友達が太り始めた• • • それはあなたのせいかも?(笑)  

対面ソーシャルネットワークが我々の生活にどのような影響しするのか。クリスタキスのネットワーク理論から、@trinity_inc 樋口耕太郎さんの魚群という世界観のツイートまとめ
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樋口耕太郎 @trinity_inc

私が、沖縄基地経済を重要視している理由は、それが単に沖縄の問題ではなく、その本質が日本の地方経済にほぼ共通し、ひいては日本社会経済の本質的な問題であるからです。

2013-05-06 12:09:51
樋口耕太郎 @trinity_inc

私が沖縄の補助金依存体質と、その経済構造に首まで浸かった状況についてコメントするのは、決して沖縄を批判するためではなく、この問題に向き合うことによって、沖縄社会はもちろん、日本の根源的な問題を理解する有力な手がかりが得られると信じているからです。

2013-05-06 12:10:06
樋口耕太郎 @trinity_inc

複雑な生態系社会では、症状の場所に原因は存在しません。沖縄問題はそれがどれだけ大きなものであっても、やはり症状に過ぎず、その場所にいくら対症療法を施しても、治癒することはあり得ないでしょう。

2013-05-06 12:10:25
樋口耕太郎 @trinity_inc

私の認識は、沖縄は日本社会の構造問題が症状として吹き出し、もっとも顕著に表面化している場所であると考えています。

2013-05-06 12:10:49
樋口耕太郎 @trinity_inc

そのため、本土の人たちが、これを「沖縄問題」と解釈しているのは、とても「もったいない」気がします。私は、沖縄が日本問題の本質にもっとも近い場所だと考えていますし、私がこの地に拘る理由の一つでもあります。

2013-05-06 12:11:27
樋口耕太郎 @trinity_inc

逆に、沖縄がこの問題に正面から向き合い、自ら回答を導くことができれば、その「解」は日本全体の問題を解くカギとなるでしょう。

2013-05-06 12:15:01
樋口耕太郎 @trinity_inc

沖縄は本土復帰以来、「してもらうこと」に大いに関心を示してきました。しかしながら、世の中の本質は、「してもらうこと」で栄えた人も、事業も、社会も存在しないということです。自分たちの将来を切り開く唯一の方法は、「人の役に立つこと」です。

2013-05-06 12:17:39
樋口耕太郎 @trinity_inc

次世代社会の沖縄は、「してもらう」世界観を手放し、「してあげる」行動をいかに広めるか、という私たちの姿勢にかかっていると思います。

2013-05-06 12:19:14
樋口耕太郎 @trinity_inc

「我々がいかに社会の役に立つか」。この問いが沖縄(に限りませんが)の自立への一歩となるでしょう。

2013-05-06 12:23:35
樋口耕太郎 @trinity_inc

(自立とは役に立つということ)

2013-05-06 12:24:19
樋口耕太郎 @trinity_inc

http://t.co/tLU3QlDkXW 以下は私なりの勝手な解釈ですが、クリスタキスのネットワーク理論が明らかにすることは、社会は「魚群」のようなものだということではないでしょうか。

2013-05-22 03:43:52
樋口耕太郎 @trinity_inc

私たちは誰もが自分で自分の人生における選択を行っていると考えていますが、実は、魚群が進む方向 に著しい影響を受けているのでしょう。

2013-05-22 03:44:16
樋口耕太郎 @trinity_inc

例えば、私たちは毎日自分が会社に着ていく服を「選択」していますが、そもそも、服を着るあるいはスーツを着るとい う社会規範を大前提にしており、私たちの「選択」がその規範を逸脱することは殆どありません。

2013-05-22 03:44:22
樋口耕太郎 @trinity_inc

また例えば、私たちが「自分は最近幸福度が増したなぁ」、あるいは、「自分は明るい人間だ」と考えたとしても、実はその原因を担っているのは、自分が会ったこともない友人の友人の、贈与的な生き方に依る可能性が、想像以上に高いということです。

2013-05-22 03:44:42
樋口耕太郎 @trinity_inc

もっとも、個人が「自分の選択 だ」と認識していながら、実はその他の要素に多大な影響を受けているということは、必ずしも悪いことばかりではありません。

2013-05-22 03:45:11
樋口耕太郎 @trinity_inc

社会のそれぞれの構成要員が各 人の世界観に従って(つまり、主観的に)ほぼ例外なく「主体的な」選択をしていながら、同時にネットワーク全体が一つの統合された選択を行うという、一見 背反した現象を矛盾なく統合するためです。

2013-05-22 03:45:15
樋口耕太郎 @trinity_inc

同様に、事業再生の観点でも、私は、誰が再生の起点になっているのかが、一見明確でないものこそが、事業再生の理想形態ではないかと思っています。

2013-05-22 03:45:34
樋口耕太郎 @trinity_inc

誰が起点かが明確でないということは、逆に考えれば、各人が主体的に行動していると考えていることを示しますので、それぞれの構成員は例外なく、誰かのためではなく、みんなが自分のために行動した結果、自分のこととして、事業や地域が再生するということになります。

2013-05-22 03:45:49
樋口耕太郎 @trinity_inc

沖縄大学でも、入学者数、評定、就職活動、成績などなど、確かにこの1年間で驚くほど多様な経営指標がことごとく改善していることは事実ですが、だからといって、それは誰かが起点になっているという議論を展開すれば、怒り出す人の方が多いかもしれません。

2013-05-22 03:46:04
樋口耕太郎 @trinity_inc

しかし、そのような(人が怒り出すような)状況こそが、事業再生の成功をもっとも示していると思うのです。

2013-05-22 03:46:21
樋口耕太郎 @trinity_inc

また、「魚群」の進行方向は頻 繁に変更されるわけですが、その時々で方向性を決める「一匹」は、組織的なリーダーとはまったく無関係だという特徴があります。これは、私の組織運営の実 感とも一致しており、実際に組織に影響を与えている人物は、意外なくらい地位とは無関係だったりします。

2013-05-22 03:46:36
樋口耕太郎 @trinity_inc

その構成員(一匹)は組織的に力があるとは認知されておらず、多くの場合本人さえも自分が果たしている重大な機能に気がついていません。

2013-05-22 03:46:59
樋口耕太郎 @trinity_inc

ところが、そのような人物が組 織から離れてしまうと、組織が急速に劣化し、場合によっては破綻に瀕するほどのインパクトを及ぼすことが(少なくとも私の目には)良くあるのですが、

2013-05-22 03:47:27
樋口耕太郎 @trinity_inc

これについても、経営者はそのような認識がないために、一体組織に何が起こったのか、業績が悪化した原因は何なのか、殆ど当てのない宝探しのような状態で、さらに混乱を深めがちです。

2013-05-22 03:47:43
樋口耕太郎 @trinity_inc

いずれにせよ、このような社会 ネットワークの原理とメカニズムを理解することができれば、そして、「一匹」の魚が魚群全体の進行方向を変えるの要素を学ぶことができれば、一介の教員 であれ、パートタイマーであれ、組織を全体最適に導くことは、それほど難しいことではないのだと思うのです。

2013-05-22 03:48:06