【原発の倫理性・続2】

島薗進氏。政財界と距離をとる宗教界の役割について
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島薗進 @Shimazono

0【原発の倫理性・続2】国会エネルギー調査会(準備会)4/25「原発の社会倫理」、5/13-14宗教者円卓会議@福島http://t.co/pbSQ9Vcyr3 でも。私の考えは http://t.co/lYJZFGvOfz に。以下、政財界と距離をとる宗教界の役割を問う。

2013-05-17 10:24:02
島薗進 @Shimazono

1【原発の倫理性・続2】日本の宗教界は脱原発が大勢。それは、1)原発が「いのちを脅かす」ことが見えているから。被災住民の経験を受け止める立場の声が届きやすい。2)経済成長が止まるとの言説に動かされにくいのは女性とも近い。地域差があるが、全体として政府・財界とは距離。

2013-05-17 10:24:16
島薗進 @Shimazono

2【原発の倫理性・続2】伝統仏教教団の大部分が加わる全日本仏教会http://t.co/8bCy7S5Ef6 は、シンポジウム「シリーズ・いのちと原子力」第2回を開催3/8。『全仏』最新589号にその報告記事。コーディネータの戸松義晴氏(前事務総長、浄土宗)が報告。

2013-05-17 10:24:48
島薗進 @Shimazono

3【原発の倫理性・続2】南相馬市同慶寺の田中徳雲住職。妊娠中の妻とともに福井県に避難しその後一人帰還した。戸松氏はシンポに先立ち南相馬の田中氏を訪問。「仮設住宅に避難しているお婆さんが一時帰宅されたときに、「私は仮設でなくお墓に帰る」と自ら命を絶たれた話…などを淡々と」

2013-05-17 10:25:02
島薗進 @Shimazono

4【原発の倫理性・続2】「語られるその姿に、深い悲しみを感ぜずにはいられなかった」。田中氏は「二十km・三十kmという距離による線引き、居住制限区域や帰還困難区域などの線引きにより、補償をもらって仮設住宅に避難している住民とその地域住民、また同じ地域内でも線引きにより」

2013-05-17 10:25:16
島薗進 @Shimazono

5【原発の倫理性・続2】「コミュニティ、人間関係の分断が起き、深刻な問題になっていることへの懸念」を語った。この「分断」は宗教者円卓会議@福島http://t.co/pbSQ9Vcyr3 、以下の記事「残酷な線引き」http://t.co/PCU24D3nG7 でも語られてる。

2013-05-17 10:26:19
島薗進 @Shimazono

6【原発の倫理性・続2】事故で深刻に露呈したように原発は「分断」を引き起こす。原発の本来的な性格。原発が倫理的問題の重要な一要素。http://t.co/lYJZFGvOfzドイツの安全なエネルギーのための倫理委員会も分断克服を重視。http://t.co/PCU24D3nG7 

2013-05-17 10:27:41
島薗進 @Shimazono

7【原発の倫理性・続2】他方、天台座主・真言宗金剛峯寺座主・神社本庁総長の共同宣言(2012年6/2)。3.11を経て今こそ「自然破壊」の態度を改め、「日常生活の根本的な見直し」をと。当然、脱原発が射程。http://t.co/m3fTaQ28TH ここではエコロジー的視点が強い

2013-05-17 10:29:17
島薗進 @Shimazono

8【原発の倫理性・続2】倫理性に疎い自民党と財界は何を拠り所に進む?目先の利益を追いかけ安全性を軽んじ、原発事故に至る道をつけたのは55年体制の根本欠陥が関与。「小泉進次郎が吠えた・原発推進は自民党の大罪だ」週刊文春2011年6/2→ http://t.co/wpScMR0SGb

2013-05-17 10:32:09
島薗進 @Shimazono

9【原発の倫理性・続2】被災地住民の間に、そして日本国民の間に深刻な分断を引き起こしたのは、安全神話による宣伝に巨額を費やし抱き込みを続けてきた日本の政官財学報界で原発ムラがその中核。その倫理的責任は2012年の選挙で清算された?宗教界はもっと長い視野で事態を捉えている?

2013-05-17 10:32:44
島薗進 @Shimazono

10【原発の倫理性・続2】小泉純一郎氏も自民党に反省を促してる。http://t.co/TO1agcHehi 。読売新聞の良心的記者もだ。国民の記憶は消せない。原発ムラはあと何年続く?10年?20年?戦争責任や水俣病の責任が問われてきたように、日本原発の倫理は問われ続けるだろう。

2013-05-17 10:33:19
島薗進 @Shimazono

11【原発の倫理性・続2】従軍慰安婦についての橋下発言は安倍政権のタカ派姿勢とセットと見られ、世論とは不釣り合いな議席をもつ自民党政権への国際的な批判も高まるあろう。戦後も無責任体制は継続。アメリカが守ってくれると依存してきた、甘えの精神構造の根は深い。

2013-05-17 10:33:46