【エアミス研名物】春の愛川晶マラソン3【お玉さんの読書マラソン】

お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで矢継ぎ早に愛川晶マラソンの第三部ですよ〜( ´ ▽ ` )ﾉ あと七冊、お付き合い下さい 次は、新世紀「謎」倶楽部『前夜祭』の感想を明日か、明後日にでも〜♫

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あっ、愛川晶マラソンの「その○○」カウント、途中で間違えているかも……Σ（ﾟдﾟlll） ベートスンがその16だよ。 網が15。ダイニングはその14。巫女の館はその13。カレーライスがその12。夜宴が11、堕が10、1が9……

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春の愛川晶マラソン、いよいよ第三部となりますよ。 根津愛シリーズを執筆している期間に書かれた企画物ニ編から、おそらく著者最大の売り上げである『六月六日生まれの天使』へ。 そして、落語シリーズ四編、昨年発売の作者の最新作『ヘルたん』と読み進めていくカタチとなりますわ〜

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では、春の愛川晶マラソンその17『前夜祭』をば。 2000年の6月か7月に刊行された、新世紀「謎」クラブの手によるリレー小説ですね( ´ ▽ ` )ﾉ 芦辺拓→西澤保彦→伊井圭→柴田よしき→愛川晶→北森鴻の六人の手による小説です http://t.co/ucNJNx6HAi

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『前夜祭』 『堕天使殺人事件』に続く新世紀「謎」倶楽部リレー小説の第二弾なのですが、今回は六人と小規模です。 また愛川晶と北森鴻がプランナーとなって事前に盛り込むべき伏線やお話が設定されていたり、作者間での打ち合わせOKだったりと、破天荒な方向に矛先が向かないようになってますね

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『前夜祭』 学園祭を前の日に控えたとある高校、生活指導の嫌われ教師が体育館で発見される。警察が来たら学園祭は中止になっちゃう。死体を隠そうとする生徒たち……、というのがストーリーなんですよ( ´ ▽ ` )ﾉ はい、リレー小説にありがちな作者の暴走はちょっと盛り込み難い話ですね

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『前夜祭』 というか、このラインナップの中で一番暴走しそうな作者がいの一番、トップバッターを飾っているのですよ( ´ ▽ ` )ﾉざんねんだ〜 しかし、トップバッターのお話で出てくる謎の探偵作家、通して読み終えると彼が一番怪しいゾ。お巡りさん、重要容疑者です( ´ ▽ ` )ﾉ

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『前夜祭』 二番目の西澤保彦のパートが、一番ミステリ度が低く、全然お話の進行が遅い目なんだけど、その分一番キャラクターが弾けて書かれているので、おもろいのぉ〜( ´ ▽ ` )ﾉ さつきちゃんのキャラクターがたっているのぉー。被害者の女性の人物の肉付けもいい感じだぁ

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『前夜祭』 三番手の伊井圭さんは残念ながら未読の作家さんなのです。けどこんな設定とやらなきゃいけないことでガチガチの小説では力量が見えるわけがないんのよねぇ。 他にどのような先品を書いているかwikiで調べてみました……、えっ、探偵石川啄木Σ（ﾟдﾟlll）

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『前夜祭』 そういや、愛川晶のwikiにこの作品の記載はないのだよねぇ……

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『前夜祭』 で、愛川晶マラソンなので愛川晶について語らなきゃなんですが……、その前の柴田よしきさん、伊井圭さんと印象同じくして、作者の個性が全く見えてこないのですよ＼(´Д` ) 先に想定されたイベントをこなし、ラストの北森鴻のためにバトンを淡々と繋いでいく職人たち！ そんな感じ

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『前夜祭』 これはもう完全に北森鴻のお話なの。各作家が展開した内容をタイムテーブル化して推理を行うラストは、結構圧巻なのですよ〜。 まぁ、派手な展開がないお話なので、かなり現実的な解決になっているんですがね( ´ ▽ ` )ﾉ うまくまとめてるなぁ〜、北森鴻……、ぶわっ

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『前夜祭』 愛川晶のちょっとした意地悪なバトンも、北森鴻、ちゃんと処理できているよなぁ〜♫ まぁ、伏線の収束をさせながらも、芦辺先生のネタを拾って、あの意地悪なラスト二行、意地悪なバトンを渡す様子にちょっぴりだけ愛川晶節を感じたけどネ( ´ ▽ ` )ﾉ

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『前夜祭』 あとがきに「キミもこの小説の続きを書こう」「優秀作品はwebに掲載」という企画が書かれていました〜♫ もちろん、チェックやで〜♫ ………… ……… …… サイトは消滅していたよ〜＼(´Д` ) あとかたもありゃ〜せん

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『前夜祭』 全然リレー小説らしくないんよねぇ〜、この出来上がりは……。未文庫なのが惜しいよなぁ〜。 そういや北森鴻のwikiにもこの作品記載がないのよね

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『白銀荘の殺人鬼』はあともう少しで読了。その次は『六月六日生まれの天使』かぁ〜。実は未読なんだぜ( ´ ▽ ` )ﾉ

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本日は『白銀荘の殺人鬼』と『六月六日生まれの天使』を読了したよ( ´ ▽ ` )ﾉ 感想は明日、労働行為をしながら考えるとするよン

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『道具屋殺人事件』読了( ´ ▽ ` )ﾉ 休日バンザイ

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春の愛川晶マラソンその18『白銀荘の殺人鬼』のお話をば。 2000年刊行、光文社カッパノベルズ。 発売当初は彩胡ジュンの名義で発表され、作者当ての要素を盛り込まれた作品でもあります。その正体は愛川晶と二階堂黎人！ 作品の出来上がりは一体どうなっているのでしょうか？

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『白銀荘の殺人鬼』 美唄さんとの合作作品である『合わせ鏡の迷宮』と違い、どちらがどこを担当しているかは、全く不明＼(´Д` ) 二階堂黎人アイディアの愛川晶執筆かしら？ と予想していたのですが……、三重人格の殺人鬼が主人公という内容は、愛川晶の作風が近いような気もしますし……

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『白銀荘の殺人鬼』 これ、途中まではメチャクチャ面白くて、ネタバレになるのですが多重人格を使ったとある趣向が「よくこんな変なこと考えついたなぁΣ（ﾟдﾟlll）」という感じ♫ けど、ラスト近くが小ぢんまりとした小綺麗なまとめかたなのですよねぇ……。「えっ、それでオとすの？」

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『白銀荘の殺人鬼』 これ6章途中から書き直して欲しいなぁ〜。人格融合を上手く使ってラストまで一人称視点で続けてほしいのよね。 ラストの章で唐突に別の視点に移るのが……、ホンマ、ここまで盛り上げておいて……、ラストの二行も6章最後での登場人物のセリフで処理できるんじゃないかしら？