スイート★ノベル『聖なる乙女の淫らな罪』お試し読みまとめ

ティーンズラブ・ボーイズラブ電子書籍レーベル「スイートノベル」アカウント では、毎日12時~と24時~にお試し読みをツイートしています。TL作品『聖なる乙女の淫らな罪』お試し読みツイートをまとめました。ぜひお楽しみください♪ http://bookwalker.jp/pc/detail/c209f4b8-3a73-456c-9889-e5bbebcd5bb2/
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スイートノベル @SweetNovel

こんにちは。「スイートノベル」お試し読みのお時間です。本日より、新作TL作品『聖なる乙女の淫らな罪』(著者:芹名りせ イラスト:壱也 )をお送りいたします!

2013-03-16 12:01:30
スイートノベル @SweetNovel

【プロローグ】 男の肩に片足を担ぎ上げられ、限界まで足を開かされ、最後にもう一度、熱い吐息が漏れる唇を、同じように荒い息を吐く唇に塞がれた。 #SweetNovel

2013-03-16 12:10:19
スイートノベル @SweetNovel

「ふ……ん、んっ」長い髪を揺らして背後に倒れそうになると、しなる背中を男に支えられる。「寝るな。そうしていろ」「そんなぁ……あっ」 #SweetNovel

2013-03-16 12:15:41
スイートノベル @SweetNovel

体勢を変えたことでほんのわずか、濡れそぼった場所に挿入りこんだものを、そのまま自分の中に取り込んでしまおうと腰をくねらせる。しかしわざと男に腰を引かれる。 #SweetNovel

2013-03-16 12:20:15
スイートノベル @SweetNovel

「欲しいのか? いやらしい娘だ」正直に口にしなければ、絶対にそれを与えてもらえないということは、経験からよくわかっていた。 #SweetNovel

2013-03-16 12:25:20
スイートノベル @SweetNovel

長い愛撫で体中の感度を高められ、散々に焦らされ、もう一刻も待てないような状態にまで追い詰められていた少女は、仕方なく自分から腰を振り、甘えたような声を出す。 #SweetNovel

2013-03-16 12:31:05
スイートノベル @SweetNovel

「欲しい……です……」「ほら」ぬぷりと粘着質な音をたてて、ようやく熱い楔が粘膜を割った。「あ、あああっ」蠢く襞をかき分けるようにして、そのまま一気に最奥までを貫かれる。すぐにでも絶頂に押し上げられそうな、耐え難い快感に、少女は首を打ち振って悶えた。 #SweetNovel

2013-03-16 12:35:25
スイートノベル @SweetNovel

「やっ、やあ……あ」「いやじゃないだろう。こんなに根元まで咥え込んで」体に知らしめるように、結合した部分を乱暴に回して擦りつけられる。それがそのまま、蜜壺の中で熱棒に襞をめくられる動きにつながった。 #SweetNovel

2013-03-16 12:40:21
スイートノベル @SweetNovel

「ひゃうっ、う」仰け反った白い喉に、男は舌を這わせた。「声は出すな。隣で食事の準備をしている巫女たちに気付かれるぞ」「は……い……」ならばいっそ、こんな時間にこんな場所でこんな事をしなければいいのに、男はわざと少女を困らせるような抱き方をする。 #SweetNovel

2013-03-16 12:45:31
スイートノベル @SweetNovel

「あっ…ぁ……」切なげに表情を歪める姿が美しいと、どれほど褒められても少女としては困るばかりだ。「あん……あっ……」隣の部屋に人の気配があっても否応なく漏れる甘い声を、男が口づけで封じ込めた。「仕方がないな」しかし次の瞬間、隣室から少女を呼ぶ声が聞こえた。 #SweetN...

2013-03-16 12:50:08
スイートノベル @SweetNovel

「リュミエール様ぁ」少女は閉じていた瞳をハッと見開き、間近で男と見つめあった。上の口と下の口。少女の体の二つの入り口を同時に塞ぎながら、緩やかに快感の坂を上り始めていた男は、仕方なく少女を腕から解放する。 #SweetNovel

2013-03-17 00:11:00
スイートノベル @SweetNovel

「起きてらっしゃいます?」隣室から聞こえる声が、こちらにやって来るような気配を感じさせる。少女は急いで「はあい」と答え、男はどこへともなく姿を消した。 #SweetNovel

2013-03-17 00:16:17
スイートノベル @SweetNovel

男に乱されていた衣を整えながら、長い金の髪を軽くまとめる。みっともなく緩んでいるに違いない顔を軽く叩くことで、まだ蕩けそうな靄がかかっている頭もはっきりさせた。 #SweetNovel

2013-03-17 00:21:35
スイートノベル @SweetNovel

「食事の準備ができましたよ。今日は大巫女様もご一緒なさるそうです」「まあカーラ様が? 嬉しい!」姿を現した巫女がもたらしてくれた情報は、少女にとって手を叩いて飛び上がりたいほどに嬉しいことだった。だが実際には、立ち上がっただけでよろめいた。足に力が入らない。 #SweetN...

