5月10日「子供シェルターを考えるシンポジュウム

児童虐待を受けたり、生活困難な子供たちを受け入れる「シェルター」を創設した、弁護士の角南和子先生の講演会の一部抜粋です。
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あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

「子どもシェルター」を考えるシンポジウム1 5月10日、参議院議員会館101号室 公演:角南和子先生  弁護士。 「社会福祉法人かリオン子どもセンター」評議員。東京弁護士会所属 http://t.co/5LK1w8A0NO 要約のため、意味の食い違いはご了承ください。

2013-05-11 02:18:50
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

「子どもシェルター」を考えるシンポジウム2 ●主催挨拶、実在児童の人権擁護基金理事、藤本先生 児童ポルノの改正が話題。しかし被害に遭いやすいのが、虐待にあって、お金がないためにポルノの被写体になってしまう子どもたち。子供たちを守るために何ができるか考えるために

2013-05-11 02:19:55
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

「子どもシェルター」を考えるシンポジウム3 子どもシェルターの角南先生に来てもらいました。一方で児童ポルノ改正をきっかけにして、実在児童よりは、表現規制のほうに行こうとする動きがある。日本の漫画を所持していて逮捕されたスウェーデンの容疑者が無罪を勝ち取っており

2013-05-11 02:20:39
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

スウェーデンの警察署長が「われわれは、絵を取り締まるためにリソースを使いたくない。本当の被害児童を守ることに専念したいんだ」。同様の声明は、ノルウェイの警察署長からも出されており、実在児童の人権を守るためにどうして行くかが世界的な潮流になっていると思います。

2013-05-11 02:20:59
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

●角南先生の講演 東京弁護士会の中の、子供の人権と少年法に関する特別委員会に所属。 1994年から「子供の人権100番」を作る。相談窓口。月に100件 電話相談では、帰るところのない、行き場のない子供たちが多いことに気づく。

2013-05-11 02:21:20
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

少年犯罪の処分については3つしかない。1、不処分、2保護監察官の見回りによる生活、3少年院送致 刑罰の問題。大人の場合は、行った犯罪の大きさによって刑罰が決まるが、子供の場合犯罪の大きさに対して、動機とかその大きさを理解できていない場合がある。

2013-05-11 02:21:47
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

処分と犯罪が比例する必要はない。その子供がまともな大人になっていくために保護がどこまで必要かを見る。親や、先生、環境が子供を更生させた場合、刑罰を受ける必要がない場合がある。 少年院に送致する必要が無い子供が多い。しかし、親が生活困窮のため子供を自宅に迎え入れられない。

2013-05-11 02:22:20
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

子供が生きるために万引きをして暮らしている。子供が帰る場所が無い。泣きながら少年院に送致する例がある。 18歳未満では児童福祉法が守ってくれる。18歳未満で虐待があった場合、親の擁護が不適切だった場合、一時保護所がある。17歳までは児童相談所経由で一時保護してもらうことができる。

2013-05-11 02:22:49
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

・問題、一時保護所が満杯である。廊下で寝ているなど。個室じゃない。小さい子から受け入れていく。たとえば家に電気が無くて一人で生活している中学生がいても、その子が「今日は親戚を頼る」といえば、他の3歳の子を保護してしまう。

2013-05-11 02:23:45
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

・日本の成人年齢は20歳。児童福祉法で守られる子供は18歳未満。親が親権を行使できるのは20歳まで。親が親権の乱用で虐待した場合、児童福祉法で守られない子供ができる。一時保護所に受け入れられない子供がいる。

2013-05-11 02:24:06
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

2004年に子供のシェルターができた。民間の弁護士が立ち上げる。 小さい子供は一時保護所がふさわしい。思春期以上だとシェルターの方がいい。 シェルターでは、三食栄養豊かな暖かいご飯を食べ、個室でゆっくりと休むことができる。 この三食たべることすらできない子供がいる。

2013-05-11 02:24:50
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

また、大人(職員)が料理をすることが信じられない子供もいる(自分が食事をつくらされていたため) 個室も鍵があり、子供のプライバシーが守られる。一週間に一回くらいは中を確認している。子供の部屋同士の行き来は基本禁止(物が無くなると困るので)

