斎藤環先生-ぼくたちの内なるヤンキー文化、いじめなど

東畑開人×斎藤環　対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

いやあ、いい”集会”でした。いろいろ考えたこともあり、折を見て呟きます。日生学園パネェっす。@borasisii 斎藤環さん、海猫沢めろんさん。そして飛び入りゲストの所十三先生と、速水さん。みんなでヤンキーごっこの図。 http://t.co/nW0tWo3c

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東畑開人×斎藤環　対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

オタクとヤンキーは簡単に”偽装”できますよ。そういえば日本の役者は”兵隊”と”やくざ”だけはみんな巧い、って話があったなあｗ@gorilla_roland ヲタクも似合ってますがヤンキーも似合ってます先生ｗｗ

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おつぎはニコ生でヤンキー論です。10月4日木曜日20時より、お相手はヤンキー歴のあるアーティストのミスター氏、司会は貴腐人代表・金田淳子氏でお送りします。乞御期待！！http://t.co/JWwVjeXe

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ヤンキー対談補遺。主に海猫沢さん情報。@uminekozawa まず、アウトサイダー・タトゥーなるものがあるらしい。TATOO BURST　なる雑誌を見せてもらって知った衝撃の事実。あ、「アウトサイダー・アート」って意味です。

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海猫沢さんが卒業した「日生学園」のＰＶ。http://t.co/5s7EA1Q5　朝4時起床、モットーは「全力」。全力床磨き。全力便器素手洗い…全力ってか、なんかケイレンしてるみたいなんですけど。そしてなぜ松山千春…フォークとヤンキーの関係もいずれ追及せねば。長渕問題も含めて。

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徴兵制復活とか奉仕活動義務化ってのは、こういう日生学園みたいな風景を全面展開することにしかならない予感。海猫沢さんの名言「心でっかち」とは良く言ったもの。個であることを否定する形でしか一体感を演出できないところに限界があるね。

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もう一つびっくりしたのは「よさこいソーラン」の全国制覇ぶり。中学で「やらされた」経験者の多いこと。まあ金八先生（第6シリーズ）の感動の最終回がコレですからね… http://t.co/j7kJhTJl　

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「自分はオタクなのかヤンキーなのか」という葛藤は多くの中高生によって共有されているらしい（いわゆる「サブカル」は選択肢にない模様ｗ）。地方中学でカースト強者たるヤンキーを偽装しつつオタクをやるというねじれた青春も多そうだ。

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地方の学校社会では、ぼーっと生きているといつの間にかヤンキー文化に染まってしまう。もしそれを避けたければ「趣味」と「知性」で武装するしかないのかも。ちゃんと武装してないと「維新の会」が迎えに来るぞ。

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どうやらやっぱりヤンキーには「良いヤンキー」と「悪いヤンキー」がある模様。僕はコレと似てはいるけど別の軸として非行歴バリバリの「ハードヤンキー」と、なんとなくバッドセンスの「ソフトヤンキー」の区分を提唱したい。後者の代表がマロン湖。異論は認めない。

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橋下氏個人への評価は是々非々としても、周辺に蝟集する有象無象の顔ぶれと来たら…本人より取り巻きがアキレス腱ってとこまでヤンキー的。ほとんど「たけし軍団」みたい（そのまんまの人も居る）。あとヤンキーってタテ社会に見えて基本は「下克上上等」なんで寝首かかれないように！　

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というわけでヤンキーツイート続き。明日のニコ生の予習を兼ねて。

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ソフトヤンキーは日本の心。ってか日本の無意識。だって「頑張れ！」って「気合いだ！」ってことでしょ。「心」は言ってみりゃ「ホムンクルス」。入れ替え可能で、身体を操縦する小人。だから「心でっかち」は「気合主義」に直結する。だって「気合」は「入れる」もんでしょ。

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ある種の「バンカラ」はヤンキー文化と親和性がある。僕の母校は日本でも有数のバンカラ高校だったから良くわかります。応援歌練習なんて「気合」と「威嚇」と「懲罰」のカオス状態だもんね。これもまた「心でっかち」。

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応援といえばチアリーディングにはわかりやすい”報酬効果”がありそうだけれど、バンカラの応援歌なんて「負けたらどうなるかわかってンだろーな、あ？」的な威圧感しか感じない、とまでいえば言い過ぎか。あとはせいぜい愛校心、愛郷心とかね。

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応援歌に血道を上げてきた立場からすれば、チアリーディングは謎。なんで露出度の高い衣裳でアクロバットみたいな動きをすることが応援になるのか。あれも競技の一種で「チアリーディング大会に専念するため、当分の間、応援活動は自粛します」みたいな話もあって良くわからん。

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チアリーディングの報酬効果って言うのは、単にヒーローがチアリーダーとくっつけるとか以上に、周囲からの「ジョックス Jocks」認定効果が大きいかも。

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ジョックスってのはハイスクールのカースト上位者ね。男子ならアメフトのエース、女子ならチアリーダーみたいな。実力主義だから偽装はムリ。ヤンキーは偽装可能なぶんだけ「やさしさ」があるかな。

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応援は気合、試合も気合。でもスポーツで「気合」が本当に有効なのは、たぶん一部の格闘技くらいじゃないかな。駆け引きや熟練性が問われる競技や相手が人間じゃない競技（アーチェリーその他）とかはかえって邪魔になりそう。つまり「戦略」「戦術」と「気合」はしばしば対立すると。いや知らんけど。

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まして精神療法では気合は有害。クライアントを威圧してどうしますか。治療系は全般にダメね。気合い入った外科医とかに体いじられたくねえ。まあだいたい、相手との関係性を丁寧に構築する必要があるジャンルでは「気合」はジャマくさいだけかも。

東畑開人×斎藤環　対談集『臨床のフリコラージュ——心の支援の現在地』青土社 @pentaxxx

ここで思い出した。気合ってあれだ、「大和魂」。史上最悪のダメ作戦「インパール作戦」（1944）での牟田口ダメ司令官の弁。「…皇軍は食う物がなくても戦いをしなければならないのだ。兵器がない、やれ弾丸がない、食う物がないなどは戦いを放棄する理由にならぬ。…

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…弾丸がなかったら銃剣があるじゃないか。銃剣がなくなれば、腕でいくんじゃ。腕もなくなったら足で蹴れ。足もやられたら口で噛みついて行け。日本男子には大和魂があるということを忘れちゃいかん。」。

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コイツのせいで七万人の兵士が無駄死に。反知性主義と気合主義の最悪のブレンド。ヤンキー中間管理職にありがちな暴走。

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短期的かつ単線的な目標設定には「気合」はそれなりに有効なこともある。「反復横跳び」とか「がれき撤去」とかね。でも長期的かつ複雑な目標達成にあっては気合はたぶんジャマ。

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「撃ちてし止まむ」「一億一心」「進め一億火の玉だ」「一億玉砕」「ドンドン撃つには グングン貯蓄」…戦時スローガンをと並べてみると「心でっかち」の起源の一つと知れる。要するに「気合い」ってのは、無限の資源なんだよね。無限だから目標がない。無限だからタダ。