どれほどたくさんの男の人としゃべっても、未だに思春期の時に腕に有刺鉄線巻いてた人がおらへん。イキって腕に有刺鉄線巻いてたのって僕だけですか?
2013-05-23 17:12:10腕に有刺鉄線、ニチイで買ったタトゥーシール、ドクロのTシャツ、破れまくりのGパン、髪はジェルで逆立てて、靴はスポルディング、というのが中学生の時の最強ファッションでした。夏祭りの日には、この恰好で歩いてて小学生にカツアゲされました
2013-05-23 17:14:59小学生にカツアゲされた時サイフには6円しか入ってなくて、結局逆に「これやるわ」と小学生から300円もらいました。わたあめを買って、家に帰りました
2013-05-23 17:16:24「あれ?もう帰ってきたん」という母の言葉を背に受け、家のベランダでカルピスを飲みながら見た花火は、とてもキレイでした。腕は有刺鉄線のせいで血まみれでした。タトゥーシールの跡はかぶれて真っ赤になりました
2013-05-23 17:18:12いいですか、今から高校生の時の夏祭りのツラい話をしますけど、僕のアイコンの右下あたりに表示されてる「フォローをやめる」っていうボタンだけは、押さないでくださいね
2013-05-23 17:32:54高校二年の夏のお話です。当時僕は中学高校と男子校だったので、女子と会話する機会は皆無でした。そんな中、友達が他校の女子たちと夏祭りに行くので、一緒にくる?と言われました。当然答えはイエス、僕は夏祭りに参加することになったのです。
2013-05-23 17:36:59だいたい人数は男7女子5という比率です。20時の花火までは屋台のある大通りをウロウロします。当然僕はイモって、女子とは全くしゃべらず、しかもCDショップでタダでもらえるポスターコーナーで尾崎豊のポスターをディグっているうちに、はぐれてしまいひとりになりました。
2013-05-23 17:43:29「もう帰ろうかな」そう思った時、グループの女子のうちのひとりが僕を探しに来てくれました。S美さんとします。S美さんはとても活発でキレイで、グループの中でも一番人気の女子です。その時僕は思ったんです。
2013-05-23 17:47:14本気でそう思ったんです。そして、女性としゃべったことはないものの、Hot Dog PressとBOYS BE...で予習はできています。僕はS美さんと屋台を巡り、みんなを探すフリをしながら花火までの時間をかせぎました。
2013-05-23 17:49:48そして花火の時間がきました。ちなみにこの時点で、僕の腕は有刺鉄線で血まみれになっています。火照る身体から噴き出る汗が傷口に染みる痛みに堪えつつ、花火が見えるスポットを探します。
2013-05-23 17:59:01S美さんが「もう、ここで見よっか!」と言った場所、それは全く人気のない茂みの中でした。BOYS BE...で見た事が現実に起きつつあります。必死で漫画で読んだ内容を復唱しながら、腰を下ろしました。
2013-05-23 18:00:44