ダフト・パンク 『ランダム・アクセス・メモリーズ』 アルバム・レビュー
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大阪から戻り、DAFT PUNK / "Random Access Memories"の試聴会に行って来た。一応、行く前に過去3枚を聴き直したけど、この新譜はどのアルバムにもあてはまらない。byハヤシ(続く) http://t.co/HAjYUBEiwE
2013-05-02 19:44:24徹底的に追求された生のグルーヴが気持ちいい!でも最初に受けた印象は「こうきたか!」エポックメイキング的なアルバムと言えばやはり2ndだと思うけど、クラブシーンに与える衝撃度で言えばこれが最強な気がする。あと10回は聴き直したい…byハヤシ(終わり)
2013-05-02 19:51:09先月、daft punkの新作試聴会に行ってきました。参加メンバーや音を聴いて「ああ、夢叶ってる〜」的な印象をうけた。情報一切入れずに聴いた方が楽しいかも。若い人が聴いたらどう思うかな?そして新作のジャケ、Legendary Heartsに似てると思った
2013-05-02 20:49:54↓試聴会が終わって、会場にいた某雑誌編集長とキューン女子と三人で「どうでしたか〜?」的な会話。僕は「ディズニーシーの噂を聞いてディズニーシー行ったあとみたいな気分だ」と答えた。たぶん、二人とも「なんだそれ?」だったと思うな....。
2013-05-02 21:48:25情報解禁日がきたので、ダフト・パンクの歴史的大傑作「ランダム・アクセス・メモリーズ」について熱くツイートしようと思ったが、あまりにも語るべき点が多すぎて途方に暮れる。もし自分に時間とエネルギーとスピードとパワー(権力)があったら、200ページくらいの「RAM」副読本を出したかった
2013-05-02 00:19:15RAM 1。まずGet Luckyはある意味ミスリード曲と言える。あの手のマイケル・ジャクソンOff The Wall的ディスコチューンは13曲中3曲しかない。では、アルバム全体はどんなムードかというと、彼らの過去の曲でいうとSomething About Us的なメロウなムード
2013-05-02 00:27:20RAM 2。ちなみに自分はSomething About Usがダフト・パンクで一番好きな曲。だからそういうヤツが言う「歴史的大傑作」だと思ってください。その手の曲で究極なのが彼らとはFace To Face以来となるトッド・エドワーズが歌うFragments Of Time
2013-05-02 00:33:58RAM 3。Fragments Of Time、もうイントロが始まった瞬間、ユーミンかと思った。要は70年代AORの世界。しかも、そこで♪Make Me Feel Like Seventeenとか歌ってるわけですよ。なにしろ「時の欠片」ですからね。もう号泣するしかない
2013-05-02 00:38:46RAM 4。要するにこのアルバム、トーマとギ=マニュエルの幼少期から少年時代までの「時の欠片」を集めた妄想アルバムなんです。その主役がジョルジオ・モロダーとポール・ウィリアムス。彼らの曲、Giorgio By MorderとTouchはそれぞれ10分くらいある。もう頭おかしい
2013-05-02 00:44:19RAM 5。このアプローチは本人を招集しちゃうのも含めてDiscoveryの松本零士オマージュと同じ。今回はそれを音楽の世界だけでやっている。圧倒的、徹底的に。ちなみにドラムはジョン・ロビンソン、ベースはネーサン・イースト。Off The WallのドラマーとBadのベーシストね
2013-05-02 00:55:49RAM 6。要するにさ、ヒップホップ以降、みんな「あのレコードのあの音が欲しい」ってサンプリングしてきたわけでしょ。それを全部本人呼んで弾いて/叩いて/歌ってもらってるの。コロンブスの卵っていうか、コロンビア(ソニー)のどこにそんな金があったの?っていうか、もう本当に頭おかしい
2013-05-02 01:01:16RAM 7。ジョルジオ・モロダーとポール・ウィリアムスとやった曲のエクスペリメンタル(キチガイ)ぶりについても書こうと思ったけど、もう聴いてもらうしかないや。ちなみにこの2人、「スカーフェイス」と「ファントム・オブ・パラダイス」の音楽家なのね。つまりブライアン・デ・パルマつながり
