すかぢ先生(@ SCA_DI)「ケロQメソッドダイジェスト版:上半身完全攻略」

「終ノ空」「素晴らしき日々〜不連続存在〜」「H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-」 などで知られるゲームブランド「ケロQ」「枕」の総括、クリエイターのすかぢ先生(@SCA_DI)による「ケロQメソッド」(コンプティークにて連載中)ダイジェスト版。 狗神煌先生(@kilacco)、籠目先生(@traumatize_kag)両氏のイラストを交えつつ解説。
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miyato10さんまとめ『ケロQメソッド』に至るまで

まとめ 『ケロQメソッド』に至るまで コンプティークで連載中のケロQメソッド(原画家になる最短方法を綴るコラム)ができるまで。 11053 pv 14 3 users 1

ケロQメソッド ダイジェスト版

SCA自(すかぢ) @SCA_DI

今日のお絵かき講座お疲れ様でした。あまりギャグも飛ばさす進めていたのに、予定時間の倍ぐらい超過しました。喉痛い。次回以降もある事も願いつつ。とりあえず最終日お疲れさまでした!

2013-05-12 23:22:25
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

コンプティーク6月号、ケロQメソッドダイジェストをお送りしようと思いますが、諸事情により今日一日で全部はあげられなさそうです。明日以降持ち越しのなる分もありますので、気長に読んで頂けたらと思います。

2013-05-13 17:14:08
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

あとで画像としてまとめたものをpixivでもあげていきたいと思います。とはいいつつもあくまでもダイジェストです。細かい説明はコンプティーク6月号で確認して頂けたらと思います。

2013-05-13 17:15:31
コンプティーク 2013年 06月号 [雑誌]

角川グループホールディングス

SCA自(すかぢ) @SCA_DI

【第一ステップ】  うまい人の絵を見ながら自分の身体を触る。

2013-05-13 17:16:13
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

デッサン力が優れた絵描きさんはとても少ない線で人体構造をうまくとらえています。それらの線の意味を理解するためにも自分の身体を触りながら絵を見る事をおすすめします。

2013-05-13 17:17:06
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

「見ながら触る」という行為は触感の影響を視覚に取り入れる行為となります。さらに言うならば、視覚を使って触感に誤認させるといった方がいいかもしれません。美少女絵を「見ながら」自らを「触る」とはつまり、二次元の美少女の身体を触るという行為なのです(キリッ)。

2013-05-13 17:17:36
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

【第二ステップ】   現実の筋肉と骨格構造と美少女絵と連動させる。

2013-05-13 17:18:22
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

現実の筋肉と骨格と美少女絵を連動して考えるため、【筋肉と骨格サンプル】と【狗神煌先生のラフ画】を用意しました。先生のラフはあくまでも本番ラフ前のアタリでしかありませんが、とても良く身体構造を把握しています。 http://t.co/j0x5y6BVrV

2013-05-13 17:20:03
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SCA自(すかぢ) @SCA_DI

筋肉と骨格サンプルから、さらに重要な部位を色分けしたのが図.1です。これを見ながらデッサンで重要な部位を説明していきます。 http://t.co/otEu4dlBZW

2013-05-13 17:23:46
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SCA自(すかぢ) @SCA_DI

最初は首、自らの首を触りながら青色で塗られた筋肉を探してください。耳の後ろあたりから伸び最終的に鎖骨につながっている筋肉、これを胸鎖乳突筋といいいます。もちろん名前など覚えなくて良いです。

2013-05-13 17:25:30
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

次に鎖骨も触ってください。図.1では緑色で塗っている箇所にあたります。それほど大きな骨とは感じないかもしれませんが、絵を描くにあたってもっとも重要な骨の一つです。とりあえず胸鎖乳突筋とどの様につながっているかを確認しましょう。

2013-05-13 17:26:42
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

最後に首元のデッサンで重要なのがオレンジで描かれた肩甲挙筋。首まわりのデッサンは、この二つ筋肉と鎖骨、三つの部位で決まる。この三つの関係性を理解していないと心許ないデッサンとなってしまう事が多いです。

2013-05-13 17:28:39
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

身に覚えが無いですか? 絵を描くとどうあっても首が太くなってしまったり、逆に細くすると首の据わりが悪く不安定になってしまう様な経験。そういう時は首の後ろ側に三角形の肩甲挙筋を描く事でなだらかに出来ます。女性特有のなで肩は実は肩甲挙筋で表現出来るのです。

2013-05-13 17:30:52
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

女性特有のなで肩を肩甲挙筋という筋肉組織で……。筋肉と女性的描写というのがつながらないので意識しづらいのですが、実はなで肩にするために肩甲挙筋を上手く使う必要があるのです。

2013-05-13 17:32:54
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

肩甲挙筋を意識的に描くことが出来れば、首の太さを極端に細くしても首は安定します。逆に肩甲挙筋を意識しないと、頭部を安定させるためにどうしても首が太くなる傾向があります。

2013-05-13 17:34:46
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

図.1でひときわ目立つ部位があります。赤く描かれた大胸筋です。男ならば胸板に当たります。これは胸の真ん中から腕の付け根に伸びるもので、この部位は胸部構造を理解する上でもっとも重要ですが、後記に回します。ここは別途図解します。

2013-05-13 17:36:42
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

さて図.1も最後になります。紫部分で描かれた三角筋を確認してください。いかにも筋肉といった感じの部位ですが、意外や意外、実は美少女絵にとってこの部分を意識すると腕の書き方が変わるのです。ここもチェックです。

2013-05-13 17:38:00
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

腕を描く時に胴体に対してどうあっても細くなってしまう事が無いでしょうか? 胴体ばかり太く、腕が細いのは非常にアンバランスになります。この時に三角筋部分を意識的に太くしてみよう。と言ってもあくまでも根本を太くするだけで、あまり筋肉を強調してはいけません。

2013-05-13 17:39:31
SCA自(すかぢ) @SCA_DI

ここで腕の根本について説明したいと思います。図.2を見てください。先ほど重要だと言った大胸筋が描かれています。さらに背中から大円筋(他)が描かれています。 http://t.co/Scn8KUlerG

2013-05-13 17:42:55
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SCA自(すかぢ) @SCA_DI

上半身は逆三角形の形で表現されますが、実際、骨格的に見ると肋骨は繭の様な形をしており、骨そのもので逆三角形の形をしているわけではありません。背中は肩胛骨のおかげでやや逆三角形に近いですが、それでも肩胛骨が身体のシルエットを作っているわけではありません。

2013-05-14 18:48:34