茂木健一郎(@kenichiromogi)さんの連続ツイート第936回「囲碁の知性は、一般化するのか」

脳科学者・茂木健一郎さんの5月11日の連続ツイート。 本日は、このところはまっている」あるマズイものについて。
コラム 茂木健一郎 いい
5517view 1コメント
5
茂木健一郎 @kenichiromogi
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
茂木健一郎 @kenichiromogi
連続ツイート936回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、このところはまっているあるマズイものについて。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(1)マズいものにはまってしまった。iPhoneとiPadに、「最強の碁」というソフトが以前から入っていた。そんなにやっていなかったのに、先日ついちょっとやってしまったら、はまってしまって、移動中やトイレでずっとやっている。レベル10や12にすると、アマ6段のレベルらしい。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(2)もともと、囲碁人口は将棋人口よりも少ないだろう。私は小学校に上がる前から囲碁をやっている。国際的に見ると、白と黒でわかりやすい囲碁は広がりを見せているようで、何年か前ケンブリッジ大学に行った時も、学生たちが自主的に囲碁大会をやっていた。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(3)「最強の囲碁」は、イギリス人が開発したエンジンを使っていて、心憎い手を打つ。特に、序盤が「へえ」と思うような手を打つ。情勢判断のボタンがあって、押すと白か黒のどっちが何目優勢か、というのが出る。序盤に「最強の囲碁」が数手打つと、たちまち向こうが二十目くらい有利になる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(4)iPhoneではレベル10、iPadではレベル12が最強で、ずっとその最強レベルでやっているんだけど、なかなか勝てない! 中盤から終盤にかけて、「最強の囲碁」は案外ミスをして、それで追い上げたりするんだけど、今のところ2目半負けのいちばんの僅差で、一回も勝てない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(5)ぼくは子どもの頃から実は負けず嫌いで、「最強の囲碁」の最高レベルに勝てない、となると、どうしても勝ちたくなる。それで、iPhoneを持ってトイレに入ると即座に対局を続けたり、昨日も小倉から名古屋に移動する往復、結局ずっと「最強の囲碁」をやっていた。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(6)今朝の連続ツイート、ここまで「うんうん」読んで下さった方は、囲碁の経験者か、あるいは興味がある方だろう。囲碁に興味がない方は、「なんかあの、白と黒を並べているやつ、そんなものになんではまっているの?」と思うかもしれない。そうなんだよね。端から見たら、ばからしいよね。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(7)ASSCやSfNといった学会も控えているし、書かなくてはいけない原稿も沢山あるし、英文も書かなくてはならないし、読まなくてはいけない論文や本もたくさんある。なのに、「最強の囲碁」にはまっているって、マジでばかみたいで、無駄な時間を過ごしていると、自分でも思う。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(8)イギリスに留学している時、ケンブリッジ大学の研究者ふたりが、チェスについて、「チェスの能力は、一般化しない」という話をしていた。知性のあり方として、チェスは特殊ドメインであり、それが生きる上で必要な(たとえば)社会的知性には一般化しないという仮説の議論だった。
茂木健一郎 @kenichiromogi
いい(9)でもね、囲碁を打っていると人生と関係するような気がするんだよね。打ちたい手がたくさんあって、その中でどれか選択しなければならないとか。部分だけじゃなくて、他との関係、全体を見なくてはいけないこととか。囲碁の知性は、一般化するのか。どっちにしても今日もまた打っちゃうよね。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート936回「囲碁の知性は、一般化するのか」でした。

コメント

黒屋 @Brack_market 2013年5月11日
囲碁って単純ルールで複雑なゲームが成立している奇跡のゲームだと思います。人生や時代の縮図のようなものが盤上に見て取れることもしばしば。詰め碁は上質のパズルのようだし、色々な見方と楽しみ方ができる素敵なゲームですよね。
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする