2013年5月17日

ある心理学者の「能力の遺伝と差別」についてのツイート

自分用。
1
渡邊芳之 @ynabe39

行動遺伝学によって知能やさまざまな能力が遺伝の影響を非常に大きく受けることがわかっていくと,「能力による序列は差別」ということになってしまうのではないか。

2013-05-17 07:31:05
渡邊芳之 @ynabe39

現状で能力序列にもとづくメリトクラシーが社会的に受容され差別とされないのは「能力は本人の努力によって大きく向上可能である」という広く共有されたイデオロギーに基づいている。そのイデオロギーが否定されたらどうなるのか。

2013-05-17 07:32:53
渡邊芳之 @ynabe39

むしろ逆に「知能や能力の遺伝規定性が明らかになることで,これまで差別と考えられてきたことが差別でなくなってしまう」ことを危惧する人も多いだろうし,それが「遺伝規定論への反感」の原因でもある。

2013-05-17 07:36:31
渡邊芳之 @ynabe39

能力による序列はひきつづき受容され続けて,いっぽうで能力の遺伝規定性も受容されるようになるなら,他の遺伝規定的なことによる序列も差別とは考えられにくくなるのではないか。

2013-05-17 07:37:45
渡邊芳之 @ynabe39

@mototchen 能力の遺伝規定性を認めるということは「どんなに高級な訓練を平等に提供してもスタートラインが同じにはならない」ということを認めることになります。

2013-05-17 07:43:49
渡邊芳之 @ynabe39

行動遺伝学は原爆を発明した物理学者と同じくらいのスケールのことをやっているのかもしれない。

2013-05-17 07:45:55
渡邊芳之 @ynabe39

@mototchen それは能力における遺伝と環境の相互作用に期待する考え方で,つまり「現在の常識」なんです。その常識が変化したらどうするのか,という話をしています。

2013-05-17 07:48:11
渡邊芳之 @ynabe39

@mototchen その論点だとむしろ「遺伝的に能力の高い子どもにはあえて教育をしない」ことが認められるか,という問題になると思います。

2013-05-17 07:49:32
渡邊芳之 @ynabe39

メリトクラシーが「封建制の代替」ではなくなる世界ってかなりのディストピアですよね。 RT @coachmurakami: 封建制、世襲制などになりかねないですよね。

2013-05-17 07:50:31
渡邊芳之 @ynabe39

メリトクラシーは「封建制や世襲制を廃止するための次善の策」として近代以降の標準になってきたのだけれども,その位置づけ自体が大きく変わってしまうかもしれないということです。

2013-05-17 07:51:41
渡邊芳之 @ynabe39

もちろん現実的には知能や能力に環境が与える影響や遺伝と環境の相互作用の存在は大きく担保されているのだけれども。

2013-05-17 07:54:28
渡邊芳之 @ynabe39

まあ研究者になれるかなれないか,大きな業績を残せるかどうかなんてかなり「差別そのもの」だとも思うけどなあ。ただ「科学」がスポーツと同様に「そのゲーム」の中に閉じていれば社会的にはあまり問題にはならないかもしれない。

2013-05-17 07:56:05
渡邊芳之 @ynabe39

「速く走れる者だけが短距離選手になれる」ことは差別でないが「速く走れる者だけに選挙権を与える」はおそらく多くの人が差別だと思う。この違いは「早く走れる能力による序列」が「短距離走」の中に閉じているかどうか。

2013-05-17 07:58:33
渡邊芳之 @ynabe39

じゃあたとえば「学力による序列」を「教育の中だけに閉じる」ことができるか。

2013-05-17 08:00:35
渡邊芳之 @ynabe39

この問題はまず論点を理解するのにやや知識なり問題意識が必要だとは思う。

2013-05-17 09:00:45
渡邊芳之 @ynabe39

結局いちばん知識が必要なのは「自分はその問題について発言できるか,発言すべきか」についての判断なんだろうなあ。

2013-05-17 10:54:34
渡邊芳之 @ynabe39

しかし発言しなければ知識がないこともわからないというジレンマ。「個人の発言」以前に知識の有無を判断して知識を注入する詰め込み教育が必要な理由。

2013-05-17 10:56:01

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?