2013-05-02 01:09:33RAM 8。どんどん個人的に脱線するけど70〜80年代のデ・パルマ作品って自分が映画にどっぷり浸かるきっかけだった。それもあってGirgio By MoroderとTouchとBeyondではダフト・パンク2人の妄想/暴走とシンクロして嬉しさと懐かしさで頭がどうにかなりそうだった
2013-05-02 01:18:13RAM 9。脱線ついでに。アルバムは軽快なファンク「Give Life Back To Music」で始まる。音楽に生命の輝きを取り戻せ。まさにLife Is Comin' Backが作品全体のメッセージ。それを過去の大好きだったソウルやポップのマナーで鳴らす。大胆にパクりながら
2013-05-02 01:28:14RAM 10。要するにやってること、小沢健二「LIFE」と同じ。違うのは、全部本物を呼んでやってること。そういう意味では、超ウルトラスーパー渋谷系アルバム。さらに言うなら、実は小沢健二が「Eclectic」でやろうとしてたことって、「RAM」と本当に近いんだよ
2013-05-02 01:32:55RAM 11。小沢健二は(いつの間にか小沢健二の話になってるけど)「Eclectic」でジャズ/フュージョン界の大物セッションミュージシャン(マイケルやシャーデーのバックという点でも「RAM」と被ってる)をスタジオに呼んで、クールでメロウなソウル/AORをやろうとした
2013-05-02 01:37:06RAM 12。要するにSomething About Usとデ・パルマとEclecticをこよなく愛する自分にとって「RAM」はちょっとこれマジかよと思うほどストライク過ぎて、聴きながら卒倒しそうになったって話。どんどん説得力というか普遍性がなくなってきたのでこのあたりで止めます
2013-05-02 01:45:08寝て起きて、昨夜のダフト・パンク「RAM」連続ツイートを見直したら、かなり錯綜してるな(笑)。言い忘れたこと一つ。「トーマとギ=マニュエルの幼少期から少年時代までの時の欠片を集めた妄想アルバム」という意味で、実はすげえ似てるのは「ヘッド博士の世界塔」
2013-05-02 10:04:41ヘッド博士の世界塔→Life→Eclectic→Random Access Memories。自分の中では一直線に繋がる。もちろんそれだけじゃないというか、それ以上の作品ですが
2013-05-02 10:07:12サンプラーとレコードの山に埋もれて頭おかしくなりながら「ヘッド博士」を作っていた小沢+小山田のレコーディング風景と、レジェンドミュージシャンとビンテージ楽器に囲まれて頭おかしくながら「RAM」を作っていたトーマ+ギ=マニュエルのレコーディング風景は、かなり近いものがあったはず
2013-05-02 10:17:48宇野維正@uno_koreさんのダフト・パンク連続ツイートが熱すぎる。今日レヴュー解禁日らしいので僕も実況ツイートします。しばらく連投失礼〜。
2013-05-02 19:06:48【ダフト・パンク試聴実況1】 1曲目は「ギヴ・ライフ・バック・トゥ・ミュージック」。いきなりナイル・ロジャースのカッティングギター。本物感ヤバい。タイトル含めて思い浮かぶのは確かに小沢健二。EDMっぽいバキバキさじゃなくて、アナログ感ある音。そして2曲目。超メロウ!
2013-05-02 19:14:34【ダフパン試聴実況2】 3曲目はディスコの父、ジョルジオ・モロダーをフィーチャーした曲。何させたのかなと思ったら、語りだった。ディスコの成り立ちを語る。壮大な曲調がそれを祝福する。『スターウォーズ』の主題歌みたい。タイトルは「ジョルジオ・バイ・モロダー」。すげえ。
2013-05-02 19:23:56【ダフパン試聴実況3】M4はチリー・ゴンザレスのピアノがメロウさを、M5はオートチューンをかけたジュリアン・カサブランカスの歌声が色気を醸し出す。M6は再びナイル・ロジャースとファレル。ここまで打ち込み一切なし。最高レベルの食材を惜しみなく投じたフルコース料理のような豪華さ。
2013-05-02 19:38:31【ダフパン試聴実況4】7曲目「タッチ」。なんだろ、この曲、相当おかしい。8分を超える長さで、二転三転する。なぜか胸が詰まる。かなり多幸感あるストリングスとコーラスと甘いメロディなんだけど、不思議と切迫感に満ちてる感じがする。歌はポール・ウィリアムズ。失われた楽園のイメージ。
2013-05-02 19:49:43