鬱ンデレラ

俺のためのとぅぎゃ
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大豆平(yes包平) @obakamame

ピンヒールを履いた男性の脚線美について考えていたら脳内にできたのは欝デレラ

2010-09-10 18:46:04
大豆平(yes包平) @obakamame

継母おかーさん(誰かが結婚すれば家計が楽) 長女クズ(玉の輿でお金使い放題と聞いて) 次女ひんにい(お城のウォシュレット目当て)

2010-09-10 18:49:22
大豆平(yes包平) @obakamame

昔々あるところに節約命のオストおかーさんと二重の意味で玉の輿に乗りたい長女クズと頻尿に悩まされる次女ひんにいと末っ子の引きこもり鬱ちゃんがいました。

2010-09-10 20:15:36
大豆平(yes包平) @obakamame

ある日いきなりオストおかーさんがいいました「今日はお城でパーリィだ。誰か一人王子のたまとってこい」それを聞いたくずは「玉の輿を手に入れるチャンス!」と喜びました。ひんにいも「ウォシュレット!!」と喜びました。鬱ちゃんはずっと部屋に篭もりきりだったので知りませんでした。

2010-09-10 20:20:08
大豆平(yes包平) @obakamame

パーティーの時間になり司祭服のオストおかーさんが娘の数を数えていると一人足りないことに気が付きましたが鬱ちゃんに声をかけても返事がなかったので諦めて出かけました。

2010-09-10 20:23:56
大豆平(yes包平) @obakamame

一人になった鬱ちゃんが部屋でお薬を数えていると夜のお薬が足りないことに気が付きました。そういえば今日の夕方にクズから受け取るはずでしたがパーティー騒ぎですっかり忘れられていました。鬱ちゃんは静かに焦りましたがお城は遠くまた人の気配もありません。そこへ1羽の小鳥が窓をつつきました。

2010-09-10 20:30:46
大豆平(yes包平) @obakamame

主主私はあなたに恩返しをしなければなりません。主はいま困っているようです私にできることならばなんなりとお申し付けください。鬱ちゃんは助けた覚えはありませんでしたが小鳥に家族がお城にいること大事なものが無くて困っていることを伝えました。小鳥にお使いを頼もうとすると無情にもだが断る!

2010-09-10 20:42:57
大豆平(yes包平) @obakamame

小鳥にあっけなく断られてしまいました。鬱ちゃんが小鳥の耳元でしねしねしねしねと呟いていると小鳥が震えだしほあたっ!という奇声の後部屋がひかりに包まれました。

2010-09-10 20:57:44
大豆平(yes包平) @obakamame

次に鬱ちゃんが目を開けたときムキムキした走る背中に担がれている白いを来た自分の姿が見えました。「放せー降ろせー人攫いー!」小鳥の脚力は強く腕の力も強かったのでびくともしません。そうして鬱ちゃんは小鳥によりお城に強制連行されました。

2010-09-10 22:09:31
大豆平(yes包平) @obakamame

小鳥は鬱ちゃんを豪快に背負い投げして去っていきました。あまりの事に鬱ちゃんは呆然としていましたが物音に気づいた城の門番が何事かと駆けつけました。「訳あってこちらのお城に参ったのですが途中得体の知れない物に(せ)おわれてしまって…」鬱ちゃんがそっと足元をみながら呟きました。

2010-09-11 01:33:21
大豆平(yes包平) @obakamame

何かを勘違いした城の門番はきっと今日の招待客だろう従者も連れずかわいそうに…と大広間に連れて行きました。

2010-09-11 01:35:08
大豆平(yes包平) @obakamame

その頃大広間では一向に出てくる気配のない王子様不在のパーティーが開かれていました。オストおかーさんはあちこちの花を見たり料理を持ち帰るにはどうするべきかと悩んでいました。

2010-09-11 01:38:01
大豆平(yes包平) @obakamame

その頃クズは豪奢なロングドレスを身に纏いお金持ちそうな男性女性問わず片っ端から井戸端会議に連れ込んでいました。ひんにいは一曲ごとに踊る相手を変えてそれなりに楽しんでいましたが一曲分しか体が持たないのでトイレで捲くり易い膝が見えるかもしれないと思う程のミニのドレスでした。

