2013年5月3日

ICRP Pub.111の図2.2について

原発震災

ICRP Pub.111の図2.2について、ひどい誤読が蔓延っていない？あれ、本文、キャプションの表記が悪いのだけど、成人の類型化によるモデルであって、おそらく体重60kg程度の成人が1Bq/day 100Bq/dayのセシウムを接した場合の全身放射能量の推移だよ。

2013-05-03 15:42:35

体の大きさで食物の摂取量=同一放射能濃度での摂取放射能量が異なるうえに、赤ん坊、幼児、小児、青年、成人（青年、中年、老年）で代謝能力が異なることを無視して、単純な換算をしてもそれは”でたらめ”。

2013-05-03 15:44:55

TLにへんてこな換算が流れてくるようになったので、気になった。

2013-05-03 15:45:20

尤も、Pub.111日本語版を読む限り、図のキャプションが悪い。本文の説明も不足している。

2013-05-03 15:46:20

@BB45_Colorado 訂正）　×セシウムを接した場合の　○セシウムを摂取した場合の　https://t.co/C5zJ9kFzcl

2013-05-03 15:47:55

成人が1日1500gの食物を摂取するとして、幼児や乳児が同量の食物を摂取するのか？少し考えればおかしなことに気が付く。

2013-05-03 15:49:28

例えば、体重60㎏の成人が1Bqのセシウムを1000日間摂取して、180Bqで平衡に達すると読み取れば、1000日後に成人は3Bq/kgで平衡に達するという意味に解釈するのが正しいだろう。

2013-05-03 15:52:43

そもそも、食物の摂取、代謝は個人差が大きいので、有効数値は2桁で上等と考えればよかろう。

2013-05-03 15:55:19

図表って思いもしない受け取り方がされるのだと改めて思うね。まぁ、キャプションが悪いわ。

2013-05-03 16:00:30

参考資料

ICRP Publication 111日本語版PDFへのリンクのあるページ
http://www.jrias.or.jp/books/cat/sub1-01/101-14.html

ICRP Publication 111　英語版へのリンクのあるページ
http://www.icrp.org/publication.asp?id=ICRP Publication 111

一過性の摂取の場合のCs137の生物半減期（PDF)
http://www.nirs.go.jp/db/anzendb/RPD/JPDF/gy/jgyCs137WB.pdf