンスが平凡な少女(私)を囲む物語も、決して単なるドリームではありません。全て切実な物語なのです。ドキドキが止まらない!

2013-04-25 18:18:59
幾原邦彦 @ikuni_noise

ぼくは1と3の間ぐらいだと思います。2の部分も少し。よい教育を与えてもらった、という印象もあるので。 RT 因みに監督はどちらのタイプだと思われますか?

2013-04-25 18:29:58
幾原邦彦 @ikuni_noise

コンプレックスや反発をダークに描くと暗いだけだけど、ちょっと俯瞰で状況を見るとコメディに見えたりする。基本、楽しくないものは他者には観辛く読み辛い。なので「視聴者や読者を楽しませる」自虐的視点が必要かもしれない。

2013-04-25 19:52:34
幾原邦彦 @ikuni_noise

当人が望む望まないにせよ、誰しもにとって、創作や表現は「おいたちへの復讐」として姿を現す。キラキラの世界を描く者は、そのことで「おいたちに復讐」している。ダークな物語を描く者は、そのことで「おいたちから解放」される。やさしい物語を描く者は、そのことで「おいたちを許して」いる。

2013-04-25 21:12:39
幾原邦彦 @ikuni_noise

わかります。「承認欲求」は僕にもあります。それは先にあげた「その1」の人に強くあるようです。「その2」「その3」の人たちには、それは薄いようです。 RT また、それを第三者にも認めてもらいたい気持ちがあるような気がします。

2013-04-25 21:18:41
幾原邦彦 @ikuni_noise

「生い立ち」を元から肯定できる人は、創作や表現をしないような気がします。 RT 幾原さんのお話、よくわかるんだけど、「生い立ちを元から肯定している人」がいない感じするので若干の違和感は残る。

2013-04-25 21:26:19
幾原邦彦 @ikuni_noise

もし「生い立ち」への復讐心が、創作や表現の源泉ならば、個人の中にある物語は、そう幾つもないだろう。自分の中にある物語もそうだ。

2013-04-25 22:10:13
幾原邦彦 @ikuni_noise

よくよく考えたら、自分は「生い立ち」から生じた沢山の出会いに「生かされている」ことに気が付く。いまごろ。間違えなく自分は「生かされている」。みなさん、ありがとう。

2013-04-25 22:25:04

コメント

佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen 2013年4月26日
幾原さんが自分を「1と3の間ぐらい」「2の部分も少し」じゃぁ全然 大きく分けられてないじゃないですか。
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たかみん @minitan 2013年4月26日
LawofGreen 凄い能力を得るための要素が大きく3つに分けられるというだけで、監督自身のタイプを自己分析すると「1と3の間ぐらい」「2の部分も少し」になる。という意味ではないでしょうか。
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佐倉 大 (北久保弘之) @LawofGreen 2013年4月26日
.@minitan つまり、簡単に言うと「野菜盛り脂増し増し大辛で」みたいな感じでしょうか?
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戸田 @9889141 2013年4月26日
RGBみたいなものとして理解してたが。
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