ハーバード白熱自習室『これからの「正義」の話をしよう』◎まとメモ【第10章.正義と共通善】

NHKのハーバード白熱教室の、 マイケル・サンデル教授著 『これからの「正義」の話をしよう』 を読んで、 みんなで議論する 「ハーバード白熱自習室」 ハッシュタグ: #JusticeJP ◎まとメモ【第10章.正義と共通善】
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@Greenbellove

#JusticeJP これから今夜の定例勉強会のための、サンデル先生「これからの正義のはなしをしよう」10章まとメモ♡をします。本を見ながらなので構成がイマイチなのは許してね。議論参加希望者はまとメモ♡終了後にハッシュタグを付けてご参加下さい。第10章、最終項目「正義と共通善」

2010-09-12 19:11:06
@Greenbellove

#JusticeJP 第10章は、国家の正義についての考察から始まります。国家(コミュニティ)における法律において、宗教はどのような意味を持つのでしょうか。ケネディとオバマを対比させて考えていきます。この場合の宗教とは道徳的観念という意味内包しています。

2010-09-12 19:19:29
@Greenbellove

#JusticeJP 私達は「宗教」と聞くと少し身構えてしまう人が多いのではないでしょうか。何故だか考えたことはありますか?それは一定の偏った道徳的思想を押し付けられ自由が奪われるという恐怖があるからだと思います。10章の導入では、この部分に焦点をあてて掘り下げられています。

2010-09-12 19:24:42
@Greenbellove

#JusticeJP キリスト教国家のアメリカでも宗教的思想を政治に持ち込むことは、ごく最近まで不安視されてきました。ケネディが台頭してきた時期はちょうどアメリカにおいてリベラル(自由主義)全盛の時代でしかたら、政教分離を掲げるケネディ演説は政治的成功と受け止められました。

2010-09-12 19:30:10
@Greenbellove

#JusticeJP 時代というのは、ある特定の思想に傾くと必ず枯渇する何かが蔓延し、人々は失ったものを渇望します。アメリカを支配したリベラル思想は自由と引き換えに人間としての道徳的価値観を失わせました。何をしても満たされない。その精神的渇望が人々の目的意識を目覚めさせたのです。

2010-09-12 19:36:58
@Greenbellove

#JusticeJP リベラルな世界で目的意識を失いつつあったアメリカ国民は、渇望していました。その声に応えたのがバラク・オバマでした。少しでも宗教の気配を感じることを嫌う進歩主義者のせいで、道徳的な言葉で効果的に問題へ対処する力を政治家が失ってしまったことに気づいたのです。

2010-09-12 19:42:06
@Greenbellove

#JusticeJP オバマの思想は1971年〜ジョン・ロールズが提唱してきた正義論の中立的思想を覆すものでした。国家は中立であるべき。これは果たして理想でしょうか?中立だけでは対処しきれない問題を抱えたアメリカは、道徳的価値観を政治的言葉で表現したオバマを迎え入れました。

2010-09-12 19:49:19
@Greenbellove

#JusticeJP オバマ大統領の道徳的思想は、先日のイラク撤退演説の中でも見ることが出来ます。道徳的価値観を持って戦争責任について考え思想を述べています。http://p.tl/CMP0

2010-09-12 19:54:36
@Greenbellove

#JusticeJP アメリカがリベラルから 道徳的思想を重視する過程でサンデル先生が注目されたのも、時代に必要とされたからだと思います。そして、不思議なことにほぼ同時期、日本においてもリベラルな自民党から道徳性を重視する民主党へと歴史的な政権交代が起こったのです。

2010-09-12 19:57:45
@Greenbellove

#JusticeJP 政権交代後、鳩山総理は失墜しましたが、現在民主党は総裁選が行われています。国民は投票することができない。なのに何故こんなに民意を意識して演説が行われているのでしょうか。それは日本国民もまた失われたものへの渇望があると、知っているからではないでしょうか。

2010-09-12 20:01:25
@Greenbellove

#JusticeJP 私達には政権交代をさせる力がある。それを忘れずに日本の政治の動向を知る必要があると思います。政治哲学を学ぶのは現実を生きるため。以前、エコノミストに小林正弥先生が寄稿された「日本の政治の流れを哲学用語で読む」は、とても勉強になるので、まだの方は是非。

2010-09-12 20:06:38
@Greenbellove

#JusticeJP リベラルに傾き過ぎると道徳的観念を忘れ、目的意識を失った私達はそれを渇望する。失った道徳的観念は宗教的な思想と結びついている。特定の宗教でなくても日本には八百万の神という思想があり故人を大切に思う気持ちがあります。思いを馳せることで育まれる道徳があるのです。

