ガミラスと地球がワーストコンタクトを回避できたなら
- hatigatu16
- 4084
- 0
- 2
- 2
古代守「地球に帰ってきたんでな、寄ってみた」 真田志郎「そうか……ガミラス帝国が貸与する恒星間戦闘艦を受領してきたんだな。どうだ、向こうの艦は?」
2013-04-30 00:15:30古代守「凄い。あんなコンパクトなエンジンで銀河間空間も航宙できるんだ。ただ、艦の運動能力に関しては、こっちの方が優れている部分もある。まあ、しばらくは向こうの技術を咀嚼するだけで精一杯だな」
2013-04-30 00:18:20真田志郎「ところで、それとは別口の話がある」 古代守「なんだ?」 真田志郎「イスカンダルと名乗る、別の恒星間文明が接触を図ってきた。地球圏のガミラスからの解放を主張している」
2013-04-30 00:23:59古代守「ガミラスからの解放?ガミラスの敵対勢力なのか。微妙なタイミングだな……ガミラスからの技術導入によって火星のテラフォーミングが再開されたばかりだ。地球圏はガミラスとの同盟を受け入れ始めている」
2013-04-30 00:25:29真田志郎「ああ、手放しでは歓迎できない。しかし、イスカンダルは交換条件として技術の無償提供を申し出ている。地球が技術的、軍事的にガミラスのみに依存している状態から脱したいと考える人もいる」
2013-04-30 00:28:46古代守「上は、どうするつもりだ?」 真田志郎「混乱している真っ最中さ。ここから先は独り言だ」 古代守「ああ」 真田志郎「海賊船を仕立てようと言うアイディアがある。正規の軍艦をイスカンダルとの交渉に派遣すれば、さすがにガミラスも黙ってないだろう」
2013-04-30 18:59:34古代守「一部の反乱分子が勝手に宇宙船を仕立ててイスカンダルへ行った、と言う事にするのか」 真田志郎「ああ。いざとなれば切り捨てられる民間軍事企業と言うところか。ガミラスも銀河系方面では大人しいが、両のマゼラン星雲を股に掛けて戦争の真っ最中なのは観測されている」
2013-04-30 19:03:37古代守「ガミラスの戦争に巻き込まれる可能性は考慮されなければならない、か。やはり保険も必要…なのか。海賊船は目星がついているのか?」
2013-04-30 19:05:41真田志郎「極秘で建造を進めているとか。一つは日本で。もう一隻は欧州で」 古代守「名前は?」 真田志郎「海賊船ヤマト、それにアルカディア号」 古代守「ヤマトって…まさか」
2013-04-30 19:08:30