2013-05-11 02:25:16
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

入居申込書について。子供一人一人に担当弁護士がつき、その弁護士の署名押印されている。また、その子を入所させてよいかどうかを判断する弁護士の署名押印されている。子ども自らの意思で入所したいと思ったか、弁護士二人の確認の元行っている。親の親権にたいして争いにならないように。

2013-05-11 02:25:40
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

一時保護所とシェルターの違い 一時保護所は法律で守られている、建物自体外から侵入できない。親が押しかけてきても入れない シェルターは普通の家なので、秘匿性で守られている。そこがシェルターであることを秘密にしてあれば、普通は判らない。誰にも話さないことで守られている。10年間秘匿

2013-05-11 02:26:34
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

シェルターから出た後の確保。生活の基盤を作るための施設が、自立援助ホーム 児童保護施設の場合、児童福祉法によれば18歳まで入所可能だが、たとえば高校を中退した子供はなかなかそこにいられずに退所してしまう。5,6歳の子と、16、17の子ではマンパワーが違う。

2013-05-11 02:26:53
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

人数が少ない。全部面倒を見切れない。高校を辞めると出て行ってしまうが、外で暮らしていくには難しい。バイト先の選択の少なさ、アパートを借りるときの保証人のことなど。その子供たちを自立させるための手当てのために作られたのは自立支援ホーム。国の援助も得られ補助金も入るようになった。

2013-05-11 02:27:19
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

デイケア事業カリオンハウス 心から、十分に笑ってきた子がいない。大人と真剣にトランプしたことがないなど。自由に自分の思ったまま好きなことをすることがやれていない子いる。そのようなことを一人で全部行うことができる。

2013-05-11 02:27:35
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

司法面接の施設。性的虐待を受けた子供が多い。刑事手続きで虐待を行った側を被告人として処罰するには手続きが大変。今の刑法・刑事訴訟法では、継続的に何年も性的被害を受けたことを罪とすることはできず、その中の1回の何時何分どこで行われたかに対する強姦罪でしか起訴状がつくれない。

2013-05-11 02:28:01
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

その一回の5W1Hを特定しておかないと刑事裁判で検察官が勝てない。性的虐待があって、これを告訴して、加害者を処罰してもらおうとしたばあい、警察の聴取を受けなければならない。何回も何回も聴取を受ける。

2013-05-11 02:28:35
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

警察が悪いのではなく、刑事裁判で有罪にするためには、あとで覆されないようにするため供述が食い違ってはいけないし矛盾してはいけない。何よりも犯罪を特定しなければならないから、詳しく聞かざるを得ない。たとえば小学校5年生から中学生まで、何回も何回も性被害を受けていた子供が、

2013-05-11 02:29:21
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

最後の日を特定し最後の日に何があったか特定しろといわれても、やっと保護されて落ち着いた中で、どこまで書けるのか。では逆に、さらに傷つけてまで被害を受けた子供に語らせるのは止めたほうがいい、そっとしておいたほうがいいという人もいます。語らせて良いことはない。

2013-05-11 02:30:00
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

しかし、被害を受けたのは自分のせいだと思っている。それは、加害者が、脅している場合が多い。人間の尊厳として一番大事な性器を、それが何に使用されるか知らないときから侵害されて、思春期に学校から教わったときに、「いったい自分がどのような存在になってしまったのか」

2013-05-11 02:30:24
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

そうなったときの子供の精神状況とはとても辛い状態。でも、「あなたが悪いのではない、やった相手は犯罪を犯しているんだ。処罰されるのは向こうであって、あなたは守られるべきなんだ」その子供たちに語らせないでずっと我慢させていくことは良いことではない。

2013-05-11 02:30:45
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

長い目でみたときに、子供の回復のためには、きちんと被害をだして、それが正当な法的手続きで「彼女は被害者で何も悪くなかった、加害者は法によって裁かれるんだ」ということをきちんと示していくことが回復の一歩になっている

2013-05-11 02:31:20
あんのん@コミケ日曜日"せ"16a @annonsorujia

自分の経験した中で、起訴に結びつかなかったケースと、実際に話して起訴に結び付けて有罪をとったケースで、元気になり方が違ってきたのはたしか。

2013-05-11 02:31:40