「本音と建前」から読み解く橋下徹大阪市長の解体新書

まとめの最後でも述べていますが、このまとめはあくまで今まで僕なりに集めた断片を整理すると今回のような絵が描けたということに過ぎません。 よってこのまとめに関して「正誤」を追究されても対応は出来ないことをご了承ください。
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いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「本音と建前」のことを考えていたら、ちょっと面白い(と思う)例えを思いついた。本音と建前は、自己資産でいうところの「現金と株」によく似てる。で、ブラフは「借金」。僕は経済用語に疎いので、正確な単語の使い方は間違ってるかもしれないけど、だらだらとツイートしてみる。

2013-05-17 18:38:28
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

まず「本音」が「現金」に例えたのは、やり取りが直接的であり、人の信用に大きく関係しているから。最終的なやりとりはこれらを使わないと出来ないことも似てる。一方「建前」が「株」だと思うのは、保有しているだけでリスクが上下するから。そして何の株をどれくらい持ってるかは本人しか知らない。

2013-05-17 18:53:18
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

人は最初「本音=現金」だけを持って生まれてくる。この量が誰でも一定なのかとか、それを増やすことが良いことなのかは面白い論題になりそうだけど、今回の本題じゃないので省きます。とにかく、持って生まれたもので生きていかなくてはならない。

2013-05-17 18:57:00
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

ある程度の年齢になると「建前=株」の存在を知る。ある意味「保留する」という感覚に近い。これは意外と便利なものだと思って手を出す人がほとんどだ。しかし規模的な手持資産の量は変わらないので「建前=株」を手に入れると「本音=現金」の使える量は減る。そこで両者のバランスの重要さに気付く。

2013-05-17 19:28:07
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

同時に、手持資産が上下しているらしいことにも気付いてくる。「本音と建前」を上手くやり繰りすれば、手持資産は増えるが、何も考えずに使っていると減っていくらしい。そして「建前」については、いつか必ず清算を求められる時がくる。その時目減りしていても強制的に清算されるし、補填もない。

2013-05-17 19:56:23
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

そうして辺りを改めて見渡すと、どうやら「成功者」とか「頭がいい人」は押し並べて手持資産が多いらしい。しかし、手持資産をたくさん持っているけれど、どうも毛色の違う人もいる。さらに観察していると、彼らは頻繁に「ブラフ=借金」を使っているようだ。

2013-05-17 20:24:31
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「ブラフ=借金」は短期的には確かに手持資産を増やしてくれるが、資産が増えている間に本来の資産を同程度まで増やさないと、そのリスクはとても大きい。返済期限を過ぎても自己資産が額面に届いていなければ、問答無用でごっそり手持から資産を持っていかれるし、その後の本音や建前も信用を失う。

2013-05-17 20:54:44
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

ここまできて、人はそれぞれ「本音=現金」と「建前=株」そして「ブラフ=借金」を使って自分の進む道を決めていくことになる。 ここでその使い方や方法論の是非を議論しても意味はないのでやりません。構造に類似性があると考えると、見えてくるものもあるんじゃないだろうかという例え話しです。

2013-05-17 21:14:03
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

だらだらとツイートしてきましたけど、この捉え方で今回の橋下氏発言とその周囲の反応を読み解いてみると、これまた面白い。 んだけど、疲れたのでちょっと休憩。

2013-05-17 21:58:44
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「本音と建前」を「資産」、そして「ブラフ」を「借金」としてざっくり捉えると、橋下氏の人気の秘密から現在までの流れと、現在おかれている状況まで、僕の中ではかなりすっきりと整合性が出てきます。まずはひとつずつ紐解いていきたいと思います。

2013-05-17 23:41:23
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

まず、橋下氏は根っからの賭博師です。これはご本人が「子供の頃からギャンブルに慣れていないと勝負出来る人間は育たない」とか「公営ギャンブルを」と公言していることからも、伺い知れることだと思います。その人間性の善し悪しとは関係なく、まず彼のこの本質だけは抑えておく必要があります。

2013-05-17 23:51:16
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「本音と建前」を「資産」と例えたのも、この橋下氏の価値観によるところが大きい。要するに、彼の言論は「賭博のための資本」なのではないかと思うからです。そして、そうであるならば、彼の目的はひたすらにその「資本」を増大させること、つまりは「勝つこと」です。

2013-05-17 23:54:06
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

橋下氏は常に「本音」を押し出すのは、それが「現金」と同じ意味を持つと、半ば本能で知っているからなのではないか。勝負の中でも、特に「賭博」では「現金」がものを言います。どれだけ「総資産」が多くても、賭博の場でものを言うのは結局「現金」。一時的には負けても「現金」があれば続行できる。

2013-05-18 00:11:23
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

そしてその「本音=現金」であると分かっているからこそ「ブラフ=借金」をしてでも、とにかく現金をかき集める。そして、そのかき集めた金を惜しげもなくいたるところにバラまいて勝負をする。とにかく現金さえ回っている間は負けが込んでいても相手も乗ってくるので、とにかく続けていることが重要。

2013-05-18 00:15:20
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

例えばこれはちょっとした邪推かもしれないが、彼の「弁護士」という肩書きも、もしかしたら「勝負のためのカード」だったのかもしれない。 とにかく転機となったのは間違いなく「テレビ出演」からだと思います。テレビ局は定期的に彼に「番組」という資金を融資する金融会社の役目を担うことになる。

2013-05-18 00:17:44
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

橋下氏とテレビ局の両者は、間違いなくwin-winの関係だったと思います。彼はテレビ局から番組という「融資」を受け手、博打の才を発揮し「本音=現金」を使って、その「資産」をどんどん増やしていく。テレビ局は、何だかんだ言っても「資産」を増やして返してくる彼にさらに大口の融資をする。

2013-05-18 00:29:06
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

テレビ出演によって、定期的にブラフを使う場を与えられた橋下氏は「本音=現金」という「資産」を着実に増やしていく。そして増えた現金を惜しげもなく使う。そうすると何が起こるか。 当然そこには「人が集まってくる」。 これが橋下氏の「人気」の秘密である。

2013-05-18 09:45:48
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「現金」を目当てに集まってくる人は、基本的に選ぶことができないし、橋下氏自身もたぶん選ぶつもりはなかったと思う。 彼は「勝つこと」が目的であり、そのためには「数」がモノを言うこともよく知っていたのだろう。寄ってくるものにはとにかく「本音=現金」をどんどんばらまいていく。

2013-05-18 09:47:52
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

「本音=現金」が効率よく回っている間は、たとえそれがテレビ局からの「融資」という形であっても問題はない。 偉い人たちは「彼は気風がよい」と気に入るし、有象無象はとにかく彼の「現金」を目当てに、どんどん彼を囃し立てる。

2013-05-18 09:51:21
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

そして橋下氏は、ついに政界に打って出る。資産も十分にあり、人気も手に入れた。このまま勝ち続けられると思ったのだろう。しかし、これが彼の一番大きな、ある意味唯一の読み違いだったと、個人的には思う。

2013-05-18 09:54:32
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

政治の世界に入ると、テレビ局側から定期的に「番組=融資」を受けることは出来なくなる。そうすると、とにかく自分でテレビ局側に「営業=話題作り」をしなければいけない。しかし、そうそう都合のいい話題がいつでも見つかるわけもない。こうしてだんだんと橋下氏の「本音=現金」は目減りしていく。

2013-05-18 10:00:02
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

何度も言うけれど、橋下氏の強みは「本音=現金」で勝負を続けることだ。現金が手に入らなければ一気に破綻する。その危機感は本人が一番感じていただろう。政界に入ってからの彼の一種独特の悲壮感はそこにあったと僕は見ている。

2013-05-18 10:05:44
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

とにかく自分の生命線は「本音=現金」なので、彼はその調達に奔走する。とにかく総資産の目減りだけは避けなければいけないからだ。そこでついに彼は「政治上、熟議しなければいけない課題=闇金」に手を出していく。このあたりで橋下氏の「本音=現金」の出処がかなり怪しいという声が大きくなる。

2013-05-18 10:13:14
いさけんさん(脱ホカペ宣言・春) @isa_kent

しかし橋下氏は手を休めない。それは当然のことで彼はもはや「本音=現金」を回し続けることから降りられないほどの「ブラフ=借金」を抱えてしまっているからだ。借金返済の目途が立たなければ、一気に破綻する。一方で、彼の「ブラフ=借金」に対する取り立てが始まっていく。

2013-05-18 10:22:30