塩見恭平さんによる「当たり前会社法」

しおミン @sioMinn

本日は当たり前会社法。2年連続不良答案を書いたと確信している自分だからこそ、一応の水準に達するために必要なことが言えると思っています。 40~55点を取るために必要だと思う当たり前をつらつらと書き記します。 #当たり前会社法

しおミン @sioMinn

会社法は条文。事案に応じた適切な条文が引けたら、それだけで良好な答案がかけると思います。余裕がないなら規則までは必要ありません。規則を一度見るのであれば、その時間を会社法本体に当てるのが受験政策上適切だと思います。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

2項、3項や隣の条文に例外事例(監査役会設置会社の場合など)が載っている事が多く、司法試験でそこを突かれることも多いです。隣の条文を見る余裕が必要です。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

迷ったら目次と2条。どこに何が書いているか知るための目次と、定義規定は意外と役に立ちます。あと、もちろん条文は条、項、号、前段後段まで。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

会社法で問題となる解釈論の数はとても少ないので、繰り返し出てくるところ(120.356.423.429.831など)は自分の中で定型化しておく必要が高いと思います。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

思考の流れはパターン化可能。役会、総会、瑕疵、責任、後始末、特別責任や免責の可否というパターン。 問題文の記載も、会社の構成、瑕疵、損害の発生・内容、役員の主観という順番に固定化されています。 #当たり前会社法

しおミン @sioMinn

答案の流れとしては、 1.どの行為に法的瑕疵があるのか 2.瑕疵につき、どのような法的処理がなされるべきか 3.行為の効力が否定されたときに、そのことが他の行為に連鎖しないか という順。もちろん、問題文の指示に従い、書くべきことを書く。 #当たり前会社法

しおミン @sioMinn

2.と関連して。瑕疵については手続瑕疵と実体瑕疵に分けて書く。分析は会社の対内関係と対外関係とを分けて書く。瑕疵がある場合、行為が有効・無効・不存在のどれに当たるか、有効として関係者に民事責任が問えるかという思考過程を取る。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

前のツイートからわかるように、会社については常に段階的思考をとるとかきやすい。行政法と書き方が似てるな、と感じたものです。あと、会社法特有の事情としては、試験委員が論理矛盾を誘う点があります。3.の段階で論理的整合性は強く意識してください。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

論理的整合性との関係で、会社法はかなりの事案処理能力が問われていると思います。こだわりを捨て、書きやすい(出題者意図に沿った)結論に持って行く論理を通すことが必要です。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

条文趣旨を考える際に一面だけを見ていては失敗します。会社法は民法の特別法です。特別になる理由として、多数の利害関係人の存在があります。原則の民法に戻って思考することは大切ですが、特別たる所以も意識しておくと良いと思います。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

本件では原則通りであることをきっちり明示することが重要。例外に当たらない、という記載で一定の点が入ります。 これは会社に限らず、かもしれませんが、今、なぜこの話をしているのか、議論の実益に気づき、明示すれば点になるらしいです。採点実感に書いていました。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

任務懈怠については、 1.任務が何か 2.任務をどう怠っているか を記載。ここも段階的に書くとわかっている推定が働き、いい答案であると見られる点です。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

普段の勉強法としては、 1.制度趣旨の理解、制度概要暗記 2.条文を丁寧に読む。親しむ。 3.判例通説の考え方を理解し、正確に暗記。 もっとも、暗記すべき判例は多くないと思います。完全な暗記でなく、条文を見て判旨を正確に思い出せれば十分。#当たり前会社法

しおミン @sioMinn

制度概要暗記にあたって、機関の図が秀逸。 機関 図で検索すれば出てくるブログの中にありますよーだ。 以上、当たり前会社法でした。何かおかしいとこ、質問などあればどんどん反応ください！！ #当たり前会社法