笹本祐一先生が、「妖精作戦」の旧版をJコミで無料公開した思惑

創元文庫での発売と同時にjコミで旧版の妖精作戦を公開したら何が起きたか
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笹本祐一 @sasamotoU1

ウェブラジオ、談話室オヤカタ、笹本ゲスト回の後編、公開されております。 http://t.co/ALDW9ndWsQ 今回は、創元文庫での発売と同時にjコミで旧版の妖精作戦を公開したら何が起きたか、を話してます。

2013-05-15 12:35:52
笹本祐一 @sasamotoU1

再刊された妖精作戦は84年のソノラマ文庫版をベースに最小限の修正を施したもの、jコミで無料公開した妖精作戦は94年に出し直した時のもの、とまあ細かい違いはありますが、出版社の了解のもと、新刊発売と同時に旧版を無料公開しました。 http://t.co/a788LQWLKA

2013-05-15 12:41:02
笹本祐一 @sasamotoU1

例えば、ビデオレンタル店では、テレビで映画が放送されるとその作品のレンタル率が上がる、という法則があるそうです。それから、世の中にはいくらでも無料でネット上に公開されているのに、有料書籍化されて売れている本がいくらでもある。

2013-05-15 12:44:24
笹本祐一 @sasamotoU1

もうひとつ。笹本は子供の頃から学校や公立の図書館でいっぱい本を読んでました。それだけじゃない、本屋で立ち読みなんてのも小学校の頃から続く習慣です。さすがに最近は本屋でゆっくり出来ないけど。

2013-05-15 12:45:47
笹本祐一 @sasamotoU1

図書館で本を借りても、本屋で立ち読みしても、出版社や作家にはそれによる印税や収益は入りません。でも、今の笹本のかなりの部分は無料で読んだ本や雑誌で出来ていることは間違いありません。だから、過去のそんな所業を否定したくはないし、未来も出来て欲しいと思う。

2013-05-15 12:48:41
笹本祐一 @sasamotoU1

商業作家ですから、違法ダウンロードを認めるわけにはいきません。だけど、読みたいって思ってる人がいるとしたら、その機会を奪うのは作家にも読者にも損だと考えています。無料でもなんでもいいから読んでもらう。勝負はそこからはじまります。次の作品を買ってもらえればこっちの勝ちです。

2013-05-15 12:50:53
笹本祐一 @sasamotoU1

であれば、作者自ら無料ダウンロード出来るものを提供出来たら、それは新刊の売れ行きの助けになるんじゃないか。今回駄目でも、次の本は買ってくれるんじゃないか。そう考えて、jコミで妖精作戦を無料公開しました。 http://t.co/a788LQWLKA

2013-05-15 12:52:38
笹本祐一 @sasamotoU1

というわけで創元文庫版妖精作戦発売と同時にjコミでソノラマ文庫版を公開しました。http://t.co/J16dvUkJ7v 何が驚いたって、公式発売2011年8月30日の本に「重版決まりました」って連絡来たのが9月5日ですよ。再刊なのに即重版だもん、びっくりしたあ。

2013-05-15 12:56:52