超人ロック昔語り、および初心者へのおすすめ
- chichiyasu
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『同期生』を読んで一条ゆかり先生のメカアシさんたちは相互に面識あったりするのかなーとぼんやり考えてたりしたので、弓月光先生が『ライザ』持ってる発言にワクワクしてみたりなど
2013-05-21 20:48:15マンガの加筆といえば、なんといっても手塚先生の大手術が有名だけど、青池先生の「アル・カサル」における加筆も凄かった。何ページ加筆といって、増えたページの総数であって、細かくあちこちに手が入っていて、ページどころかコマが挿入されていたりする。「魔弾の射手」もそれなりに凄かった。
2013-05-22 16:26:41ぼくが記憶に残っているものでは、F先生の「のび太の恐竜」における短編に接木して、長編を作り上げたマジックも驚いたものだ。小説とかだとたまに見かける手法ではあるけど、マンガでは珍しそう。
2013-05-22 16:29:41神坂さんの「シルクロード・シリーズ」の一編、「ゾマの祭り」における加筆は確か見開きひとつだったが、それで作品の印象がかなり変化した。絵柄が変化したため、ちょっと浮いていたのは残念であったけど…。そして…。つづきは後ほど。
2013-05-22 16:32:57データ上でコマの切り離し、縮小、拡大、移動といった煩雑なプロセスが、ありふれたパソコンを使って比較的短時間で行えるようになった現代。手塚先生が貴重な生原稿を切り刻んでやっていたことが、暴挙に見えるかもしれない。
2013-05-22 17:28:47僕らの立場かつ現在の感覚でそれをいうと暴論なんだけど、マンガの原稿には印刷物の版下としての意味があることは否めない。
2013-05-22 22:19:5120年以上前に、仕事を大量にやっているので、原稿の置場所に困って、マイクロフィルム化した大家の先生とか…。友人にも邪魔なんで、大量の画稿をゴミとして捨てたなんて先生も存在するし…。データ化して、原稿を古書店に売った例も聞いたことがある。
2013-05-22 22:27:04さてと一連の呟きを当初予定通り着地させるべきか、違う方向に行くべきか悩みどころ。前に書いたのと重複するのもどうかな。まあ、一旦この件は離脱!
2013-05-22 22:34:55乾式コピーのグレードが低かった時代だと、原稿を切り張りして何とかするしかなかったというのは、ぼく個人はすごくわかるんですけど、たぶんぼくより若い年齢層にはいまいち理解しがたい。あの時代、紙焼き(白黒写真同様に、印画紙に焼き付けたもの)を作って使用するという選択肢が→
2013-05-23 04:51:06→ないこともなかったわけですが、印画紙はペンやホワイトとの相性(描き味や弾き方)が最悪ですし、コストも時間もかかる。コピーはグレードが高くなっても、定着も悪いし(フィキサチーフで補えなくもないが)、トレぺだと味がなくなるし、めんどくさい。ベストではなくても、ベターな選択肢→
2013-05-23 04:55:31そういえば、ジャンプで打ち切りに終わったマンガの単行本とかも、けっこう切り張りによるラストの再構成を見かけたような気もする。
2013-05-23 05:01:03で、やっぱりロックの話題になったちゃうわけです。『超人ロック』といえば、スコラ版年代記構成の際の加筆が有名ですが、近年の「ニルヴァーナ」におけるクライマックスの派手な(かつすばらしい)加筆ぐらいしか、あまり語られない気がする。
2013-05-23 05:06:36これも随分前のつぶやきの繰り返しですが、ぼくがよく覚えているのは「ジュナンの子」と「ライザ」(いずれもオリジナル版)における大規模な加筆ですね。「ジュナンの子」は最初の単行本は持っていないし、初期4作のSGシリーズ別巻バージョンは、カバーイラストが絵柄が確立した後のものなんで→
2013-05-23 05:11:23→いろいろややこしく、ジュナンは初見時、いつ描かれたのかよくわからないような絵柄があれこれ同居する作品に感じましたが、加筆部分の内容も充実しており、好きですね。「ライザ」も前編発表後から、一括発表されたG2版まで時期があったこともあり、冒頭部分と後半部分の描き下ろしと当初発表→
2013-05-23 05:15:50→されたパートとの絵柄はかなり変わっています。でも、何よりもあれの加筆で驚いたのが…。ここからはだいぶまえのつぶやきの繰り返しになります。
2013-05-23 05:17:00補足として、雑誌で未完であった「ソード・オブ・ネメシス」やウェブの2話の後の新版「ライザ」の新規執筆パートについて忘れたわけではないので! 念のために!
2013-05-23 05:19:54原稿をマイクロフィルム化した(一枚いくらかかったのであろうか)先生の原稿は(保存スペースを減らすために)一時期コピー用紙レベルの厚さの上質紙に描かれたため、スクリーントーンを切る際、カッターが貫通しないように、アシスタントのみなさんが苦労されたそうですね。
2013-05-23 05:32:39