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イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
それでは、これよりスタートします。仮面ライダーW・Rの脅威/帰って来てくれ仮面ライダー・チャプター9『Wのキセキ/帰ってきた魔少年』http://t.co/n6cqPbd7c8 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
 ――今のあれが幻聴じゃないとしたら。このメモリに描かれたものが”あれ”なんだとしたら。頼むぜ。俺に力を貸してくれ。  今にも意識を失いそうなほど衰弱しきった中で、”W”のメモリをロストドライバーに挿し込み、展開する。1 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
 ――変身! [ダブル!]  遮蔽《しゃへい》した空間に一迅の風が舞う。  どこからか吹き込むその風は、緑の光と紫の光を放ちつつ、翔太郎の体へと巻き付いて行く。 [――やぁ。”183日ぶり”だね、翔太郎]2 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
 そこに立っていたのは左翔太郎でも、仮面ライダージョーカーでもない。  右側が緑で左側が黒一色。灰色のマフラーをはためかせた異形の戦士。  風都の涙を拭う二色のハンカチの異名を取る、仮面ライダーW『サイクロンジョーカー』だ。3 #WR
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「サイクロンジョーカー……だと!? 馬鹿な、ふざけるな! 信じられるものか! そんな奇跡、起こる筈がない!」  眼前で起こった事象に対し、そんな筈がないと目を疑い取り乱すディケイド。  その疑問を抱えているのは、実際に彼の声を聴いた翔太郎も同様だ。4 #WR
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「これは……お前、本当にフィリップなのか?」  翔太郎の頭に響く声は「疑っているのか」と彼の心にメッセージを送る。[――こんな芸当が出来る人間、僕以外に居る筈ないだろう? いや、正確には人間とは呼べないのかも知れないが……]5 #WR
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 仮面ライダーWの右半身、頭部の複眼が赤く輝く。フィリップの精神が翔太郎の体の中に宿り、彼が喋る際に起こる現象だ。これは夢でも幻でもない。Wの片割れ、翔太郎の相棒が帰ってきたのだ。6 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
「……でも、お前が本当にフィリップだとしたら、なんでここに」 [――説明しよう。君がドライバーに挿したのはW《ダブル》のメモリ。”仮面ライダーW”の能力、その全てを宿したメモリさ]7 #WR
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[地球の記憶に記された仮面ライダーWの記述の一部を読んであげよう。仮面ライダーWとは”心優しきハーフボイルド・左翔太郎と、脳内に地球の本棚と呼ばれるデータベースを内包する魔少年・フィリップの『二人』による、風都を守る超人”……だそうだ]8 #WR
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 Wの右半身は親指で顎を軽く撫で、話を続ける。 [――分かるかい、翔太郎。地球の記憶に依れば、Wになるためには君と僕の存在が必要不可欠なんだ。だから精神だけの僕が呼び出され、メモリの中に綴じ込まれたというわけさ] 「冗談だろ。そんなイイカゲンな理由でお前が……」9 #WR
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[――いい加減だろうが何だろうが、現に僕はこうして君と話をしている。認めるしかないんじゃないかな? この僕にさえ解明できないメカニズム、地球の記憶の謎……、嗚呼、実に興味深い]10 #WR
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 どこか楽しげなフィリップの説明に、翔太郎は呆気に取られて何も言えず、ディケイドはふざけるなと口を挟む。 「そんな阿呆みたいな説明で納得できるか! 俺の二十年を……何だと思っている!」 [――“未来の”翔太郎、か]フィリップはWの仮面の中で表情を曇らせた。11 #WR
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[――君のことは既に検索を終えている。今の君に僕が何を言おうが、きっと見苦しい言い訳にしかならないだろう。だから君のしたことを兎や角言うつもりもない。けれど、君はあの誓いを忘れてしまったのかい? 『僕たちは永遠に相棒だ。この地球がなくならない限り』という言葉を]12 #WR
