ヨットは向かい風を力にしても前進する。半ば格言として、半ば現実の知恵として、これは世の中の多くの仕事に転用すべきと思う。何かしようとすると大概横槍や妨害などが入るのは、将棋でも軍事でもビジネスでも同様だろう。そんなとき向かい風を自分のパワーに変えてゆく力の有無はかなり決定的かも。
2013-05-23 19:02:47「向かい風をパワーに」を処世訓と捉えるのも悪くはないが、実際にメカニズムを考えればヒントになる。ヨットの場合、帆の形状が幸いして向かい風が揚力を産むので、それを分力して前進の推力成分を抽出するわけだが一般の仕事でも似たような事が出来る面がある。柔道でも敵の力や体重を利用する訳だし
2013-05-23 19:05:16何であれ直線的に突き進むのはポキポキと折れやすいし議論であればしばしば脆弱、プロジェクトであればリスクに弱いというべきだろう。わざわざ自ら好んで拙劣なこと、幼稚で危なっかしいことをするべきではないと思う。「我に七難八苦を」(山中鹿之助)とは古いけれどこれも推力源と思えば合理的かも
2013-05-23 19:08:24お、日付が変わっていました。どこかの国の新聞のお寒い社説もお粗末ですが、別の国の政治家諸氏の中にもまけず劣らず粗末の極みがいるものです。嗚呼、君子いずくにぞあらむ! http://t.co/c2HbuzhLzQ 政治家のあまりに情けない従軍慰安婦発言
2013-05-24 00:14:52日本国内の集票だけを頭においてメディアで発言する政治屋さんは、外交に関わる発言はもとより業務にタッチするのは控えてもらったほうが国のためだし国民のためだ。昨今の浅ましい日本語が、いったいどういう外国語、たとえば英語に訳されて国際社会に流布しているか分かってるのか?単なる恥じ晒し。
2013-05-24 12:37:14無数にある一例を引くとUK International Business Times http://t.co/ceDsxHdvVs 日本では政令指定都市の首長が US Troops Used Japanese Sex Slave Too"発言と。これを国恥といい、国益沮喪という。
2013-05-24 12:42:49国内選挙で政権はコロコロ変わっても国際関係は別のカレンダーで動き、国交や条約、紛争などもコップの中の嵐とは無関係。永年の外交努力によってどうにか培われた平和や有効関係を、馬鹿馬鹿しい衆愚票取り狙いなんぞで軽んじてよいわけがなく、政治屋はまずは日本外交の現状を基礎から学ぶ必要がある
2013-05-24 12:45:24「一度選挙に選ばれたからは今までの経緯なんて関係なし、僕ちゃんの好きにするからね」式の田舎臭い無見識をなんとかしなければいけない。これはこういう馬鹿な振る舞いを面白がったり喜んだりする有権者動向に原因があるもので、外交医療学術などエクスパティーズが求められる領域に衆愚制は有害無益
2013-05-24 12:53:08こうした一つ一つはくだらない小さな情報が、日常的に「日本は右傾化が進んでいる」といった国際観測の傍証と取られ、それが現実の多国間交渉などにマイナスの影響を確実に及ぼす、そういう交渉ベースのリアルな国益を平気で損なうネット右翼のようなものも、本当に有害無益。
2013-05-24 12:55:26このところ、寝る前に曽祖父の手記など古い外交資料に目を通しながらいつの間にか眠ってしまうのだが、来る6月18日は「海外移民の日」1908年4月神戸を出た笠戸丸がサントス港に到着て105年目のブラジル移民の日になる。この初回移民はほぼ100%逃散してしまいまともな移民にならなかった
2013-05-24 12:58:58初回ブラジル移民が失敗した経緯は、借地農として契約移民で入るわけだが、当初の作付けから収穫までの間食いつなぐ資金にも事欠き、原価償却やリスクヘッジの仕掛けもないまま掛売りで食料など購入してゆけば借金がかさむのは当然で、結局夜逃げして都市部流入、殖民は失敗という経緯であったらしい。
2013-05-24 13:01:27入植先の農地で食いあげ、借金がかさんで夜逃げした移民が、都市部に入って日銭を稼ごうというとき、手っ取り早いひとつに「醜業」売春がある。売笑窟、阿片窟、鉄火場など、詰まるところある種の慰安商売は、入植など堅気な実体経済の育成に失敗する経緯で出てくる性質と理解しておく必要があるだろう
2013-05-24 13:05:40こうした経緯は108年前ブラジルの話だけではなく21世紀の現在でも、たとえば紛争後アフリカの各地で見られる風景だ。本来はロングテールの堅気な実体経済を成長させねば国民生活の安定や真の意味での繁栄にはつながらない。だがそこでドロップアウトし手っ取り早く日銭を稼ぐ典型に「醜業」がある
2013-05-24 13:09:16一国の公職にある者が慰安婦関連を「歴史認識」問題と勘違いして不用意な事を言うのも言語道断だが、現在の駐留米軍にsex slave云々はもはや問題外「かつてそういう事があった」というだけでも、現代では通用しない倫理的汚点になる。それを今後の施策として首長が提案?早期辞職すべきでは?
