カンボジア 未来のため、歴史に学ぶ

Masato Omori @aiueomori_m

（9）しかし、この国が過去を払拭し、本当の意味での成長を遂げ、平和を獲得するためには、暗く目を背けたくなる過去に蓋をするのではなく、歴史を直視し、2度と同じような惨状が繰り返されないよう、歴史に学ぶ必要があるだろう。 http://t.co/STfoVDozp1

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（8）しかし、現在のカンボジアの学校教育では、当時の歴史を教えることはないのだという。これは、当事者であった世代が教鞭をとる時代となり、過去の辛く重い歴史を思い返したくないという気持ちの表れであろう。前述したが、キリングフィールドに関しては、存在自体が認知されてない場合するある。

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（7）この虐殺により命を落とした人々は、200万人とも300万人とも言われており、これは当時のカンボジアの全人口の1/3、もしくは1/2にも値することからも、その異常性が分かる。虐殺の結果、現在、カンボジアの人口ピラミッドは、30歳以下の人口が極端に多い形となっている。

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（6）当時、S21の隠名で呼ばれていたトゥールスレン収容所は、学校を改築し、虐殺の舞台として用いたという背景があり、建物の構造や、今も残る鉄棒・黒板からその名残を確認できる。また、いたる所に血糊が染み付き、虐殺の歴史を物語る。 http://t.co/u6RLj7l5fI

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（5）プノンペンには、チェンエクのキリングフィールドと並ぶ、トゥールスレン収容所と呼ばれる、虐殺の歴史を語る史跡がある。 ここでは2年9ヶ月の間に約2万人もの人々が収容され、生還した者はわずか10名ほどであった。 http://t.co/DUvbPSO4Ml

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（4）ポル･ポトは集団での生活を強い、農耕を行わせるサハコーという共同体を設置した。これにより人々は相互監視の状態に置かれ、あらゆる自由を奪われた結果、常に密告や粛清の恐怖に怯えることとなる。また、サハコーに組み込まれた者の多くは、都市部から農村部に強制移住させられた者であった。

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（3）当時、粛清の対象とされたのは、教師や医者などの所謂インテリ層の者であったが、眼鏡をかけているために嫌疑をかけられ殺害されるなど、残酷を極めた。また、次第に一般民衆も密告や嫌疑により虐殺されることとなる。 http://t.co/raVnTsAkx6

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（2）中でも最も有名なものは、プノンペン近郊に位置するチェンエクのキリングフィールドであろう。訪れる者は世界各地から訪れた旅行者ばかりで、カンボジアの者がここを訪れることは少なく、また認知されていない場合も多い。 http://t.co/fl8VsiFFIn

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（1）カンボジア各地には、キリングフィールドと呼称される地が多く存在する。文字通り、ポル･ポト派による大虐殺が行われ、遺体が棄てられた場所を表す総称である。現在は当時の凄惨さを後世に伝えるための負の遺跡となっている。 http://t.co/HSVxOiLSZH

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昨日に引き続き、カンボジアに関しての連続ツイートを行います。 昨日のツイートはコラムとして以下のＵＲＬにまとめてありますので、是非ご覧になってください。 http://t.co/NwaIvsateB