病理医ヤンデル先生の【病理医って】

これぞ、病理医広報の仕事ですね。
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病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(1)】具合悪い→医者行った→なんか血とられた→なんか診られた→なんかクスリ出た→治った。これが医療、というイメージがあります。私もそうでした。

2013-05-08 10:16:06
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(2)】こういう医療は確かにあります。医師の問診力、理学所見(体を診て触ってみるもの)の正しい取り方、聴診器、血圧、血液……このようなもので診断をし、お薬によって治す、あるいは現状を維持していく科。たとえば、循環器内科。代謝・内分泌内科など。

2013-05-08 10:18:01
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(3)】その一方で、「患者さんから何かを『採る』ことで治療する」という科も多くあります。「採る」理由はいろいろです。

2013-05-08 10:19:32
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(4)】有名なのは「がん」です。多くのがんは「とることによって治療する」場合があります。ただ、たとえば胆石で発作を起こしている人の胆嚢をとる場合もあります。さらに、「とることによって診断する」分野も数多くあります。

2013-05-08 10:20:27
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(5)】胃カメラで胃をみた時、そこに「なにかがあれば」、内視鏡医は小指の爪の先くらいの大きさの、ちいさなかけらを採取してくる場合があります。とってきて、それを実際に「顕微鏡で診て」診断するのです。

2013-05-08 10:21:36
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(6)】病理医とは、このように、「患者さんから『何かを採ってくる科』全て」と密接に関わります。つまり、「患者さんからとってきたものを、その大小を問わず、肉眼的に直接観察し、顕微鏡で観察して、細胞や病気の性質、その広がりなどを細かく診断します。」

2013-05-08 10:23:53
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(7)】病理医が関わる科は外科、消化器内科、産婦人科、泌尿器科、耳鼻科、眼科、(一部の)整形外科、(一部の)循環器内科・外科など非常に広範です。そして、この科がそれぞれいろいろな理由で採ってくる臓器を、診まくります。「診断のプロ」であります。

2013-05-08 10:25:08
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(8)】そして悲しいかな、ほぼ全部の臓器を相手にし(さっき書き忘れましたが脳も診ますし)、その組織診断という非常に細かい技術を習熟する都合上、「治療手技に関しては医学生レベルから一歩も進歩していない」、あるいは「そもそも治療しない」という性質があります。

2013-05-08 10:26:24
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(9)】実は病理医は「治療方針決定」にも深く携わりますので、治療の知識は必要なのですが、実際に手を下したりクスリを処方することがありません。わたくしはちなみに傷すら縫えません。聴診器は人にあげました(今頃コスプレ器具になってます)。

2013-05-08 10:27:12
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(10)】医師のモチベーションの一つである、「患者さんがありがとうと言う笑顔」は見られませんが、一緒に働く医師や多くの医療従事者から、欲望でにび色に輝く笑顔を向けられると、悪い気はしません。そんな不思議な病理医は、全医師の0.3%。専門医は全国に2100人。

2013-05-08 10:28:17
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(11)】ま、そんなに多くなくてもいいです。この仕事は。でも、もうちょっといるといいですねえ。思いっきり優秀な人が。才能だけで一瞬世の中を渡るような優秀さではなく、一生勉強しながら、多くの医療従事者と二人三脚できるような「本当の意味で優秀な人」が……。

2013-05-08 10:29:13
病理医ヤンデル @Dr_yandel

【病理医って(12)】チラッチラッ (糸冬)

2013-05-08 10:29:27

コメント

psykoma @psykoma 2013年5月8日
何となく、まとめができるのを阻害したような気持ちになってきたので、責任とって作りました。
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NiKe @fnord_jp 2013年5月8日
何故に他のお医者さんから「欲望でにび色に輝く笑顔を向けられる」のでしょうかね?
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病理医ヤンデル @Dr_yandel 2013年5月8日
なかよしだからです。٩(o❛∀❛)۶
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細川啓%求職中断 @hosokattawa 2013年5月8日
ちょっと古い小説だけど、アーサー・ヘイリーの『最後の診断』は病理医の仕事が書かれている。「この患者は足の切断が必要かどうか」でなかなか結論が出せない場面は息詰まる。今でもお薦めと言えるかな。
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病理医ヤンデル @Dr_yandel 2014年7月14日
すばらしいついーと!いちばんすきなまとめです!!( ‘-^ )b
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にっき @nikki15919 2016年2月21日
2016年2月現在、『最後の診断』の中古本価格がつりあがっております。フラジャイル読者が買ってますねー。
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