2013-05-24 15:26:07というのは、日本のゆるいマスコミ趨勢では記憶の半減期が1、2週間で一月もすれば昔の話になってしまう、そういうテレビ芸人で出てきた連中はしゃあしゃあとしているけれど、外交面での失言はマイナスカードとして永久に切られ続けるものだから、こういうのは国の表に出してはいけない訳です。
2013-05-24 15:27:30人はTPOが限定されると色々きれいごとを言う。たとえば男女雇用均等とか人権擁護だとか道徳とか倫理とか。しかしふとした拍子にホンネが出て(と思われている)「多くの一般市民婦女子を性犯罪被害から守るために」一部の性風俗従事者が肩代わりする施策まがいを公職在任者が「提案」してしまっては
2013-05-24 15:31:11結局は「そういう常識」がまかり通る国であり、またそういう発言を平気で出来る人間が、公選によって選ばれて公職についている、そういう国でありますよ、と国際社会に現在進行形で喧伝している事。被害を最小限に抑えるべく国としてはどのようにフォローすべきか等、冷静な分別で考えなければならない
2013-05-24 15:32:52外交には感覚が必要だ。それなしに井戸の中でカエルが自論を正論と信じて中途半端に大きな声で鳴いたりするから、おかしな間違いが起きるわけです。素人の出る幕でないところに手や首を突っ込んでおかしくなるというのは、リスクの関わるあらゆる局面に共通する話でもあります。防衛、エネルギー・・・
2013-05-24 15:40:46少し前、いろいろ揚げ足を取られかけたりもしましたが、私は「プロはプロ、専門知は専門知」という部分を大切に考えています。よく言うのは、たとえば難病に掛かったとき、治療法を素人の多数決で決めるのと、専門医の慎重な判断を優先するのと、どちらが結果が思わしいかという話。全く同様であって
2013-05-24 15:43:10現在問題になっているのは「高度な専門知を要する問題に、素人の多数決で選ばれた素人が、アドリブで判断し取り返しのつかない言行を現在進行形で続けている」という状態に近いと思います。この国は何かを育て損なっているんだよな、詰まるところそれで、公衆が育っていない、そのツケのひとつがコレ。
2013-05-24 15:46:24および、現状は出来るだけ正しく認識するのがよいと思います。明らかに法に触れる犯罪行為は、適切に遵法的に刑事司法のプロセスで処罰されている。再発防止のための施策を検討しているはずの文脈であって、ピントの外れた話をしても、嚙み合わないことになる。
2013-05-24 15:50:28民主主義というものを、金科玉条の絶対的によいものであるかのごとく誤解するのは明らかに間違っています。デモクラシーという言葉は20世紀に入るまで衆愚の意でネガティブに使われることも少なくなかった。群盲象を撫でる式の「動かない状態」も容易に作り出してしまう。
2013-05-24 15:52:36「従来の政府見解」と異なる内容を公職にある人間が口にすると、まあ少なくともまず関連の官僚集団はみな神経質になります、とくに素人が暴論を吐いたりした日には、明らかに国に迷惑が掛かると職業人として正味知ってる訳だから。公務員を斬れば格好良く人気が出るポーズを学習してたりしてタチが悪い
2013-05-24 15:58:01容易に予想された、表面的な言葉遊びで「高度な専門知」「エネルギー」と記したら「福島」とコメントがありました。私が怒っているのはまさにそこです。専門知に「任せ」て思考を停止するからバカになる。で、公衆が育たない。自ら調べ、自ら学んで、すこしでもマシな人間になる努力が万人に必要です。
2013-05-24 20:17:39政治家が有権者に対して決して口にしないのがこのポイントです。実際、国民の大半は、ある種の内容について思考も学習もせず、怠惰ないし受身であなた任せでありながら、何かあるとクレーマー然とするという、もし学生で考えるならどうしようもない特徴をしっかり保持している。これはダメの道筋。
2013-05-24 20:19:05