2010-09-11 01:41:39
大豆平(yes包平) @obakamame

その頃お城の奥深くでは王子様とは名ばかりの汚ギル様が従者にデッキブラシで現れている真っ最中でありとあらゆるブラシで洗われた後思わずやすりを持ってきた従者に踵落としを入れて汚ギルは逃げ出しましたが浴室の外で待ち受けていた物達によってたちまち着替えさせられてしまいました。

2010-09-11 01:46:32
大豆平(yes包平) @obakamame

実は汚ギル様はお城がお金があり働かなくてもいいという恵まれた身分のため外に出るのがめんどくさくなり家族から一人離れて従者と快適インターネット生活でした。しかしその平和な日常を一変させかねない出来事が数日前に起こってしまったのです。

2010-09-11 01:54:06
大豆平(yes包平) @obakamame

「チチキトク スグカエレ」 それは数年あっていない弟からの物でした。いまさら家に帰りたくない汚ギル様はきっとこれは罠に違いない帰らない理由を作らないと。帰省帰省。あ!家族ができたので帰れませんにしよう。そういった考えでお城の舞踏会は開かれたのでした。

2010-09-11 01:56:42
大豆平(yes包平) @obakamame

「うぉっまぶし!」普段引きこもりの汚ギル様には大広間の照明は眩しすぎました。広間が見下ろせる位置にある椅子に座り広間を眺めながら後でシャンデリアか間接照明に変えてもらおうと汚ギル様は考えました。

2010-09-11 02:01:28
大豆平(yes包平) @obakamame

「白薔薇様」「白薔薇の君」広間のあちこちで囁きが聞こえてきましたがそう言う者たちと目が合うたびに独逸もこいつもどうせ風呂に入れというに決まっている…そう思った汚ギル様は頬杖をついて眺めるばかりでした。

2010-09-11 02:08:36
大豆平(yes包平) @obakamame

暫く広間を眺めているとやがて自分と似たような髪の色のものが広間をうろちょろしている事に気が付きました。従者を呼びつけあの銀の髪の者を連れて来い。汚ギル様はそう言うとやってきたひんにいと一曲踊りました。別れ際に名前を聞こうとすると「あ!トイレ!じゃまた」と逃げられてしまいました。

2010-09-11 02:16:23
大豆平(yes包平) @obakamame

汚ギル様はその後も気になったのか銀の髪の者を探すのを諦めませんでした。二人目の銀に髪の者に名前を聞こうとすると「そんなことはいいからしようぜ?」とお城の奥に連れて行かれ危うく襲われそうになったので涙をこぼしながら逃げてきました。

2010-09-11 02:19:01
大豆平(yes包平) @obakamame

その頃オストおかーさんは度重なるナンパにも負けずテーブルの一つに陣取りひたすらお酒を飲みつづけていました。やがて入り口の方から履き慣れないヒールに従者に手をひかれた鬱ちゃんがやってきました。

2010-09-11 02:22:55
大豆平(yes包平) @obakamame

鬱ちゃんのもつ誘蛾灯のような怪しい青白さを見た汚ギル様は椅子を降りふらふらと欝ちゃんの元へ近づいていきました。「お前?いい匂いがするな?」鬱ちゃんはいろいと聞かれるとまずいのでとりあえず汚ギル様を黙らせようと思いました。

2010-09-11 02:46:14
大豆平(yes包平) @obakamame

「人が多いのも眩しいのも嫌い」そう言うと鬱ちゃんは人気のない方に向かいました。慌てて汚ギル様がついていくとそこは無人の庭でした。昼間のお茶用かそこには椅子とテーブルが置かれたままでした。鬱ちゃんはこれ幸いと勝手に椅子に腰掛ますがまだ汚ギル様はついて来ていました。

2010-09-11 02:58:20
大豆平(yes包平) @obakamame

屋根のない中庭は月の光も入り込みより一層欝ちゃんの青白さを引き立てます。汚ギル様はふらふらと欝ちゃんの足元へたどり着き鬱ちゃんの純白のブーツの爪先に唇を落としました。「ようこそわが城へ白の花嫁」さらっと言ってのけた汚ギル様に鬱ちゃんは一気に鳥肌立ちました。

2010-09-11 03:09:57
大豆平(yes包平) @obakamame

汚「どうして今夜この城へ」?鬱「人を…探しに」汚「嘘だ。わざわざ迷い込んで見つかってしまう蝶がいるなんて!よろしければお名前をお教えいただけませんか?」ますます寒くなる汚ギル様の発言に鬱ちゃんはどんどん血の気が引いていきます。

2010-09-11 03:24:37
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