モブキャラ・プット?@kasuho

疑問点~文献~脱線~
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カスホ @kasuho

プット(putto)というのは、天使もアモル/クピドも登場しないシーンだけど画面を華やかにしたい!というときに便利なモブキャラとして用いられた、という理解でだいたい合ってる?どなたかご存知でしたら教えてください。

2013-05-14 17:50:22
カスホ @kasuho

いくつか辞典を引いたがケルビム由来とするものもあればアモル由来とするものもあり、よく分からない

2013-05-14 17:51:40
カスホ @kasuho

まさに、という本だが誰か読んで。 / “UNC Press - Inventing the Renaissance Putto, by Charles Dempsey - Preface” http://t.co/aIFpMp0YtE

2013-05-14 18:52:42
カスホ @kasuho

イタリア・ルネサンスのクラウド・プット。 / “"At the Boundaries of Sight: The Italian Renaissance Cloud Putto" | Christian Kleinbub - …” http://t.co/RYDiYwSVPV

2013-05-14 19:12:43
カスホ @kasuho

雲にぎにぎ。 / “The Metropolitan Museum of Art - Putto Holding a Cloud and Horn” http://t.co/TcCyJib5SA

2013-05-14 19:13:11
カスホ @kasuho

クラウド・プットなる語を覚えた。そしてもともと知りたかったことからはどんどん離れてゆく

2013-05-14 19:13:51
カスホ @kasuho

プット、石棺装飾に登場していたヤツらがクアトロチェントにリヴァイヴァルした(火付け役はドナテルロ)が殆どの場合decorative、marginalなものとして扱われた。16世紀初頭のイタリア版画においてのみ主役をはれたが、その他の時代・メディアではモブ扱いのようだ。

2013-05-14 20:11:16
カスホ @kasuho

イタリア版画で主役うんぬんというのはこれ。 / “ProQuest Document View - Putti, pleasure, and pedagogy in sixteenth-century Italian prints…” http://t.co/EsJicdN48B

2013-05-14 20:12:48
カスホ @kasuho

ルネサンスクラスタの無言が怖い。

2013-05-14 20:24:37
神田記喜 @kandelion

@kasuho ルネサンス期の絵画作品には軒並み出てくるにもかかわらず、時代が下ると少なくなる印象は確かにありますね。

2013-05-14 20:59:25
神田記喜 @kandelion

@kasuho ルネサンス期に限っては、プットーは寓意的な作品(特に「愛」の寓意)に見られますね。それ以外の時代は別の意味合いも考えられそうですが…

2013-05-14 21:05:22
カスホ @kasuho

@kandelion レスありがとうございます。ルネサンスからバロック、ロココあたりまでという印象でした。ともあれルネサンス期に爆発的にヤツらが増殖した理由が知りたくて。。

2013-05-14 21:05:49
神田記喜 @kandelion

@kasuho いわゆる古代の「再発見」が大きいと思われますが、他にも出版だとか様々な背景が考えられそうです。個人的に面白いテーマだと思うので他のルネサンス勢の意見も聞いてみたいところです。

2013-05-14 21:11:07
神田記喜 @kandelion

プットーで意味不明な作品というとクラナハのメレンコリアシリーズが頭をよぎる

2013-05-14 21:11:59
神田記喜 @kandelion

てぃっつぁんも《ヴィーナス礼賛》や《受胎告知》でプットーの盛り合わせをやってるな…

2013-05-14 21:20:17
神田記喜 @kandelion

旬のプットー盛り合わせ

2013-05-14 21:21:54
鮎麻呂 @aymro

『受胎盛り』 QT @kandelion: てぃっつぁんも《ヴィーナス礼賛》や《受胎告知》でプットーの盛り合わせをやってるな…

2013-05-14 21:22:32
カスホ @kasuho

@kandelion ふむ、なるほどありがとうございます!ちなみに当時のアモル/クピドとプットの関係は、単に場面設定が違う/成り代わっている/混同されている/同じものを指している、あたりが混在してるのかもしれませんが、どうだったのかなというのも気になっております。

2013-05-14 21:23:36
神田記喜 @kandelion

@kasuho 自分もそこが気になるところです。アモル/クピドは愛の寓意やヴィーナスを主題とした作品で、宗教画あるいは寓意画ではプットーという区別が一般的ではありますが、同一視としてのモティーフもあり得ますよね。

2013-05-14 21:29:41
Iauqssuey @iauqssuey

@kasuho しばらく読んでないので確かなことは言えませんが、佐々木英也「天使たちのルネサンス」NHKブックス、など参考になるかもしれません!

2013-05-14 21:31:16
カスホ @kasuho

@yeussquai おおご教示ありがとうございます、あたってみます!

2013-05-14 21:35:48
カスホ @kasuho

モブキャラ・プット続報:佐々木英也『天使たちのルネサンス』。最後の最後に少しだけプット型天使の普及について触れられており、古典古代復興以外の理由として聖母子像の流行→嬰児イエス像の増加→天使も幼児化(プット化)という流れが示唆されていた。なるほど。

2013-05-16 23:09:52
カスホ @kasuho

もう一冊、エリカ・ラングミュア『「子供」の図像学』もパラパラと。アリエス的子供観への反証として色々作例を挙げているっぽい。石棺プットについてやや詳しく取り上げられていた。

2013-05-16 23:11:23
カスホ @kasuho

ところでクピドとプシュケの画題、クピドだけ幼児化してておねショタ画像になっている作例を散見するのだが、それはどういうことなのか?

2013-05-16 23:28:45