2010-09-12 20:16:25
@Greenbellove

#JusticeJP 人にとって大切な道徳的分野を宗教といって切り捨てていいのだろうか。オバマ大統領もサンデル先生もそう述べてらっしゃいます。説教臭いから、リベラル思想にとって相容れないからという理由で神学へ押しやられていた道徳的思想や価値を再評価しようという動きが起こっています

2010-09-12 20:20:18
@Greenbellove

#JusticeJP 次にp323.妊娠中絶とES細胞をめぐる論争。道徳的、宗教的問題に中立ではいられないという事例です。リベラル派の中絶権利擁護論の破綻について考察されています。自分の子を殺すかどうか政府は親に決めさせる自由がある…リベラル思想を展開すると破綻してしまいます。

2010-09-12 20:29:21
@Greenbellove

#JusticeJP ES細胞について。これは細胞がどの段階ならば人として認めるかという問題を抱えています。胚を人間と認めるならば、胚を破壊する研究は一人の成人した人間の体を、研究という名目で破壊することと同義です。リベラルな研究者達は有望な研究目的があると主張します

2010-09-12 20:34:43
@Greenbellove

#JusticeJP 生命倫理に関しての問題は非常に難しい。遺伝子操作で難病を救うことができる。その為にはいくつもの胚(人間)の犠牲が必要。さらに派生して、どの程度の病状なら適用させるのか。人間が定義するルールには限界があることを知らなければならないと思います。

2010-09-12 20:39:13
@Greenbellove

#JusticeJP リベラル派にとって生命倫理を扱う問題は例外であり、正義と権利をめぐる議題ならば有益な理論を展開できるのか。サンデル先生は同性婚について提議しています。p326.ですよ。ここは、リベラルの面白さと明快さを感じる箇所ですね。

2010-09-12 20:43:57
@Greenbellove

#JusticeJP 同性婚でも異性婚でも、一夫多妻、一妻多夫、多夫多妻、したいようにすればいいじゃん!リバタリアンは結婚論争の解決策を示します。結局、より良い結婚の形式など誰も決められないのだから、政府は一切介入せずに自由にしちゃおうぜ。という考えですね。ある意味魅力的です。

2010-09-12 20:50:16
@Greenbellove

#JusticeJP 政府の介入しない自由な結婚。この魅力的なリバタリアン理論には重大な目的が欠落しています。それは結婚の目的です。結婚論争の真の争点は自由な権利ではなく、名誉と正しい分配を受けられるかということなのです。

2010-09-12 20:54:33
@Greenbellove

#JusticeJP なぜ結婚が自由ではなく名誉と正しい分配が必要なのか。リバタリアンの結婚様式を想像すると理解できます。例えば多夫多妻制。最初は自由に満足しますが、そのうち不安になるでしょ?誰が一番の夫と社会的に認証されているのか、権利は?自由の代わりに渇望が生じるのです

2010-09-12 21:00:22
@Greenbellove

#JusticeJP サンデル先生はリベラルな考えについて様々な角度から検証していきます。とても丁寧に。時々考えるのが嫌になることもあったんじゃないかな。そして面白くて楽しい時も。この章を読むと本質を探す旅の過程が見えます。真摯に否定するからこそ謙虚になれるのかもしれません。

2010-09-12 21:06:22
@Greenbellove

#JusticeJP p334.私達は正義に対する3つの考え方を探す旅にでました。①最大多数の最大幸福(功利主義/ベンサム)②正義は選択の自由を尊重する(リベラル)③正義は美徳を尊重する(アリストテレス)。サンデル先生はこの本の中で一環して③を主張してこられました。

2010-09-12 21:11:43
@Greenbellove

#JusticeJP p336.サンデル先生はここから注意深く宗教と道徳的思想について述べています。いまだに誤解を受けやすい思想だからです。公正な社会が善良な考えをもとに判断されることで成り立つならば、私達にふさわしいのは、どのような政治なのでしょうか。

2010-09-12 21:20:58
@Greenbellove

#JusticeJP 政治について美徳を語れば、どこかの宗教家が怪しい演説をしているように感じる人も多いでしょう。このようなやり方だけが、美徳や道徳や共通善を政治に活かす 方法ではないとサンデル先生は言います。イメージだけではなく、もっと本質を見ていく必要があるのです。

2010-09-12 21:24:47
@Greenbellove

#JusticeJP 道徳や美徳。個人個人が精神性を育む問いかけを真摯に考えながら、一方で政治家も社会的問題についても同様の問いかけをしていくような政治を考えていくことが重要。それは政治理念となって私達へ方向性を示してくれます。 個人と政治家の両方が成長していくことが必要ですね。

2010-09-12 21:29:16
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