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「忘れる訳ねェさ。それがどうした! 何が言いたい」 [――君だって、言葉の上じゃ納得していたんだろう? 僕は“消えた”のではなく、“地球の記憶と一体化”したと。確かにその通りだ。僕は文字通り風都の風となり君を見守り続けていたんだ。それなのに……]13 #WR
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「黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ黙れェ!」  見ていただけのお前に、俺の何が分かるんだ。ディケイドは内なる怒りを御し切れず、沸き立つ感情のまま拳を振るう。Wの右半身――フィリップは、それを掌で難なく受け止め、手首を返して彼の右手を軽く捻った。14 #WR
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[――軽い、な。軽くてぬるい。以前の君の拳には、確かな熱さと重さがあった。自分の愛した街を護るという信念に支えられた拳がね。今の君にはそれがない。自分のエゴを押し通しているだけだ。愛した街すら傷つける君のエゴ、許すわけには行かないよ]  ――ファング!15 #WR
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 緑と黒を基調としたWの体色は、フィリップの叫びに呼応するかのように一瞬で”白一色”に変色。その上でより鋭角的な姿へと変質した。体を分割する“セントラルパーテーション”が無く、全身真っ白となると、“ファングジョーカー”ではなく『仮面ライダーファング』と呼ぶべきか。16 #WR
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「”ファング”……一色!?」 「ファングジョーカー……じゃない?」 [――これは僕の個人的な”おしおき”だ。君は手を出さないでくれたまえ、翔太郎]17 #WR
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 体の所有権を奪ったフィリップは、両手を地面につけて中腰になり、飢えた獣のような荒々しい唸り声を上げ、両手の爪を剥いてディケイドに飛びかかった。18 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
 ディケイドはそうはさせまいと青色のバリア光弾を展開。自分とWとの間に何層もの防壁を割り込ませ、飛び掛かる獣を目の前で押し留める。釣鐘を撞木《しゅもく》で叩いたかのような轟音が響き、Wはバリアにぴったりと貼り付いた。19 #WR
イマジンカイザー(二次創作投稿用) @i_m_z4643
[――それで防いだつもりかい? 甘く見られたものだね]  ――アームファング!  フィリップの叫びと同時にWの両腕に鋭い刃が現れ、それを用いて強引にバリアの層を紙のように切り裂いてゆく。20 #WR
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[――硬いね。なら、これはどうかな]  ――ファングトゥーサー!  三度叫んで両手の爪をバリアに押し付けるフィリップ。口元の湾曲した模様が口のように開き、鋭利な牙を生やしてそこに噛みつく。幾重にも重なったバリアがまとめて引き裂かれ、中央に大穴が開いた。21 #WR
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 その中へ両手を伸ばし、強引に穴の口を開く。バリアを突破したWはディケイドを両腕の刃で切りつけ、首筋に思い切り噛みついた。血を噴き、患部を抑えて苦しがるディケイドを蹴り付け、仮面ライダーファングは雄叫びを上げた。22 #WR
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「おい、どうなってんだよフィリップ。どうして白一色になるんだ、なんで口から牙が生えてくるんだよ」 [――このメモリに記憶されているのは”Wのすべて”。その全てを自由に呼び出し、行使出来るのがこのメモリの”能力”。つまり、『なんでもあり』という訳さ]23 #WR
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「なんでもあり、か……」翔太郎の目が子どものようにきらきらと輝く。「俺にもやらせろよフィリップ。本当になんでもありなのか、見せてもらうぜ」 [――好きにしたまえ] 「好きにするさ。まずはこいつだ!」  ――「ヒート!」[ヒート!]24 #WR
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コメント

イマジンカイザー(かり) @imazin26 2013年5月19日
まとめを更新しました。仮面ライダーW Rの脅威/帰って来てくれ仮面ライダー・チャプター9『Wのキセキ/帰ってきた魔少年』 http://togetter.com/li/505053
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