ロングパス前振りその1
昨日は一級建築士製図試験の合格発表。夏頃に「今年の受験者は浦安市立図書館に向かうといい」とツイートしたが、実際に浦安まで見に行ってくれて、結果的に(偶然ではあるが)本試験と酷似した設定だったこともあり、「合格できました」との嬉しいメールが届く。
2012-12-21 22:30:49規模は地下1階+地上2階で、閉架書庫(+設備スペース)が地下1階配置。1階が図書部門+カフェ(しかも貸出前の書籍閲覧可)で小ホールは2階(※多数派)。お話コーナーや風除室とセットでの全館セキュリティBDSなど。
2012-12-21 22:35:26来年は恐らく作図量勝負の年になるだろう。地上5〜7階建て規模の基準階ベースでボリュームがある設定と予想。よって、基準階のまとめ方と作図スピードが合格への鍵となるはず。
2012-12-21 22:39:27ロングパス前振りその2
昨晩の建築談義の中で一級建築士製図試験の話題に。試験裏話や受験生へのアドバイスなど。今年の試験課題予想も粗方一致。某資格学院では長期製図講座が早くも再来週からスタートする模様。そろそろ「製図試験用道具編」をまとめたいと思います。
2013-02-10 10:57:12製図試験に必勝法やマニュアルなんて存在しないので、まずはエスキスや作図の基本プロセスを理解し、試行錯誤しながら自分に合った方法を見つけ出すしかないのです。拘りをもって選び抜かれた道具たちは、そんなあなたを助けてくれます。
2013-02-10 11:12:48以下,本編
【新試験対応による一級建築士製図虎の巻・製図道具編】平成25年一級建築士試験の受付が始まるにあたり、まずは以前から反響のあった製図試験の道具編についてまとめたいと思います。
2013-05-08 03:04:59【製図道具編1】その前に、図面は生き物であり、言葉です。生きた図面を描いて下さい。図面は言葉を持って相手に内容を伝えていきます。設計者の意図を分かりやすく、そして正確に伝えなければなりません。線一本一本の太さや、強さ、濃さ、その全てに意味や想いを込めて書いて下さい。
2013-05-08 03:07:12【製図3】一番重要なシャープペンシル。作図の基本は下3本。一番上=0.7㎜HB(外構+植栽用)、二番目=0.5㎜B(文字用)、三番目=1.3㎜B(断面用)、四番目=0.9㎜B(柱+躯体用)、一番下=0.5㎜B(メイン用) http://t.co/2LCCUdfnxj
2013-05-08 03:12:38【製図4】メインはロットリング 500 0.5㎜のB(一番下)。この1本で通芯や捨線、寸法線のほか、太線、中線、細線を引き分ける。手に馴染む適度な太さと、ペン先重心の程よい重量感が線を引きやすくしている。軽すぎるタイプはグリップ力を要するので指先が疲れ、製図試験用としては不向き。
2013-05-08 03:14:54【製図5】文字や数字、計画の要点はGRAPH1000 の0.5㎜のB(上から二番目)。文字を書くときはペンの持ち方が微妙に異なるので、滑り止め付きソフトグリップタイプにすると疲れない。気持ちを切り替えられるのと、メインの0.5㎜を床に落としてペン先が曲がったときの予備的意味も。
2013-05-08 03:17:46【製図6】シャーペンの芯。本番の紙質に最も合っているのが一番下「Hi-uni 0.5㎜のB」。メイン作図線+文字の全てはこれ。雨や汗などの湿度差があっても安定して描け、強度もある。製図用紙の表面にも引っ掛らず、滑らかに走る。 http://t.co/ZtsDdmpQzo
2013-05-08 03:19:21【製図7】濃い芯は折れやすいという固定概念にはとらわれないように。適した筆圧とペンを回転させながらの作図、ベストな芯出し長さを修得すれば、そう易々と芯は折れない。
2013-05-08 03:20:37【製図8】ちなみに、A建築事務所では入所時に0.3㎜を使っていると「10年早い」と怒られるので、0.5㎜のBで全ての線種を描き分ける練習をさせられる。
2013-05-08 03:21:57[余談1]
私も記述用と作図用に別のシャーペンを用意しました(作図用は予備2本で都合4本)が,芯は「0.5のB」のみで全てを描きました。まあこんなのもいます。
【製図9】消しゴム。基本的には使わないのがベスト。使う場合は、字消し板を使わずにペンテル製 CLIC ERASERと、トンボ製 MONO zero(下段の2本)で十分。 http://t.co/Czx6is8YSJ
2013-05-08 03:23:26【製図10】上段は予備も兼ねた3種類。メインとなるのは、ハイポリマー<レギュラータイプ>。適度な硬さで消しくずが少なく、図面や机上を汚さない。次は定番のMONO。ステッドラーは正直イマイチ。
2013-05-08 03:24:19【製図11】三角スケールは大(SIGA30cm黒)と小(DRAPAS15cm黒)の2種類必携。本体の1/200と1/400各面には7mピッチで色違いのシール(黄色と白色)を貼る。 http://t.co/I8myB1BNYM
2013-05-08 03:27:35【製図12】主に使うのは小スケ。1/200の@ 7mに黄色●シール、1/400の@ 7mに白色○シールを貼付ける。小スケは手に馴染むアルミ芯で、メモリが見やすい黒色が良い。アルミ芯特有の音は扱い慣れでカバーする。そもそも1/400が無いタイプは論外。
2013-05-08 03:29:01【製図13】大スケは作図最初の基準線や通り芯を引くときにしか使わないので、1/200の面だけに@ 7mで黄色●シールを貼付ける。軽くて強度なABS樹脂製で、メモリが見やすい黒色が良い。
2013-05-08 03:30:20【製図14】作図枚数を重ねれば、感覚で6mや7mのグリッドは把握できるようになる。1/200でも1/400でも三スケをあてるのは確認のため。よって@ 7mにさえシールを貼れば@ 6mは不要。
2013-05-08 03:32:14