これが彼のやり口だ。

「みんな「一般人は無知」という前提で話しかけてくるなぁ。」というくろちゃんの独白を、「無知な一般人」とくろちゃんが言ったと巧妙にすり替えている。くろちゃんの独白の中にある「一般人は無知」は、くろちゃんの意見ではなくみんなの意見である。しかし、くろちゃんが言ったことにしている。しかも、くろちゃんのツイートに「無知な一般人」の語は、ない。この表現は、ありもしないことを事実であるかのように吹聴するデマである。

「ググって資料探すなら、一人で出来ます」と言われたくろちゃんが、「ググればすぐわかることの「説明」を求めるのは、なぜでしょう？」と聞いた。それを受けて、「ググれば分る」とくろちゃんがみずから言ったように書いた。ググれば分るを最初に主張したのは自分だったのにかかわらず。

彼は、こうやって言葉巧みに相手を陥れて、評論家としての現在の地位を築いたのであろう。彼にとっての論争は一対一でやるものではなく、読者（ギャラリー）の存在が必要不可欠であり、彼はいつも読者を、このやり口で自分の味方につけてきた。いとも簡単に手玉に取られてきた読者の側にも、このような社会的存在を許した責任の一端がある。

手口その2

こういうふうに、相手の意見を勝手に捻じ曲げて、言ってないことを言ったかのように聴衆に聞かせることを彼は、ずっとやってきた。だまされたほうも悪い。原典を参照すれば、このようにすぐにバレル程度の稚拙な悪事なのだから。

私が書いたのは、誤りはすでに実施された85例を知らなかったこと、だ。強い意見を言ったことを誤りだとは言ってない。むずかしく書いてない。読めば中学生にもすんなりわかるように書いた。

日本語におけるカギカッコの使い方の問題ではない。彼の頭の中の構造の問題だ。