小説を原稿用紙100枚分書くということ

小説の投稿を通じて感じてきたことのまとめ。同人やイラストや漫画についての考察も含みます。「文章がうまい」と「面白い小説が書ける」は違うよなという話。
11
@ksm_opn

昔は小説賞の公募って少女向けはコバルトくらいしかなかったんだけど 応募枚数100枚って絶妙な枚数だと思う 最近の250-350枚募集のラノベは体力のある若い男性向きだ ただどちらの枚数も書こうと思えばかけちゃうんだけど いきなり100枚書くより 30枚の短編を三本書く方がいい

2013-05-12 21:13:30
@ksm_opn

まずコバルト短編賞に何回か応募しながら ノベル大賞に応募してったんだよね それで次は180枚を書いてみた どれくらい下手なのか知りたかったから その後はブランクがあったんだけど同人活動してた 

2013-05-12 21:15:25
@ksm_opn

不思議なことに同人は楽しいから中編の完成作がいくらでも書けた ただ読者が限定されるし 最初から「原作を好きなファン」を想定しているから「面白さ」は抜きにして「いい作品・愛される作品」を目指してしまう 「原作以上」にはなれない 

2013-05-12 21:16:24
@ksm_opn

でもこの時期に200枚くらいは書けるようになった それで次に投稿するときに400枚くらい書いて 今はまたこの長さで一本書けるようになったというスタンスで 100-200枚に対して投稿で取り組んでいる

2013-05-12 21:17:12
@ksm_opn

だから 学生のときとは「100枚」に対しての意識が全然違う

2013-05-12 21:17:50
@ksm_opn

以前は「小説100枚書く」こと自体が目標だったけど 400枚を乗りこえた後だと 「100枚」は書ける自信がついているから それをどう面白くするかという事について考える余裕ができ

2013-05-12 21:18:53
@ksm_opn

大人になってから小説書いてるっていうと 「ものすごく苦労して頑張って作文して書いてる」みたいな視点で見られて その人の愛読書をすすめられたりするけど 読みたい本はブクログに3000冊くらい放り込んであるから 一年に2.3冊くらいしか読まない人のオススメはスマンが受け取れない

2013-05-12 21:20:00
@ksm_opn

「書く」ことについての苦心の段階はすぎてるんだよーって言いたいんだけど 言うと「あっそー へたな文章をね!」みたいな態度で嫉妬されることもあるので なんかもう社会ではビアンのカムアウトするより 作家志望のカムのが怖いわ 

2013-05-12 21:22:12
@ksm_opn

だから同人仲間なり投稿仲間なりは大切

2013-05-12 21:22:41
@ksm_opn

あと険悪な仲の相手に 作家志望バレすると必ず 「文章書いてるわりにメールとか業務の文章へただね わかりにく」と言われる

2013-05-12 21:24:46
@ksm_opn

それが小説とどれだけ関係ないかはちょっと説明しにくい とりあえずライター業やってるし作文は得意だと思う 漢字も知ってるんですわ でも「業務の文書が伝わりにくい」とか「メールがわかりにくい」のは私のコミュ能力の問題で文章力のせいじゃないと思う 

2013-05-12 21:27:45
@ksm_opn

そして 小説に必要な能力はコミュ力でも 文章力でもない 日本文学科にいたときから 文章うまいってよく言われてたから 文はうまいんだと思うよ… けどそれがどれだけ「面白い小説をつくること」と無関係かを知って そこに悩んでいるわけだ 

2013-05-12 21:29:08
@ksm_opn

それを「メール下手」といわれても 「ああうん、知ってるよ? コミュ能力ないよ すまんねー」ってなるだけ 傷付かない それでどれだけ文章の力とコミュ力の違いについて語るかってことをするかどうかは 相手によりけりだよね どうでもいい相手なら説明する必要はないので黙って笑って謝るよ

2013-05-12 21:30:46
@ksm_opn

ただ最近 コミュ力はないにしても あまりにも現代社会から離れたものは作品として成立しない しても喜ばれない ということを自覚しはじめている 週末ライターをするようになったのはそゆことだ

2013-05-12 21:35:51
@ksm_opn

趣味で書けばいいって向きもあるんだろうけど プロ目指すよりも趣味で続ける方がむずかしいよ… 読者いないとモチベ上がらないもん いっぺん仕事になっちゃったらいやでも書いていかなきゃだけど 「ただ好きなだけ」で続ける方がずっと難しい

2013-05-12 21:37:08
@ksm_opn

同人界見てればそれはわかること ただ好きなだけで続ける人は 技術の修練を意識しないから 「好きなだけなんだけど みんな見てくれるの!」ってスタンスだと ジャンル人気に従って人気も落ちるから 修練しなかった分売り上げも落ちて どんどんジャンル替えしていかなくちゃならない

2013-05-12 21:38:34
@ksm_opn

マイナーカプを理由に売れないと嘆く子もいるけど 絵がうまければマイナーカプでも大手同人はたくさんいる 私はそのへんが絵や漫画の世界は残酷だなって思う なんとなく… イベント性が高いんだよね 人気に左右されやすい

2013-05-12 21:39:35
@ksm_opn

だから人によってはとても神経質で扱いにくい 一回でいいから長編漫画描いてみろよ どんなジャンルでもいいから沙 世界が変わるからって思う あとどうせなら大きめジャンルを一回体感するといいって思う 

2013-05-12 21:40:44
@ksm_opn

何でかというと 大きめジャンルは造り手のプロ意識が高いので自然にそこにいるだけでもクリエイター意識が変わるのだ

2013-05-12 21:40:56
@ksm_opn

ただ内輪で友達つくりたいだけ ちょっとうまいだけでちやほやされたいだけ ってわけじゃないんだったら 何でもいいから大きなものを乗りこえる壁を自分で築いていけばいいと思う

2013-05-12 21:41:40
@ksm_opn

あと最近pixivをdisる人がいるけど あそこで人気絵師として名を挙げることのどこが悪いんだろう 多分「漫画じゃない」ことに抵抗があるんじゃないかなー

2013-05-12 21:42:36
@ksm_opn

むしろ私は「漫画を描く力がない」人にとって同人業界は厳しい場所だったと思うので 「一枚絵で勝負したい人」の救済措置になっていると思う 

2013-05-12 21:43:20
@ksm_opn

一枚絵だって大変なわけで 構図とかアイテムとか人物のデッサン力とか その一枚に色色込められているわけでしょう? 一瞥で終るけれども 映画や漫画のように時間を要さない芸術だけど やっぱりそれなりに努力した人が「人気」を獲得するわけでしょう

2013-05-12 21:44:26
@ksm_opn

小説は実は漫画よりもこの「一枚絵」に近いものじゃないかと思っている なんというか 漫画はとにかくキャラクターが重視されるから二次創作向きだけれども 「世界観」が重視される一枚絵は創作向きなんだと思う

2013-05-12 21:45:39
@ksm_opn

最近思うのは 文章うまいけど小説うまいわけじゃないってこと あと書きたい何かがあるんだけど 投稿先の社の色にあわせて物語を改変するので 書きたいものがかけていない気がするということ… 

2013-05-12 21:53:38