2013年5月24日

アニメ「キューティーハニー」と派生作品の補完関係

アニメ「キューティーハニー」を理解するのに、実写版を含めた他の派生作品が有効であると気づいてみたり・・・
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波のまにまに☆ @namima2

「キューティーハニー」って作品は、永井豪の漫画原作と最初のアニメから派生して、「F」や庵野秀明監督による実写版映画、ガイナックスによるOVAアニメ、深夜枠で放送された「~THE LIVE」と様々な作品が作られたけれど、物語の中心にあるのは「空中元素固定装置」の存在だ。

2013-05-23 21:18:37
波のまにまに☆ @namima2

最初のアニメ版は、ハニーが親の仇であるパンサークローとの戦いが中心だけど、本質的に「ハニー」の物語の基本はスパイアクションで、ハニーの七変化はそれ以前に映画で人気を博した「多羅尾伴内」シリーズが下敷きにあり、永井豪的なお色気コメディの部分を加えて構成されている。

2013-05-23 21:21:57
波のまにまに☆ @namima2

この呑気なお色気コメディ部分が突出しすぎたきらいはあるが、本質的な「ハニー」の面白さってスパイアクションの部分だと思うのですよ。「あるときは写真家、あるときは謎のレーサー・・・」って件ですね。パンサークローの犯罪を少しずつ暴き、事件の核心を掴んで正体を明かして、敵を倒してエンド。

2013-05-23 21:24:53
波のまにまに☆ @namima2

ところがこの呑気なお色気コメディ部分がクローズアップされたせいか、その後の派生作品ではハニー自身がはっきりと白痴化してしまう。私には正直これがどうにも解せなくて、ずっと嫌だなと思ってたんですけどね。んでここで「空中元素固定装置」がものすごく意味を持ってくるんですね。

2013-05-23 21:27:03
波のまにまに☆ @namima2

派生作品における「白痴化したハニー」って、要は「空中元素固定装の器でしかないハニー」という意味で、パンサークローはハニーが装置を持っているからこそ付け狙いはするけれど、ハニーというキャラクターにはなんの興味もないですね。

2013-05-23 21:29:06
波のまにまに☆ @namima2

ところが聖児さんをはじめとするハニーの周辺人物は、ハニーのキャラクターを愛しこそすれ、装置自体に興味が無い。それは派生作品でも同様で、それゆえに自分を装置の器ではなく人として扱ってくれる人々のために、ハニーは戦うという物語構造がある。

2013-05-23 21:31:18
波のまにまに☆ @namima2

この構造自体、最初のハニーのアニメにもあるはずなんだけど、呑気なお色気コメディに隠れて後退してしまい、ハニーが戦う理由自体が親の敵討ちになっちゃってる。んで、派生作品の「白痴化したハニー」のおかげで、かえってハニーの戦う理由が浮き彫りになるという、皮肉な話。

2013-05-23 21:34:09
波のまにまに☆ @namima2

このあたり、庵野の実写作品やガイナックスによるOVAだとわりと明確に描かれていて、ハニーは常に寂しい存在としてわざと描かれている。その寂しさを埋めるハニーを愛してくれる人々の存在がハニーを強くする。庵野さんがはっきりと自覚的にこれをイメージしていたかどうかは知らないけれど。

2013-05-23 21:36:22
波のまにまに☆ @namima2

そんなわけで、「キューティーハニー」って最初のアニメ作品が本当に素晴らしくって、その後の派生作品なんか比べものにならないほど面白いんだけど、その後の派生作品があって、初めてそのテーマ自体を補完できるようになったんだなって、そんなことを考えてみました。

2013-05-23 21:40:23

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