競技/ホビーものの主人公が持つ「別の可能性」
資料確認も兼ねて『スプリンター』を読み返してるが、ヒーローの魅力を描くのが少年マンガという先日の談に従えば、才能の魅力、立場による魅力、人間的魅力、性的魅力をトップクラスに描いたスプリンターは少年マンガとしてのエッジだと思う
2013-05-08 20:37:12どうでもいい話ですが、アニメ版ラブライブの終盤の描き方は『スプリンター』の展開と似てるので、あの展開が気になっていたラブライバーにも読んでほしいマンガですね(思いつきだけで書く強引なステマ)
2013-05-08 20:56:58話は飛ぶけど個人的に『ちはやふる』で補完したいのは主人公の別の可能性をもっと描くことかも。かるた以外に適性のない人間として描かれてるけど、モデルとしての将来性が強調された方がそれを振り切ったときの説得力も増す、というか単に一押しのキャラが千早姉なので本編で絡ませたいだけなんですが
2013-05-08 21:04:09このくらい『ちはやふる』をお姉ちゃん目当てで読んでて、あれほど本編に絡まないキャラなのになぜ毎回四コマのスペースが与えられているのか? という意味を真面目に考えている『ちはやふる』読者もたぶん珍しいと思う
2013-05-08 21:10:26競技ものやホビーもの、専門ものって「世の中にはそれの他にも分野や業界がある」という事をどの程度まで作品の視界におさめるかで作者のさじ加減がさまざまで、作品の主題にしてるものだけがまるで世界の中心のように描く物から、逆にあくまで一つの島宇宙でしかないと繰り返し強調するものまである。
2013-05-08 21:17:12あの作品では、まるでビデオゲームがかるたよりも劣っているかのようにも取れてしまうので、そこのさじ加減は難しいなと当時読んでいて思いました。最初は違うものに興味があった主人公が、何かの魅力に目覚めていくという作品はそこが難しいです。@izumino
2013-05-08 21:23:56ちはやふるは逆に、かるたと他の競技を比べようとしないことで、かえって考えさせる仕様になってるんですよね。序盤は実際、テニスなんかやってる場合じゃないとか他のキャラに言ってましたが @maomaoshitai
2013-05-08 21:28:22昔チャンピオンで「かるた」という競技かるた漫画があって、ゲーセンのチャンピオンから競技かるたへ転身する少年の話なんだけど、かるた部長(だったかな)ヒロインが主人公の参加するゲーム大会を見物していたく感銘を受けるくだりがあって、あれは主題の外の世界をきれいにあつかった例だと思った
2013-05-08 21:29:50@maomaoshitai @izumino 僕も途中まではそこが気になってたんですけど、後半で一度、ヒロインが右も左も分からないゲーム大会を見物するエピソードがあってあそこでいったん不等号をほぐしてたのでアリだなと思いなおすようになりました。未完なのが惜しかったですねw
2013-05-08 21:34:33@izumino 萌え4コマをよく読む身から思うのは、ストーリーを進めるのがメインの作品でありながらキャラクターの人間性に深みを持たせようとした時に、話の流れからは切り離された存在がキャラクターの「日常性」を担保してくれて感情移入に繋がる効果があるのではということでしょうか。>姉
2013-05-08 21:29:58個人的には、お姉ちゃんがあの漫画の影の主人公(千早の分身)なんだと思ってます。妹が切り捨てた可能性を、妹よりも才能に劣る姉が実現しようと頑張ってると思うと熱いですから @esuji
2013-05-08 21:32:44そうそう、そして千早が美少女であることを一番正しく理解してるのもお姉ちゃんなんですよね。他のキャラは残念美少女としてしか思ってないか、男として外見関係なく惚れてるだけなので RT @tasutai: @izumino 千早がお姉ちゃんの一番のファンであることも面白いですね。
2013-05-08 21:37:02そこを突き詰めていくと、プロの美少女がなんでその男を選ぶのだろうっていう話にもなってくるので、以前も書いたけど美少女ものの面白さと天才ものの面白さはねっこが同じ http://t.co/Df5HQjiw6E >RT
2013-05-08 21:55:01前に「どうして主人公にヒロインが惚れたのかに関して、納得いく説明のできない作者は、本人が主人公に魅力がないと認識しているも同然」と何かの作家の方が論評していて、なるほどと思いました。 @izumino
2013-05-08 21:56:54