2013-03-17 00:26:09
スイートノベル @SweetNovel

「大丈夫ですか? まだ寝惚けてらっしゃいます?」「そうみたい」巫女に笑われたことで、ひとまず少女も一緒に笑う。しかしもちろん、実際にはそうではない。 #SweetNovel

2013-03-17 00:32:11
スイートノベル @SweetNovel

何故なら彼女は、昨晩遅くから続いたあの男との秘め事で、実はほとんど眠っていなかった。寝惚けようもない。ただ無理を強いられ、体が疲れ切っているだけだ。 #SweetNovel

2013-03-17 00:36:09
スイートノベル @SweetNovel

(あ……)長い衣ですっかり隠されたしなやかな脚の内側を、生温かなものが幾筋も流れ落ちていく。それは幾度となく体内に放出された男の残滓。それが少女自身の愛液と混じり、真白い太腿の内側を濡らす。 #SweetNovel

2013-03-17 00:41:03
スイートノベル @SweetNovel

「急がないと今日は、神に祈りを捧げる時間もありますからね」「ええ、はい」神――その言葉を聞けば、チクリとした痛みに胸を刺される。神殿の最奥で神に仕える少女は、毎夜あの男と、誰にも言えない淫らな罪を犯していた。 #SweetNovel

2013-03-17 00:46:14
スイートノベル @SweetNovel

【一 箱庭の乙女】 白亜の神殿へと続く坂道には、多くの参拝者が長蛇の列を作っていた。照りつける太陽の下、みな額に汗を浮かべ、どの顔も疲労の色が濃い。しかし誰もが熱心に、ただ前へ前へと足を動かし続ける。 #SweetNovel

2013-03-17 12:10:22
スイートノベル @SweetNovel

「あんたどこから来たんだい?」隣を歩く男に尋ねられ、地面を見つめながら黙々と歩き続けていた男も口を開いた。「俺は北のハザラから」「そうか、俺は南のルポワだ。せっかく王都まで来たんだから、大神殿に詣でようと思ってさ」 #SweetNovel

2013-03-17 12:15:38
スイートノベル @SweetNovel

「ああ。この国の人間なら当然だ」それきりまた二人は口を閉ざし、埃っぽい坂道を歩くことに専念する。つづら折りになった道を進んだ先には、青空の中に浮かびあがるようにして、デュラキオソ大神殿が荘厳な姿を晒していた。 #SweetNovel

2013-03-17 12:20:28
スイートノベル @SweetNovel

この神聖フィレメンス王国を興したとされる、始祖神が祀られた神殿である。有事の際には神託を下し、必ずや国を危機から救うとされる始祖神は、国民から深く敬愛されている。その神に祈りを捧げるために神殿を訪れることは、彼らにとってごく当たり前の習慣だ。 #SweetNovel

2013-03-17 12:25:10
スイートノベル @SweetNovel

長い列が続く神殿の外側と同様、内側もまた、多くの人でごった返している。光沢のある石が敷き詰められた広場も、白大理石の円柱が整然と並んだ回廊も、緑の芝に覆われた中庭も、参拝者で溢れかえっていた。 #SweetNovel

2013-03-17 12:31:07
スイートノベル @SweetNovel

しかし彼らが足を踏み入れることができるのは、祭壇のある聖堂まで。その先は、たとえ神殿に仕える神官や巫女といえども、みだりに立ち入ることは許されていない。ごく限られた人物のみが出入りできる。 #SweetNovel

2013-03-17 12:35:29
スイートノベル @SweetNovel

その限られた人物――神殿に仕える巫女の中で最も高位の大巫女カーラ――は、人気のない神殿の最奥で、精緻な彫刻が施された両手開きの扉をじっと見つめていた。 #SweetNovel

2013-03-17 12:40:16
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