ヘブル的視点での聖書理解の重要性!

旧約聖書の背景、神の結ばれた契約内容を知ってこそ、みことばを深く理解できるのです。黙示録に書かれた患難時代後半〜の内容をより深くり理解するために、一度「ヘブル的視点の重要性」を確認しておきましょう。
1
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

〜ヘブル的視点での聖書解釈の重要性〜 聖書の著者はほとんどがユダヤ人です。その著者たちと私たち異邦人の間には「三つの隔たり」があると言われています。 ①時間的隔たり…歴史的背景の必要性。 ②文化的隔たり…当時の習慣、言語理解の必要性。 ③地理的隔たり…聖書の地形、気候理解の必要性

2013-05-02 10:22:03
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

この立場で聖書を読むと、自然とキリストの地上再臨は、千年王国の前にあるという理解になります。しかし、みことばを「比喩的解釈する」という立場で読むと、黙示録は象徴的記述が多いので、「千年」を文字通り解釈することは愚かである、ということになってしまうのです。

2013-05-03 19:19:46
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

この説を説いた人物は、歴史上二人です。①オリゲネス…ギリシャ的背景を持つ異邦で、字義通りではなく隠された意味を探求し、比喩的解釈を確立した人。

2013-05-03 19:32:33
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

アウグスティヌス…オリゲネスの解釈を土台に「無千年王国説」を説いた人千年王国は霊的のみで、キリストの初臨〜再臨の間と考え、「教会時代」とする。したがって、キリストの再臨は、世の終わりだとするものです。 *置換神学は、この立場を取っているようです。

2013-05-03 19:34:35
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

千年王国は黙示録20章にしか出てきません。「千年」という期間も黙示録20章でのみ6回記録されているだけですが、もしこれが比喩的、象徴的に書かれているとするならば、黙示録または聖書の別な箇所に解説があるはずです。cf 黙示録2:13,16ー星、金の燭台→黙示録2:20に解説あり。 

2013-05-03 19:43:07
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

解説がない理由は、字義通りの意味だからです。千年王国は、キリストが統治される王国です。その王国を、新薬聖書を読まないユダヤ人も「メシア的王国」として信じているのです。なぜでしょう? それは、旧約聖書のどこかにその記述があるからです。

2013-05-03 19:46:44
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

キリストの再臨が、世の終わりだとしたらどうやって「メシア的王国」の預言が成就するのでしょう? このように、文脈を無視してみことばを理解するのではなく、聖書全体を文脈から字義通りに理解すべきです。そのためにも契約の神が選ばれた民を中心に、ヘブル的視点で読むことが重要になるのです。

2013-05-03 19:50:55
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

もう一つ例をあげると、22:23~33です。表面的には、特に問題なく読めてしまう箇所ですよね。23節で、サドカイ人たちは復活を信じていなかった、と解説もありますし、イエスを試そうとしていることくらい察しがつきます。でもここをヘブル的視点で読むとすご〜く深く理解出来るのです。

2013-05-03 20:01:30
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

パリサイ派もサドカイ派もともにユダヤ教ですが、聖書に対する取り組みが違いました。パリサイ人たちは、旧約聖書のトーラー(モーセ五書=創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記)預言書(5巻の大予言書&12巻の小預言諸書(それのどこからでも教理を出して良いと考えてました

2013-05-03 20:11:42
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

しかし、神殿仕えの厳粛なサドカイ人たちは、トーラーからのみ教理を出すべきだと考えていました彼らが重きを置くトーラーには、復活について書かれていないため、彼らは死者の復活を信じなかったのです。その彼らが「神学的問題を抱えているので教えてほしい」とイエスのもとにやって来たのです。

2013-05-03 20:22:01
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

ここでイエスがしていないことがあります。もし尋ねて来たのがパリサイ人たちだったら、イエスは ダニエル12:2、イザヤ26:19、ヨブ19:25~26を引用して、死者の復活について語っておられたでしょう。しかしこれらはトーラーではないので、サドカイ人たちには通用しないのです。

2013-05-03 20:28:57
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

だからイエスは、マタイ22:32でトーラーの中の創世記から『わたしは、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である』と「生きている者の神です」【アブラハム契約】の神を引用されたのです。

2013-05-03 20:32:45
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

神はアブラハムに対して子孫繁栄の約束をされました。アブラハムには8人の子どもたちがいましたが、その約束を継承したのがイサクです。cf「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるからだ」ー創世記21:12。そしてさらにイサクのの二人の息子のうち、弟のヤコブが約束を継承したのです。

2013-05-03 20:40:54
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

神が誰かと約束されたら、その約束した相手に対して成就するため、その人をよみがえらせるという根底がありますーヘブル11:17~19。肉的に死んだ人に対する約束はその人をよみがえらせて、成就させる必要があるのですーcf マタイ8:11。なぜなら、神は約束を守られる真実な方だからです。

2013-05-03 20:45:36
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

旧約聖書、神の契約という背景を持たない異邦人である私たちが、この箇所を理解するには限界があります。旧約聖書という背景を持ち、神の約束の民であるユダヤ人から霊的教えを乞うめぐみは、このように大きいのです。ヘブル的視点に立って初めて理解できることはたくさんあります。

2013-05-03 20:49:34
📖サザエのお裾分け🇮🇱 @wancupmaster

日々のデボーションで、聖書の学びで、どうか みことばを字義通り、文脈に沿って読むクリスチャンが増えますように。神が導いておられる方向、ヘブル的視点で神のご計画を理解するめぐみへと、御霊によって導かれますように。アーメン†

2013-05-03 20:53:12