土壌中の放射性セシウムの振る舞いについて 西村先生
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第六回放射能の農畜水産物等への影響についての研究報告会 http://t.co/sVg4kJl99B 西村先生 「土壌中の放射性セシウムの振る舞いについて」
2013-05-16 08:57:30栽培ではなくて、農地保全だったり農地整備が研究テーマ。 安岡さん小山さんから包括的な話がありました。 自分は細かい話になります
2013-05-16 08:58:07事故で非常に広汎に放射性物質が散乱。 国立環境研究所で大気のちりが事故で発生。ちりの核になっていたのは、硫酸アンモニウムとかの塩が放射性物質を包み込み、それが核になって雨になったり塵に
2013-05-16 08:58:22緑はケイ素(土)←は比較的大きい セシウムと同じ分布を持つのは、硫酸イオンだったりアンモニアイオンだったりするので、きっとそれがセットになってたと推定。
2013-05-16 09:01:04土中の話について 1960年の大気核実験時代のCsが土中でどう移動していったのか? 各土のタイプでグラフ化 縦軸深さ 横軸 Bq/Kg 林地のばあいはほとんど動かない 黒ぼくは少し動いている
2013-05-16 09:02:20水田は圃場整備で土をかき回してしまうので下へ移動 お茶畑も木の入れ替え時に下へ移動 畑も耕耘で下へ移動 (かき回した範囲で移動)
2013-05-16 09:03:34基本的な考え方⇒ 単純に科学物質は水と一緒に移動すると考える(ピストン流) しかし化学物質が土壌に吸着する場合、移動が遅れる
2013-05-16 09:04:07水の中の化学物質の量に吸着量を出す、遅延係数Rをかける(線形) 遅延係数が1のときと2のときで進む速さが半分に。 理論的にはCSの遅延係数は1000を超える。イオンになって土の中にいるCsはほぼ動かないことになる。
2013-05-16 09:04:411~数十μmの粒子(しかしこれぐらい大きい粒子はあまり動かない) 小さな粒子はあって、落ち葉なんかからでる濁った水を集めてくると 0.4μmのフィルターで通してみると、それを通る粒子がる。 溶存態の中にもイオンになってない粒子のままのCsがある。(0.28以下の粒子)
2013-05-16 09:06:15Cs⇒すぐ土にくっついてしまう。 しかし落ち葉にくっついた分は、腐食するに従って放出⇒土に吸着orコロイドだったり、水溶性の有機物にくっつく。⇒それらの吸着力は弱い。行ったり来たりしながら場所を変えていく⇒やがて吸着の強い粘土へ
2013-05-16 09:07:07粘土の中の容量は大きい。1億倍ぐらいの落とし穴が待っている。 Csはその落とし穴に落っこちたり出たりしながら移動する(かなり落ちる)
2013-05-16 09:07:35ゼオライトとか クリノブチロライト への移動は、もともと何かに吸着した状 態(粒子状)になっているものからはわりとしにくい 格子状の穴が小さいので大きな粒子の形になっちゃったものは入らない) 安岡さんがおしゃってらした、「ゼオライトというよりカリウム」というのはこの点。
2013-05-16 09:08:16ゼオライトを入れても吸着には効かない場合がある(既に何かに吸着してしまって、粒子になっているCsは簡単には分離しないのでゼオライトに移動しない)
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