みんちゃん世界観

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世界観 小さな箱庭のような故郷から飛び出して働いていた彼らのもとに、一通の手紙が送られてきた 送り主は紅燈灯 小学生時代の同級生だ どうやら同窓会をやるらしい 紅燈家の屋敷に招かれ、彼らは再び故郷に戻ることとなる ところが、人数が一人多いことが分かる

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けれどもみんなお互いに面識がある では余分に呼ばれたのは誰なのか？ それとも子供時代に聞かされた伝承に伝わる千成様が現れたのか？ 閉鎖された空間のなかでなにを信じるのかはあなた次第、という話です

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転場事村（ころばじむら） 山のなかにぽつんとある小さな村 紅燈家の祖先が山の開拓を始め、切り開いたという 五十年ほど前に山火事が起き、壊滅しかけて雲染市と合併した そのためもう村ではないが昔からの名残で今でもこの名前が使われている 交通手段は山の麓と繋がっている一日三本のバスのみ

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「千成様（せんなりさま）」 子供たちが遊んでいると知らない間に子供が増えていることがある その子供を千成様という存在で、一緒に遊んでいる分にはなんら問題はないがその正体について探ったり気づいてしまったり、暴いたりしてはいけない 土着神、あるいは死人の説が濃厚 ――転場事村の伝承

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@spatsnist45 紅燈灯 紅燈家現当主、同窓会の主催者 幼少の頃は非常に活発的でおてんばだったが、成長した今はそれとは正反対でとても物静かである とはいえ、人と関わることは好きで屋敷には使用人の他にも客人がよく訪れて滞在するという

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@spatsnist45 千成様を嫌っていて、せっかくの再会の場にそれが現れたことに嫌悪感を露にしている なにやら隠し事をしているようだが…

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@SHINKI_trk 成宮荒太 雲染市のとある会社で働いている おちゃらけた性格だが、他人の不快感には敏感 それを打ち消すために自ら笑いを取りにいく自己犠牲的な面もある 昔のことをよく覚えていて、思い出話を盛り上げるのが上手なのだが、そのせいで水月が昔の初恋を思い出してしまい…

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@marisutaru 雨野雫 民俗学者 紅燈家の書庫にある千成様に関する資料は彼女が集めたもの 先代の当主と仲がよかったらしく、ほぼ紅燈家の屋敷に居座って調査をしていた なにか大事なことを掴みかけていたようだが50年前の山火事で死亡している 享年28才

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@S7528 鈴鹿（水月）さや のんびりやの女の子 結婚しているので水月は旧姓 雲染市外に嫁ぎ二児の母となる 同窓会には旦那と子供も連れてきたのだが、旦那との仲は冷えきっている そのため成宮の話を聞いて昔の初恋を思い出してしまい、宇津木に思わず迫ってしまう

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@koeda_25 近野史絵 小学五年生の時に失踪した和樹の姉 しかし、同窓会に当時と変わらぬ姿と知識を持って現れた 周りが成長していることは認識しているが、それでも彼女のなかでは時間が止まっていて小学生だと思っている このことから実は彼女が千成様ではないのか？という疑惑がある

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「人はみな、不浄なる土塊から作られたが、しかしいずれは焔により焼き付くされる運命にある」 ――紅燈家に伝わる教示

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@urodu 宇津木庄治 雲染市で働く機械工 昔は病弱でさやによく助けられていた 千成様については半信半疑だが、恐れてもいる 久しぶりに会ったさやに惹かれるが既婚者と知ってがっかりした しかし彼女に迫られた際には誘惑に負けてキスをしてしまう

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@urodu さやが敬人に殺された際にはさやを擁護し、敬人を刺してしまう その後神経が衰弱し、灯の判断により雲染市内の精神病院に送られることとなった

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@kui_mi 鈴鹿敬人 さやの旦那、雲染市外出身 さやを深く愛しているが束縛的で、同窓会に行くことも最初は反対していた 千成様を迷信と捉えている しかしさやが宇津木とキスしているところを見て錯乱し、「千成様が妻になりすましている」と思い込み、彼女を刺し殺してしまう

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@kui_mi その後、逆上した宇津木に刺され、苦しんだのちに死ぬ 今際に成宮に向かって「お前がさやに余計なことをしゃべらなければ…」と責めた

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結論から言うと紅燈家は外部から来た血筋である可能性が高い 紅燈家の訓示はキリスト教的な面がある一方、火葬を推奨している おそらくキリスト教を基にした独自の思想を築いていったのであろう それにしては不可解な部分が多いのではあるが… ――雨野雫の資料

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@nijinokuruma 近野和樹 史絵の弟 同窓会には乗り気ではなかったが、史絵と思わぬ再会をしたためとても喜んでいる 彼女が千成様なのでは？という言葉に激怒してしまう 誰かが姉を殺そうとしていることを察知し、片時も離れなくなってしまう

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@nijinokuruma たとえ死んでいたとしても大切な家族でずっと会いたいと願っていた人物であった、今度こそは彼女とはぐれるまい、と そして史絵を庇い、死んでしまう 彼の死後、史絵は忽然と姿を消してしまう

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@huzimusume 待田葵 都会から越してきた都会っ子の小学生であった 水月とは仲良しで、実は灯が少し苦手だった 同窓会を楽しみにしていたが、千成様の騒ぎにより不機嫌になる 千成様のことは信じていない、増えた一人のことについては不審者か愉快犯だと思っている

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@huzimusume しかし失踪した史絵が現れたことにより、千成様はいるのではないか、もしかしたら彼女がそうなのではないか？と思うようになる 彼女の存在は余りにもイレギュラーであった そのため史絵の殺害を決意するが史絵を庇った和樹を刺し、最後の力を振り絞った彼に刺し返された

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もともと転場事村は森を切り開いて作られた村である こんな山奥にわざわざ村を作った紅燈の真意は分からないが、ここ一帯に生育している木は檜や樅といった無垢材が多い 森を切り開いたと思われる時代と雲染の歴史を照らし合わせるとその頃に流行り病があったようだ ――雨野雫の資料

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@umameuma 馬渕千尋 紅燈家の使用人 灯に言われた通りに同窓会の招待状を出した人 人が一人増えたことに最初に気付いた 千成様が現れたことに怯えているが、灯と山田がこれからなにをするのかを知っていたからである 佐伯に一緒に逃げようと誘われるが断った

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@asthma_rage 佐伯はじめ 紅燈家の使用人の一人 首から歪んだ五芒星のようなネックレスをかけている 新参なので、紅燈家についてはまだまだ知らないことが多い 千成様の存在を信じており、知らない間に客人が増えたことに怯えている

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@asthma_rage 立て続けに人が死ぬことに堪えきれず、夜中に逃げ出してしまうがその道中に突然体が発火して死んでしまう

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@colam22 鈴鹿蛍 敬人とさやの中学生の娘 活発だが大人には少し人見知りをする 史絵と妹の瑞季の三人組でよく行動している さやが死んだ際には取り乱し、泣いていた その後千成様に会ったと周りの大人たちに告げて、翌日血まみれになった彼女の死体が部屋で発見される