山川建夫さんの この国の犯した重大な過ちである「侵略戦争」を2度とくりかえさないように

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山川建夫 @yukioyamakawa

今日、久々に面白い話をした。相手は或る私大の教授。二人の共通体験の一つに、都立の定時制高校の卒業というのがあった。入学時は、ぼくが1959年、彼がオリンピックの年の64年だった。実はこの5年という時間が、教師の直接戦争体験の有無を分ける分岐点だったのではないかと、ふと思ったのだ。

2013-05-04 19:07:54
山川建夫 @yukioyamakawa

彼が学んでいた都立高校定時制の何人かの教師は、かつてこの国が行った戦争が侵略戦争以外の何物でもない事を、口々に熱っぽく語ったという。例えば当時の新聞記事のコピーを時間軸に沿って何枚も示し、そこには「日に日に広がる日本地図」といって、占領地が拡大して行く様が一目瞭然だったという。

2013-05-04 19:20:09
山川建夫 @yukioyamakawa

当時の定時制高校の教師達は、先の戦争でこの国が犯した過ちを2度と繰り返してはいけないという使命感に燃えていたのだと思う。多分この国全体にそうした思いが濃厚にあったに違い無い。そうした「反戦授業」は突然、始まる事が多かったらしいが、証拠資料を持ち出すのは、「確信犯」だという事だ。

2013-05-04 19:28:39
山川建夫 @yukioyamakawa

ところが、その5年前に都立定時制高校に入学したぼくは、直接的な戦争体験をした教師から「反戦授業」をうけたのだ。例えば、従軍記者としてシンガポールにいた或る教師は、幌付きの軍用トラックが市内を巡回し、目に着いた若い女性を4・5人で抱えて次々に荷台に投げ込んで行くのを目撃したという。

2013-05-04 19:37:29
山川建夫 @yukioyamakawa

ぼくの在学中の教師の中には、戦地で直接、日本軍が行った事を「目撃」した人が何人もいて、それをぼくらに伝えてくれた。当然、子どもだった生徒たちの衝撃は強烈だった。そして、それが、その後の生徒たちの人生に大きなインパクトを与えたのは間違いない。定時制高校だったから特に顕著だったのか?

2013-05-04 19:45:38
山川建夫 @yukioyamakawa

戦地での直接体験を生徒に語ってくれた当時の定時制高校の先生達。それが5年後には、直接的な戦地体験のある先生が減って、「資料」を使うようなったという私大教授の話から、その5年間に先生の世代交代があったのかと思ったが、でも、侵略戦争を次の世代に伝えなければ!という情熱は引き継がれた。

2013-05-04 19:53:01
山川建夫 @yukioyamakawa

戦後日本のあらゆる弊害を日教組に押し付け、自分達には何の落ち度も無いという顔をし続けて来た自民党。福島での原発事故でも全く同じ姿勢である。嘘で塗り固められた自民党がここまで権力を維持して来れたのは、戦後の経済成長路線のお陰である。今またアベノミクスという詐術で延命を計ろうとしてる

2013-05-04 20:26:02
山川建夫 @yukioyamakawa

ぼくは日教組を擁護しているのではなく、この国が再び戦争に向かう流れを始めない為の大きな防護壁の役割を果たして来た「日教組」を権力側が見事に無力化してしまった事の重大さを指摘しているのだ。戦争へ向かう流れを止める幾重にも亘る人の輪が壊され今、憲法そのものに手が付けられようとしている

2013-05-04 20:37:21
山川建夫 @yukioyamakawa

この国の犯した重大な過ちである「侵略戦争」を2度と繰り返さないように、という先輩たちのメッセージを更に次世代に伝えたいと思って生きて来ましたが、先程の私大の教授も例外ではありません。でも彼が教室で「侵略戦争」の話をすると、投書箱に偏向教師の指摘が投函され当局から呼ばれるそうです。

2013-05-04 20:55:48